第9期指す将順位戦B級2組第5局 VSボロさん

対局前日まで

第5局の相手はボロさん。
現在B級2組で全勝の方です。
当然ながら強敵ですが、いつも通りの自分の将棋が指せればということと何とか一発入れたいとは考えてました。
以前観戦したときには対振りにはミレニアムを採用していた記憶があったので、おそらく四間穴熊対ミレニアムになると予想。
私は相手によって指す戦法変えるような器用なことができる人間ではないため、私が別の事をやらない限りまあ間違いなくこの形になるだろうとは予想してました。
ただし前日までにやっていたこととしては詰将棋を解くこととアマ強豪の対ミレニアムの棋譜を振り返るくらい。
この形は自分にとっても経験のある形なので何とか勝負形にしたいとは思っていました。

対局当日

さて対局は私の先手番で四間穴熊対ミレニアムという予想通りの形。

第1図

第1図は端歩を突き返したところだが、ここがまずポイントだったと思います。
早い段階で突かれていたらおそらく突き越しを甘んじて受けることになるのでしょうが、組みあがってきてから突いてきたため突き返しました。
ミレニアム側としてはこれで将来の端攻めのビジョンが見えにくくなったと思いますので(状況によっては△1五歩と端攻めされたとしても手抜くことが可能)、ここでまず一つポイントを稼いだと思います。

第2図

第2図は角金交換の駒得になって、相手から△5五歩と突いてきたのに対し、▲3四歩と打ったところ。
ここに拠点ができるのは経験上大きいです。駒持って3三へのぶち込みが狙える形になって優勢を意識しました。

第3図

第3図は相手が突撃してきたところ。普通に3三飛成でもよかったみたいですが、対局中は△2七桂から突っ込んでこられると思って詰ましにいきました。実は△2七桂▲同銀△3九龍で詰みやん!と思ったのですが、対局後によく見返したら△3九龍には▲同龍で詰まなかった(笑)でも多分この手順を選んでたら負けてたような気はします。
第3図以下の指し手
▲2二銀    △同 玉    ▲3一角    △3二玉
▲2四桂    △2三玉    ▲3三飛成  △同 玉    ▲3四歩    △同 玉
▲4五金    △2四玉    ▲3四金打まで
実は    △3二玉とされた時に見えなくて焦ったのですが、何とか▲2四桂が発見できたので詰ますことができました。

これで順位戦は3勝2敗。あとは順位戦で振り穴初勝利!
戦法を絞った成果で経験値のある形で戦いができたことと、7月にひたすら詰将棋を指した成果が何とか幸いしたといったところでしょうか。
次も自分らしい将棋が指せるように頑張りたいと思います。

開始日時:2024/08/09 21:02:08
終了日時:2024/08/09 21:36:37
棋戦:R対局 持ち時間15分
先手:kuma-gorou(1076)
後手:bolonese-plumin(1381)

▲7六歩    △8四歩    ▲6八飛    △8五歩    ▲7七角    △3四歩
▲6六歩    △6二銀    ▲4八玉    △4二玉    ▲3八玉    △3二玉
▲2八玉    △5四歩    ▲7八銀    △4四角    ▲6七銀    △5二金右
▲1八香    △4二金寄  ▲1九玉    △2二銀    ▲2八銀    △3三桂
▲3六歩    △2一玉    ▲5八金左  △3一金    ▲5六歩    △3二金寄
▲5七金    △5一銀    ▲4六金    △4二銀    ▲3九金    △1四歩
▲1六歩    △2四歩    ▲8八飛    △7四歩    ▲3五歩    △同 歩
▲6八角    △5三銀    ▲3五金    △同 角    ▲同 角    △4四銀
▲4六角    △5五歩    ▲3四歩    △2五桂    ▲5五歩    △5二飛
▲2六歩    △5五銀    ▲2四角    △3八歩    ▲同 飛    △3七歩
▲同 桂    △同桂成    ▲同 飛    △4六銀    ▲同 歩    △5九飛成
▲3三銀    △4八金    ▲3二銀成  △同 金    ▲3三歩成  △同 銀
▲同角成    △同 金    ▲2二銀    △同 玉    ▲3一角    △3二玉
▲2四桂    △2三玉    ▲3三飛成  △同 玉    ▲3四歩    △同 玉
▲4五金    △2四玉    ▲3四金打
まで87手で先手の勝ち

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