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痛みはあとからやってくる


5日前、いつものように、職場で商品を棚上から補充する作業をしてました。

普段なら、二段の脚立(踏み台?)を使ってるんですが、その時は一段だけの踏み台でも届く高さの場所だったので、それで作業してました。

でも、届かない商品もあって、そうなると、結局いつもの脚立に登って作業するしかない。
で、一通り終わって、脚立から降りようとした時「あっっ!!」と思ったんです。

「いや、これ、二段のやつ!!!」
時すでに遅し。気づいたら、仰向けでひっくり返ってました(笑)


しばらく動けないわたしの元に、近くにいた同僚が「ちょっと!大丈夫?」と慌てて駆け寄って、こう言いました。
「すごい音したけど、脚立から落ちたの?どこ痛い?」

すごい音したのか……。

恥ずかしいやら、面白いやらで。
自分的には大したことないと感じてたので「大丈夫、大丈夫」と言いながら、立ちあがろうとしたんです。

でも膝と尻が痛くて、思うように立ち上がれない。
慌ててその同僚が、手を貸してくれました。


「足滑らせたの?」と聞かれて思い出したんですよ。
「いや、これ、二段のやつ!!!」
って頭の中で言っていたことを。

要するに。
一段の踏み台を、途中から膝上くらいの二段脚立に変えたのに、一段のつもりで降りてしまった、ということです。
はい、ただの不注意です。

痛かったけど、とりあえず仕事は完遂させ、その日は帰りました。


問題は翌日。いや、翌々日ですかね。
もう、痛いのなんの。
ぶつけた左膝はどんどん内出血で黒くなるし、尻もちついたため(たぶんケツから落ちた)、尻と、なんなら腰も痛くて、ロキソニンを飲みながら、ど根性で仕事してました。

その様子を見ていた店長が「やっぱり労災申請しよう」と声をかけてくれたんです。

実は転倒したその日に「労災で会社に報告するね」と言ってくれたんですが。
まぁ、うちのドラッグストア、なかなかの「ブラック企業」なんですよ。

会社がなんだかんだと、申請通さないんじゃないかと思ってたし。
そもそも書類とかめんどくさいから病院行かない、とお断りしてたんです。


なによりこれ、ただの打撲だと確信してたから。
3年前、自宅の階段から落ちて仙骨にヒビ入った時の痛みと比べたら、屁でもない。
ヒビ入っても、湿布とロキソニンだけで終わりなんだから、打撲なんて病院行くだけ時間の無駄(てか、転落事故多くない?笑)。

「たとえ打撲でもタダで湿布とロキソニンもらいに行くと思えばいいんじゃない?労災には間違いないから安心して病院行きなさい」
と店長に説得されました。
……まぁ、それもそうか、事実痛いしな。


ということで、転落から4日目に、すげぇおじいちゃん先生の整形外科に行きました(3年前行った病院は休みだった)。
レントゲン見える?話聞こえる?ってくらいの、おじいちゃん(笑)

案の定「打撲」の診断と「湿布&ロキソニン」の処方でした。

そして、電話で予約した時に言われてたから覚悟はしてましたが、診察会計時「8380円になります」と言われた時「たかっっ!!」と、思わず声が漏れましたね。

まだ会社に申請をしてなかったから、そもそも労災認定されてないので当然なんですが、労災扱いは診察代も処方代も、とりあえず窓口は10割負担なんです。


この時ばかりは、国の医療保険制度がありがたい、と思いました。
でもその分、ごっそり保険料やら税金やら、払わされているんですからね。
みなさん、ドラッグストアなんかで薬買わないで、病院行きましょう(笑)

ちなみに、湿布(14枚)とロキソニン(1週間分)は、10割負担で2870円でした。
3割負担だと、1000円切るんですから、やっぱドラッグストアより病院の方がコスパ良しです!しかも同じ成分でも含有量が違うので、効きます。



話が逸れました、すみません。
とりあえず、会社勤めの皆さん(パートさん、バイトさんも)。
仕事中や通勤中にケガをした場合、迷わず労災申請しましょう!

その時は、大したことないと思っても、後から痛みだしたり、体調が悪化する場合もあります。


しかし残念ながら、労災を拒否るスーパーブラックな会社があるのも事実。
その時は「労働基準監督署」にご相談を。
当然相談料は無料です。納税してるんですから、国のサービスはフル活用しなきゃ損ですよ。

今もまだ湿布貼らないと痛いので、店長の言う通り、労災申請してよかったと思ってます。
うちがスーパーブラック企業じゃなくてよかった(笑)


では、また。







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