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ヘザウィック・スタジオ展

友人に勧められて六本木ヒルズ東京シティビューで開催されている「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」へ行ってきました。

どことなく株っぽい建築

ロンドンの市バス

1994年にロンドンで設立されたヘザウィック・スタジオは、ニューヨーク、シンガポール、上海、香港など世界各地で革新的なプロジェクトを手掛ける、現在、世界が最も注目するデザイン集団のひとつです。

まず現れたのは二階建てバスの頭…いや、顔?

五十年続くロンドンの市バス(ルートマスター)のデザインの刷新を依頼されたヘザウィック・スタジオは、バス製造業者と協働で、バリアフリー・乗降時間削減・化石燃料使用率削減を叶える新しいデザインのハイブリッド車両をデザインしました。乗降時間短縮のため、ドアが3箇所、階段が2つあり、一般的な二階建てバスよりも長くなったが、小さく見えるように角は丸くして、階段部分に窓を設けることで明るく開かれた空間になったそうです。

純電気自動車エアロ

次に気になったのは・・・車?
四人が対面で座れるシート…未来だ!

自動運転モードとドライバー制御モードを備えた純電気自動車「エアロ」。化石燃料による大気汚染物質を排出しないのはもちろんのこと、凄いのは最新のHEPAフィルターを搭載することで、エアロが走行する際、他車の排気が車台を通過することで浄化され、周囲の空気がクリーンになるというのです。そんなことってあるんですね!

上海万博英国パビリオン

一本一本の細長い物体が体毛のように生えた建物

2010年上海万博の英国館。英国の植物研究の伝統に着目し、パビリオンの外観には、風になびく背の高い草のような、優しく揺れる動きを取り入れ、そのしなやかな「毛」が中心にある立方体の周りを覆った。7.5mのアクリルの細い棒6万本を通過する光が内部空間を照らし、その棒の先端には25万個の種子が埋め込まれた。

埋め込まれた種子
内部はこんな感じらしい。

NYの新ランドマーク ヴェッセル

MARVEL映画に出てきそうな
メタリック土器のような
とにかくかっこいい何か

地域の目玉となるものを依頼され、作られたニューヨークの新しいランドマーク「ヴェッセル」。訪れた誰もが登ったり探検したりできる。インドのラージャスターンにある階段井戸に着想を得たのだそう。

これは面白そう。行ってみたい!

麻布台ヒルズ/低層部

すごいデザインばかりのヘザウィック・スタジオ手掛ける商業施設が今年の秋、港区にできるそうです。

波のような曲線の建物が象徴的

オフィス、ホテル、店舗、住宅、学校など様々な施設を内包する3つの高層棟と、谷状の地形を強調し、植栽を主要な要素として導入した低層部は、都市化された街の中心にある緑のオアシスのようになるらしいです。

実際の工事中の風景を撮ってきました。

スパン

コマのような物体

回転する金属成形過程に着想を得て、その方法で座るものを模索するところから始まった。完成形は完全に左右対称な回転形となるため、いずれの方向に回転しても機能する椅子でなければならなかった。

座ってみた動画はインスタに。
ヘザウィック・スタジオ展は6月4日までの開催です。

ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/heatherwick/


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