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布団の上で、アイデアを考えてみた
5月中旬頃に、咳が出る風邪にかかってしまい、なかなか治らない。早く風邪を治そうと、珍しく22時に寝てみるものの、結局、咳が出て寝ることができない状態。横になって、ぼうっとしているのだが、最近そういえばビジネスアイデアを探している人に出会うことが多いなと、ふと思い出し、あれやこれや考えていたら、いい具合に煮詰まったので、自分の頭の中をまるっと書き出してみる。
この記事は…
kumajoiさんの頭の中をまるっと書き出して、日頃どんな風にアイデアを考えているのか、伝える記事です。
職業柄なるだけ交流会とか飲み会には出るようにしているのだが、「福利厚生の代理店ビジネスやってるのだけど」という話題が出てきた。あ、数年前ぐらいから聞くようになってきた、あれだよなーと気づく。自分にとって必要ない商品だし、興味はまるでないのだけど、手法はともかく、商売の基本って安く仕入れて高く売るだよなぁと思ったり。
「月額いくらで、いろんな福利厚生使い放題ですよ」、あ、サブスクリプション方式(利用権を月額で購入する)って、設計さえうまくいけば、おいしい。特に、クレジットカードで契約したりすると、毎月明細ちゃんとみていても、あ、月末に解約しよう→翌月になってしまったの繰り返しを、時々してしまう(ので、最近気をつけてる)。あと、買い切りと比べて初回負担が少ないので、心理的に加入しやすい。
サブスクリプション方式って、最近多い。Netflixとか、Adobeソフトとか。そして、それが無料になると、山ほど使っているサービス増える。GoogleとかFacebookとか、あれとか、これとか。無料の代わりに、我々は情報を差し出している。そう、情報は金になる。
結局は、サービス設計がうまく出来ていて、法律違反してなくて、人に共感してもらえるサービスであれば、そのサービスはビジネスになるのだなと。一緒にするべきではないかもしれないけれど、お金の動きだけ見ると、保険と似ているように思う。毎月継続でお金を払って、事由が発生すると支払われる。で、お金のin-outの結果、利益が出ていれば、それはビジネスになる。
最近読んだハヤカワ五味さんのスライドを、ふと思い出した。言葉少なめのスライドなので、何を言いたいのか想像しながらスライドを読むと、いろいろ見えてくる。
ちなみに自分が学んだのは、「お金がない、無料が当たり前、(でも、自分のアイデンティティと思う物はさっと買ってしまう)、あとで売れば良い、インターネットは人と人の距離を近づける」。
・安く仕入れて高く売る
・サブスクリプション方式おいしい
・情報は金になる
・お金がない、無料が当たり前
ここで思い出したのが、昨年話題になった目の前のアイテムが一瞬でキャッシュに変わる、CASH。最終的に、即時買取アプリという方向性で落ち着いたが、これは素晴らしかった。送付までの日数は2週間になったが、即時現金化は継続されている。結局はサービス設計の問題であって、サービスを維持できているということは、うまいこと言っているのだろう。(個人的には、話題にならなくなった今、物量が下がってきて、想定していた数値との誤差が出やすくなって、大変なのではと思いつつ。)
つまるところは、ぶっとんだことから、想像するときっとうまくいくのだろう。方向性としては、今、有料のものを無料にする方法を考えた方が良さそうだ。代理店やるのもいいけれど、どうせサービスやるなら、自分が胴元になった方が、大変だけど楽しいし面白い。
こんなこと考えてみた。
・定期券を無料にするサービス
・大量に読む本を無料にするサービス
・朝食を無料にするサービス
…無理そうに思うが、要は情報を金に換えれば良いだけである。
そういえば今日、風邪を治すために病院に行って、薬局で薬を処方してもらった。健康保険があるとは言え、やはり薬代は高い。あ、病院情報って、あまりにもセンシティブだから、これってお金になるんじゃ。例えば、処方箋や明細をアップロードしたら、見舞金が300円振り込まれる仕組みとかどうだろう(ちなみに、「ONE」の話は後述)。今までは振込自体に手数料がかかってそんなミニマムな送金は難しかったが、なんとかPayとかなんとかmeを使えば乗り越えられそうな気がする。製薬会社にとっては営業資料になるし、健保組合にとっても行政にとっても、即時に情報を受け取れる。お金じゃなくても、なんか身体に良さそうな商品サンプルが送られてくるのでもよい。身体が弱ってるときに、プリンの無料券とか配布された日には(泣)。まぁ、この案は世論反発が強そうなので、自分はやらないけれど、要はこういう話である。写真を撮って送ると、300円になるという切り口は面白い。勝手に他人の所有物を撮るのは問題があるが、ならば、他人に怒られない物を撮れば良い。
情報は金になる。無料で得られるけれど、価値ある情報ってどこにあるのだろう。個人的に注目してるのは、行政が持っている情報かなと漠然と思ってる。
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いろいろ書いてきたけれど、今ビジネスをやっていて思うことは、それ本当にやりたいことですか?に尽きる。社長業はオーナー企業である限り、自分で決められる。今自分でやっている事業については、8割方やりたい事業だと思う。これが10割になったら、きっとスモールビジネスから脱却できるのだろうと思うけれど、自分にとっては今のところこれぐらいが丁度良い。「できるできないでなく、 やるかやらないかで世界を変える」人たちをたくさん見てきて、すごいなと思う一方、今のところは見える範囲でいいかなと。
冒頭のビジネス含め、いろいろなビジネスがある。現在自分が行っている事業も、見方を変えれば批判されやすいビジネスだ。でも、それを乗り越えられるだけの信念持ってるから、ビジネスやってる。あなたの事業を悪く言う人もいるだろうが、あなたが信念を持っているならば、それは行うべきビジネスなのだろう(顧客に受け入れられるかどうかはわからないけど)。
胸張って三方よしのビジネスと言えるか。これからも、たくさんアイデアを出す中で、最終的にしっくりくる10割のビジネスが見つけられたらと思ってる。
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…という文を、6月頭には書いていたのだけど、記事を公開するかどうか考えていたときに、ちょうど似たようなことを考えて実行した人がいるようで。現在は、一旦停止中とのことだが、すぐ再開しそうな気がする。