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シリアルキラー展

SNSで話題になっていた「シリアルキラー展」に行ってきました。
完全予約制でしたが、ギャラリーも広くないため混雑していました。会場内は撮影禁止。Wi-Fiあり。

「殺人ピエロ」ことジョン・ウェイン・ゲイシー、「月夜の狂人」エド・ゲイン、「カルトキング」チャールズ・マンソン、凶悪な女殺人鬼たち…
本展示では、凶悪な人物像や数々の犯罪が、小説や映画のモデルにもなった、欧米のシリアルキラー(連続殺人犯)たちの作品、セルフポートレート、資料等を蒐集するHN氏のコレクションを展示いたします。
目を背けたくなるような凶行を行った殺人者たちの描く世界は、まるで見るものの心の淵を覗きこむような凄み、寂寥感、無常感、そして得体の知れないものと対峙した時のような緊張感に溢れています。
個々のバックグラウンドにより焦点を当てた展示構成で、日本では殆ど目にすることのできない犯罪者たちの痕跡を展示する、貴重なコレクション展です。

https://www.vanilla-gallery.com/archives/2024/20240427ab.html
地下にあるギャラリー。
階段を降りる前からすでに、ただならぬ雰囲気。

正直どういった感想を持てばいいのかよく分かりませんでした。
おそらく展示のシリアルキラーに関連するBGM(音楽やボソボソ喋ってる声)が静かに流れていて、展示物も割と淡々と、各殺人鬼のプロフィールと事件の新聞記事が貼られ、殺人鬼が描いたイラストが貼られ、当時の事件現場にあった物の一部などあまり説明もなく置かれていて、それらがこちらの想像力で恐怖を掻き立てるようになっているように感じました。
シリアルキラーは全員(だと思う)、幼少期に両親の離婚や虐待、いじめなど何かしら背負っていて、少し同情するところもありました。

ポスターのメインビジュアルは、33名を殺害した犯人ジョン・ウェイン・ゲイシーが刑務所で描いたというピエロで、本人もパーティーで子供を楽しませるためピエロに扮することが多かったそう。

物販もあり、シリアルキラーを紹介した本や、シリアルキラーの写真で神経衰弱ができる悪趣味なゲームなどが売られていました。どういう気持ちでこのゲームを?と思いましたが、私もお金を払ってこの展示を見にきているので同類かも…。
そして暗い気持ちになって帰りました。

シリアルキラー展
場所:ヴァニラ画廊
会期:2024年4月27日 - 5月26日
URL:https://www.vanilla-gallery.com/archives/2024/20240427ab.html

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