変える条件、変えない条件決めはスプラにおいても役に立つ
小学生の理科の実験を覚えていますか?
実験では、実験内容に応じて「変えるところ」と「変えないところ」があったはずです。水に溶ける塩の量を調べる実験の時は、「水の量は変えてはいけない」が、「溶かす水の温度」は変えて調べても良い。
その後、「溶かす塩の量を増やす」という実験を開始し、その時も「水の量は変化させない」というようにしていたはずです。
これを、対象実験といいます。
【対照実験】ある条件の効果を調べるために、他の条件は全く同じにして、その条件のみを除いて行う実験。除いたときと除かないときの結果を比較する。医療や統計学では対照試験ともいう。コントロール実験。
https://kotobank.jp/word/%E5%AF%BE%E7%85%A7%E5%AE%9F%E9%A8%93-689329
実は、スプラトゥーンで上手くなっていく過程でも、このように一つずつ変えていきます。
複数の物事を同時に変えてしまうと、何が良かったのかわかりません。
ギアも変えたし立ち回りも変えて、常に人数把握と敵の編成による立ち位置の変化もさせた方がいいし、相手のギアも見て、ステージのオブジェクトについても考えよう……とか、正直多すぎます。
もしも、多くのことをやりたい!のであれば、抑えの目標は1キル入れる!打開の目標はスペシャルを味方と合わせる!中央拮抗状態は……etcというように「状況に応じた目標」を決めて、常に人数把握とかは除去しましょう。同時には行えません。
うまくなっていくためには、自分にとって変えなければならないほど弱いところはたくさんあります。
しかし、それでも一つずつ行動&アクションを変化させて、自分には合っているのかいないのか。現在の自分のキャラコンやエイムで実現可能な立ち回りであったかそうではないか。
小さなことを少しずつ変えていく。欲張りすぎて全てに意識を向けすぎない。これが大切だと思います。
ちなみに、どうしても複数個目標を諦めきれないという方は、それがどれほど非効率的かについて知ることで一つ一つ決めることの重要性を知り、自分の行動に落とし込むことが出来るのではないかと思います。参考例として、マルチタスクのデメリットにはなりますが、こちらの記事のようなものがありました。
マルチタスクの弊害、デメリット
では、マルチタスクを行うとどのような状態に陥るのでしょうか。
ここではマルチタスクを行うことにより発生する弊害やデメリットについて解説します。
マルチタスクはシングルタスクに比べ+40%の時間がかかる
アメリカ心理学会によるいくつかの研究では、マルチタスクだと思っていることは効果がなく、非効率的であることを示しています。 研究によると、あるタスクから別のタスク に切り替える際、タスクの移行はスムーズには行われずタイムラグ(スイッチングコスト)が発生します。
マルチタスクは、シングルタスクに比べ40%も多くの時間がかかり、複雑なタスクの場合はさらに時間がかかることが研究結果でわかっています。
https://www.crowdlog.jp/blog/129520/
デメリットを知れば知るほど、やめよう。と思えます。私の場合ですが、参考になれば幸いです。
1つ1つ変えて自分の立ち回りを実験する…というような気持ちでもよいのかもしれません。
ちなみに、以前のふぉーちゃんの目標は「大きく下がるタイミングと小さく下がるタイミングの見極め方を考える」でした。
現在のふぉーちゃんの目標は「最も勝率が上がる味方と自分の人数配置を考える」です。
これは最後の小話ですが、上手くいくダイエットなどでも1つだけを取り入れるのがオススメです。朝バナナも、スクワットも、食料制限も、もちろん全て取り入れた方が良いに決まっていますが、どれが最も自分のダイエットに貢献したのか、どれが結果に結びついたのかわかりません。
遠いように見えて、実は一つずつに向き合っていく方が、近道だったりもします。