ピヨピヨと進む
テンションを上げたくて『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』(サンボマスター)を何回も聴いた。
悲しみとか気にしている過去とかをなりふり構わず吹っ飛ばしてくれるから好きなのだ、と思っていた。
跳ねながら聴いていたら流石に3回目ですこし疲れたので4回目は歌詞を見ながらじっくり聴いた。
涙の中にかすかな灯りがともったら
君の眼の前で温めてたこと話すのさ
それでも僕らの声が乾いてゆくだけなら
朝が来るまでせめて誰かと歌いたいんだ
何度も聴いていたはずなのに、文字で読んでやっと理解することが出来た。
この曲は、大切な人が回復するのを待っていた人が相手の手を引いて一緒に歩き出そうとする、そんな曲だったのだ。
それまで作り上げてきた愛情があるから、過去や悲しみをなかったことにしようと言えるのだ。
これからを一緒に歩くと決めているから。
分からなかった歌詞が急に分かるようになる事がたまにあるけれど、まさにそうだ。
私は知っているはずだ、このように回復するのを見守ってくれている人達がいること。
のびのび活躍する姿を楽しみにしてくれている人達がいること。
ずっと辛抱強く待ってくれている人達がいること。
今まで気づかないふりをして跳ね返しては自分の殻を厚くするばかりだった。
新しい日々の僕たちは高鳴る予感がしてるのさ
君と僕が夢を叫ぶ
世界はそれを待ってるんだぜ
あなたの為に歌うのがこれほど怖いものだとは
だけど僕ら確かめあう
いままでの過去なんてなかったかのように
悲しみの夜なんてなかったかのように歌いだすんだぜ
歌いだそうぜ
🥚🥚
🐣🐣 \パカッ/
🐥🎶🐥 \ピヨピヨ/
ピヨピヨ歌いながら進んでみる。
どれだけ遅くても、止まらないように。
くじけないように「変わったどうか」とかは気にしないようにしよう。
なぜなら、私はもう中学くらいから「変わりたい」とずっと思っていたから、もういいでしょう。
そのままの自分を思いっきり愛してあげよう。
お腹いっぱいに。
それがすんだら思いっきり前を向くのだ。