リサイタル日程変更について

5月9日札幌にある「ふきのとうホール」にて熊谷俊之ギターリサイタルが予定されています。製菓メーカー「六花亭製菓」の持つコンサートホールですが、私がよく札幌に通っていた高校生時代はまだこのホールは存在していませんでしたので、今回が初めての演奏になります。

そこでもちろん懸念されるのが一連のウイルス騒動。

話は変わって去る3月29日、横浜で出演予定していたとある演奏会がありましたが、中止になりました。そこに至るまでに少しばかりの葛藤がありましたので私なりの今の考えを少し...

3月に入った時点で予定されていたコンサートは既に２つキャンセルになっていて、あぁこの感じだと29日もおそらく中止だろうなぁと思いつつも、奏者としては正式に連絡がない限り練習を続けるほかなく、日々を過ごしていました。

本番2週間前ぐらいだっただろうか、主催者に念のため確認のメールを送ってみました。するとすぐに御返事を頂き、要して言うならば「何でもかんでも中止ばかりでは元気もでないのでできる限りの対策をとって当日は安全に対策をとって行う予定」とのことでした。(それに大規模コンサートと違って少人数の企画でもあるし)　

しかし、1週間ほど前になると東京都から週末自粛要請がでてしまった。おっと...これはまた以前とは状況が変わってきたぞ、と思いつついろんなことを考え始めた。もし私が既に保菌者だったらどうしよう、演奏会場がクラスターの発生源になってしまったらどうしよう...などなど...想像力が豊かであればあるほどまずいことが思い浮かぶ浮かぶ。

結果本番2日前に中止になりましたが、主催者の方は他の出演者がキャンセルになっても私一人が出るならばそれでも会は催す予定だったと。後からお話を聞くと、僕たちギタリストのようないわばフリーランスは今回の影響で生活に影響がでていると心配してくださって、たとえお客さんがいなかったとしても少しばかりのギャラを渡す為に開催するつもりだったと気遣っていてくださったのです！なんとありがたいお話なのだろうか...僕は心からお礼を伝えました。(そしてその後本当にお気遣いをしてくださいました、ありがとうございます！)

本当に今回のウイルスは厄介で、演奏会のような催しはとても厳しい判断をせざるを得ません。目的や意味、存在意義、何をどう解釈しても開催すればまずい結果となりうるのです。仮にも安全に全員が納得してできる方法があるならばそもそもこんなに困ってはいないのだけれども...笑

話は戻って、可能なかぎり時期を延ばした結果、ふきのとうホール5月9日の私のギターリサイタルは

8月2日(日)

に変更となりました。

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