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今年もやります!! 熊谷・街・妄想ワークショップ vol2 2021
緊急事態宣言も明け、今年も無事スタート!!
昨年1回目のワークショップを踏まえ、今回のテーマはより日常的に、より実験的に行っていこうと考え、テーマを「星川を日常的に楽しむには何をしたら良い?!」と設定し、みんなで考え、アクションを起こしていこうと思います。
熊谷には星川という他の町にはなかなか無いとても整備された水辺空間が中心市街地の真ん中に流れています。レンガで舗装もされたり、親水広場があったりと素敵な雰囲気ではあるものの、歩道が狭かったり、日影がなかったり、通過交通が多かったりと、なかなかそこに留まることが難しい環境でもあります。
もし、この星川に来たいと思える環境やアクティビティが日常的に生まれてくるような場所になれば、にぎわいのある街中が生み出され、結果として周りの空き地や空き家も新たな活用がされるようになったりと、より面白い地域へと変わっていくのではないでしょうか?
前回のワークショップに引き続き、妄想力をフル回転し、みんなで実現したい環境を考え実験してみましょう。
■昨年の振り返り
まずは昨年のあらすじとアクションのおさらい。
昨年も同様に4回の連続ワークショップを行い、そこから実験的なアクションを行いました。
テーマは「街の快適さ向上をみんなで考えよう」です。
初めに参加者みんなで町歩き(フィールドワーク)を行い、星川周辺エリアの良いところや、伸ばしていきたいところ、悪いところ、直していきたいところなどを発見。
会場に持ち帰り、みんなで共有する作業を経て、3つのテーマとして、
「ストリート」 「空き家」 「水路」
を設定し、三つの班に別れてどのようなアクションをしようかとそれぞれ議論していきました。
時には、市営駐車場を使ってソーシャルディスタンスを取りながらセミナーをやってみたり。。
結果として
ストリート班は、星川夜市が行われる際に、飲食をしやすい環境を作るために、川沿いの街灯の支柱にセットするだけで使える
カウンターテーブルをみんなで作成!!
参加者にガラス工房の各務さんがいらしたため、子供たちに創作工芸してもらい、作成したステンドグラスを嵌め込み、素敵なカウンターテーブルが完成!
合計6つのテーブルが出来上がりました。
夜市当日も、今まで食べるためのテーブルがなかったため、みんな縁石に座りながら食べる人が多かったのですが、カウンターも良い感じで使われるようになり、快適度UPへと繋がったのではないでしょうか。
水路班は、中心市街地を流れる星川に、いかに日常的に人々に来てもらうかを考え、試行錯誤の結果、まずは、来てもらうためのきっかけとなるアートイベントを行うことに。
テーマは「星に願いを!」
星川夜市で来場者に願い事や星川がこんな風になったら良いなという思いを書き綴ってもらい、その星たちを周辺店舗で置き忘れたビニル傘に貼って、星川を覆う感じでアートイベントのようにインスタレーションをしてみることになりました。
空き家の日常活用を
ブックアパートメント!!
空き家班は、ワークショップ会場の周辺にある元毛糸屋さんだった太原堂を空き家所有者と交渉し、活用方法を検討。元毛糸屋さんだったため、店内には天井まで棚が設置されているのを活用することが考え、ブックアパートメントとして運営することに。隣のシェアカフェがオープンしている曜日にオープンするという相乗効果を狙った運営として、店番は、ワークショップに参加していた大学生が行っています。貸し棚も数日で借り手がついてしまうほど人気となり、人件費は捻出できていないものの、固定費を賄いつつ、コミュニティ拠点の一つとしての可能性が見えつつあります。
長くなってしまいましたが、2020年のワークショップを経て、次回は2021年のテーマと目指す方向性のお話です!