アメリカの知財訴訟書面を見るには
アメリカの知財訴訟書面を見るにはどのようにしたら良いのでしょうか?
そもそもそのような機会に出会うことは少ないと思いますが、今回ふと調べたくなったのです。
PACERを使う
参考にしたのは、以下のYoutubeでした。
Open Legal Communityさん、ありがとうございます。
PERCERの特徴
訴訟の検索ができる
訴訟の書面を見ることができる
有料!(ただし、無料枠が存在します)
PACER登録方法
まずは、アカウントを作成する必要があります。
Register for an Account > PACER – Case Search Only
住所等必要事項を入れる。
PINがアメリカからAIRMAILで届くので、PINを登録すると使えるようになります。1-2週間ぐらいでした。
クレジットカードが登録できない
4の後にクレジットカードを登録すると、PINが届く前に利用することができます。ただ、私の場合には5つぐらいクレジットカードを試したのですが、残念ながらどれも通らず。。
メールで質問したところ、アメリカのカードでないとだめらしいと。そうですか…。
有料だけど無料枠がある
PACERに登録できたら、訴訟の検索や書類を検索できるようになりますが、1ページごとに0.10USDです。ただし、四半期ごとに30USDまで無料枠があります。尚、当事者で電子通知をもらう場合には無料とも書いてあるので、そういう方法もあるのかも。
費用の確認
訴訟の検索
今回見たいのは、以下の訴訟です。番号や内容等ででGoogleを検索すると以下のサイトが出てきました。
https://www.courtlistener.com/docket/18512674/crypton-future-media-inc-v-the-partnerships-and-unincorporated/
ありがたき、 COURT LISTENER
COURT LISTENERは、非営利で運営されている様子。もしここに見たい訴状があるならばラッキーで、経緯も載っていますし(ただし完全では無い)、書類を見たければ「Buy on PACER」ボタンを押して、ログインすれば書類も見ることができます。
PACERでの検索
COURT LISTENERに無い場合には、PACERで検索していきます。詳細は以下に譲ります…。
ざっくり話すと、
書類を見る
ここまでくれば、あとは見るだけです。COURT LISTENERもしくはHistoryからDocument Numberをクリックすると、ページとCostが出てくるので確認した上で、ダウンロードボタンを押すと見ることができます。
ところで
以上が、米国での知財訴訟書類の見方でした。
…ところで、日本で知財訴訟書類を見るにはどうしたらよいのでしょうか…。米国と同じように、オフィシャルでさっくり閲覧可能にしてほしいものです。