第四百七十三回「まだ幼馴染の実家に行けなかったかあ」

’24年9月2日

 結局昨日も幼馴染の実家に行けなかった。一週間で行けなかったら死ぬと書いた様な気がしたが、行けるだろうか?
 なんか家族が仕事を辞めたことで揉めて、幼馴染みの家に行こうと思っているということを告げるとなんか反対されて、声を荒げてしまった。正直、この件に関して家族は何もしてくれないなということは思った。
 少なくとも中学当時は僕は彼女に好意を持たれていた時期があった。それが何故か20年前には嫌われていた。その理由は僕は彼女と接触したことがなく、僕の頭の中の声が彼女に聞こえていたからとしか考えられない。態度を改めたので会って貰おうと思ったが、何故か彼女の家族から反対された。
 僕は彼女と一言二言の少しでいいから会話したいだけなのに、外野の声だけがうるさくて会うことも話すこともできない。もう考えるだけでうんざりするから避けてきたのに、ちゃんと向かい合わないといけない段階になっている。彼女の向こうにヒトリボッチ帝国の栄光なんてない。ただのバカがひたすら書いた無駄な文章があるだけだ。その事実を確かめる必要がある。
 その事実がわかってからが本番だ。
 頭の中の声が飛ばせるからって、それで人を自由にしようとか最低の人間のやることだ。こっちはそれでもちゃんと向き合おうとしているのに、それすらさせようとしていないのは尚のこと最低だ。その人間に印篭を投げつける。昨日は雨で行く気になれなかったが、今日は晴れだ。多分大丈夫だ。否定されるだけ。彼女の実家に行ったところでその状況は変わらない。それを受け入れるだけだ。

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