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43/泥にまみれた30代
2023.6.1(木)がん告知から43日目
こんばんは!
『こんばんは』と言うことで、
夜に記事を書いたと錯覚させる作戦を使っている熊谷です。
▼退院祝いをしてもらいました
昨夜(記事的には今夜)は、
10年くらいの付き合いになる先輩兼友人に、
ご飯に連れて行ってもらいました。
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10年くらい前となると、
独立をして2年くらいが経過し、
経験や人脈やタイミングや運が重なり、
まさに、
「うなぎ登り」「飛ぶ鳥を落とす勢い」の時でした。
先輩とはその頃に知り合って、
その後からは、
法人設立時の理事になってもらったり、
セミナー開催や、
秋田、東京、鹿児島、沖縄などに一緒に行きました。
僕が全力で介護業界のために動いてた頃を知っている1人であり、
その裏で涙まみれゲロまみれになっていたのを知っている数少ない証言者でもあります。笑
▼梯子を外された過去
僕が地元で勢いをつけてきたタイミングで、
ある有名コンサルタント(以下、T氏)との出会いがありました。
(そのあたりで先輩とも出会っています。)
29歳から30歳くらいでした。
そのT氏との出会いによって、
僕の30代の人生は大きく変わりました。
プラスになったことも多少はありますが、
それ以上のマイナスがありました。
詐欺や嘘や裏切りによって、
多くの仲間と多額のお金(借金含む)を失いました。
(あとで知ったのは、僕と同じような被害を受けていた方も全国的にいらっしゃいました。介護業界の為に実名で告発しようかと思っていた時もありましたが、個人のことなので個人で処理しました。)
家族や友人を含むたくさんの人に心配や迷惑をかけながらも、
僕には「進む」しか選択肢がなく、
それがさらに悪い方向に向かっていき、
最後には、当時は先生と思っていたそのT氏から逃げるように離れました。
逃げるように帰ってきた地元では、
仲間も離れ仕事もなく、
ゼロからのスタートでした。
32歳頃だったと思います。
その頃は仕事はないけど、
お金が必要(借金返済)でした。
はじめは、
出資した友人の介護施設を手伝いました。
その後、オープンして半年して倒産しました。原因は友人(代表)の会社のお金を横領し資金ショートした為です。
出資金は未だ戻ってきていませんが、
この出資金は本当に最後のお金だったので、悔しかったです。
後に聞いた話では、僕の出資金は友人ではなくT氏が受け取っていたとの話も聞きましたが、真実は分かりません。
そのあとも、
返済のためのお金が必要(毎月20万)で
怪しい商材を売ったり、
マルチ商法をやったりもしました。
(2〜3年で辞めました!)
他にも知り合いのところでアルバイトをしたりと、
もうとにかく日銭を稼ぐことで必死でした。
SNS集客のコンサルの仕事がうまくいくようになり、
各地のセミナーやコンサルをして、
生計を立てながら、
300人規模の講演会主催や、
イベント集客のコンサルなどもしました。
「SNSによる人材獲得」をお伝えして、
介護施設からのコンサル依頼やセミナー依頼も増え始めました。
介護講師、介護コンサル、SNS集客コンサルを仕事の軸にできたのが、
34歳くらい(2年くらいはもがきました)
35歳くらいからは、
事業運営を任せられる(コンサル的に会社内部に入る)ことが増え、
事業(介護施設)運営をしながら、
講師やコンサルをする形にしました。
(その形が正解でした。この後にコロナがやってきて講師やコンサルの収入は80%減になります)
20代で働いていた会社の代表から、
通所介護事業所の管理者をお願いされ(その後に譲渡する話)
引き受けたもののコロナを理由に譲渡されず。
(実際は譲渡ではなく売りたかったみたい)
その方も信用している人だったので、
裏切られた形になってショックではありましたね。
そして今に至る。というわけです。
(だいぶサラッと解説しました)
▼30代を経験して40代はどう生きるか
いろんなことがあった30代ですが、
そういったことも含めて付き合ってくれているのが、
最初にお伝えした先輩です。
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飲まずに飾ってお酒が飲めるようになったら、
このお酒で乾杯をします。
良い時も良くない時も知っているし、
落ちて這い上がってきた時も知っているし、
「T氏の元から離れて、もういいんだ!帰ってこい!」と言ってくれたのも彼です。
いろんな思い出や苦悩を知っているからこそ、
一緒の時間は安心感がありますね。
(僕は沖縄でゲロまみれになったそうですが、記憶にございません。笑)
そんな先輩が退院祝いで、
ご飯に連れて行ってくれて(入院前も‼︎)
昨夜は帰ってきた後に、
色々とぼんやり思い出したり考えたりして、
noteを更新せず(書いてないことは気付いてたよ)
ぼんやり考えながら寝落ちしました(心地よい寝落ち)
未だ40代をどう生きるかは明確ではありませんが、
「がん」を理由にして諦めたくもないし、
「がん」を全ての中心にもしたくはない。
あくまでも、
自分の考えや価値観や方向性の一部に、
「がん」があるのであって、
「がん」の為に生きることはしたくはない。
それだけはハッキリした昨夜でした。
先輩ご馳走様でした!ありがとうございました!
ps,
今日はこのあと検査のため通院ですが、
その後に地元紙の取材があるようです。
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