♪ふるさとの春♪
雪がとけたので、田舎通いもがんばっています。車を走らせながら、
「♪こぶし咲く~~あぁぁあ北国の~♪」と、千昌夫の歌を口ずさむ。
でも。。。そもそも岡山なんだから北国じゃないし、千昌夫と聞いて「おお~」とうなずいてくれる人もだんだん少なくなってきてるし、カーステレオから流れているのはHYDE様の声だし・・・(3月6日大阪城ホールのライブ、最高でした!)
いや、そもそも私は生まれも育ちも神戸だから、「こぶし咲くふるさと」じゃないやろ~。しかし!なぜか、「ふるさと」というと、子どもの頃に長い休みを過ごした祖父母の家が目に浮かぶのです。1日じゅう川で遊び、山道を歩き、雨の日は蔵の裏で何時間もアリジゴクの巣を見ていたなあ。
春休み、田んぼ道を歩いていたら窪地に落ちてしまい、そこにツクシがびっしり生えているのを見つけたこともありました。大急ぎで取ってきたかごにツクシを山盛り入れて帰り、祖母が佃煮にしてくれたのが本当においしかったのを今もよく覚えています。
そうそう、もう一つ、これもあざやかに思い出すことがあります。小学3年生の夏休みの終わり、台風が来た時のことです。今なら空を飛んで向かいの山に行けると真剣に信じて自作の羽(竹ひごと新聞紙!)をつけ、蛇の目傘を持って畑の向こうの崖からジャンプし、大変な目にあったのでした。草地に落ちたのでけがはしなかったけれども泥んこになって、体の弱い祖母の仕事を増やしてさんざん叱られました。「あほちゃうか」と、あの頃の自分に言ってやりたいのですが、準備をしているときの、あのワクワクした気持ちは忘れられません。いまだに「あほちゃうか」ということを真剣にやろうとする性格が50年たっても残っているのを感じるときがあります。(何をしようとしているかは、聞かんとってください。)
こぶしの花も桜もまだ先のことですが、小さな花があちこちに咲いています。そして今の時期は杉の花も満開?!で、山がちょっと黄色く見えます。やっとおさまりかけていた花粉症もあっという間に逆戻りだ~~(*_*;
麓の町からガス工事に来てくれた職人さんたちが「ここに来るとさっそく鼻がムズムズする。」と話しておられました。私だけじゃない、とちょっとうれしいかも(笑)
地元の農業法人と契約を結んで、4月から実習生に母屋を貸すことになりました。冬の間に、うっかりして風呂場の水道を凍結・破裂させてしまい、それと(これは寒さのせいではないが)薪で焚いていた古いボイラーも壊れてとうとうプロパンガスに替えないといけなくなり、工事をしてもらいました。(無職の身に出費がこたえるわ~('ω'))
でも、農業法人の若い人たちが畑や家のまわりにうっそうと生えていた木を切ってくれて、大助かりです。ありがとうございました!
正直なところ「古い家と土地はめんどくさい~~!できるものなら売るか、自治体に寄付するかしたいところだが、引き受け手もないしなあ。」と思うこともあります。その一方で「ふるさと」を大事にしたいという気持ちもあるのです。体が元気で動ける間は、がんばります。
この人のブログを読むたび、「私も中途半端なことをせず、地に足つけた生活をしたいけれども・・・あまりにも力不足で道は遠いなあ。」と、つくづく思うばかりです。
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