田舎暮らしの「明暗」と、その先を描く! イナイセ第2巻は本日発売!!
今日8月23日に、僕が原作を担当している『漫画編集者が会社を辞めて田舎暮らしをしたら異世界だった件』(略して『イナイセ』)のコミックス第2巻がめでたく発売となりました!
…というわけで、今回の記事では、2巻の見どころをお伝えします!
・ロックバンドの2ndには名盤が多い件
突然ですが。
漫画の第2巻というのは、ロックバンドでいうところの2ndアルバムです。
で、2ndアルバムってなんか名盤が多くないですか?
オアシスでいうと『モーニング・グローリー』(伝説!)、レディオヘッドでいうと『ザ・ベンズ』(しびれる!)、イエローモンキーでいうと『未公開のエクスペリエンス・ムービー』(最高!)…。
1stで王道路線を見せつけ、2ndではよりディープにバンドの世界観を炸裂させる…といったところでしょうか。
すっかり前置きが長くなったうえに90年代の洋邦ロック・シーンに興味がない方にはチンプンカンプンなたとえをカマしてしまいましたが、イナイセ2巻もまさにロックバンドの2ndのような内容になっているのです!
・2巻のテーマは田舎暮らしの「明と暗」!
第1巻では、都会暮らし&会社員生活に疑問を持った主人公が、田んぼとの出会いをきっかけに田舎暮らしへ猪突猛進!という内容でした。
第2巻でも、もちろん人生初の稲刈り&“俺米”実食など、引き続き田舎暮らしの明るい部分がてんこもりです。
その一方で、明暗でいうと田舎暮らしの“暗”の部分も描きました。
都会と異なる生活環境、初めて触れる自然の脅威、理想と現実…
自分でお米を作れたらゴールなのか。
田舎に引っ越したらゴールなのか。
自分たちの理想の暮らしとは。
第1巻の帯に書かれた疑問が、主人公の中にも芽生えてきます。ゴゴゴゴ…!
「選択肢は「都会」or「田舎」だけ?」
・そして物語は作品のコアへと進む!
この主人公の疑問には、実際に東京からガチ田舎へと移り住み、さらにゆる田舎へと再移住した僕の実体験がモロに反映されています。
限界集落でセルフリノベした古民家に住み自給自足…田舎暮らしは、そんな高難度なものだけじゃない!
高い家賃を払ってまで過密で窮屈な都会にいなくても、都会っ子が快適に暮らせる場所はある!
そもそも暮らしってのは、人生ってのは、自分の「好き・嫌い」「合う・合わない」「楽しい・つらい」を基準に選べる、もっとグラデーションのあるものだ!
このメッセージは、イナイセを書く大きな原動力であり、インタビューなどでもとにかく言いまくってきたことでして。
田舎暮らしに興味がある人にも、もう田舎で暮らしてる人にも、ずっと都会でいいやって人にも、これからの世界を生きていくうえで、何かしらのインスピレーションになると思っています。
2巻目でようやくこの疑問を作品の中で提示できた…!という感じです。(もちろん、イナイセらしい明るくて軽いノリも存分にありますのでご安心を!)
こんな感じで、ロックバンドの2ndアルバムのように、1巻からよりコアなゾーンへと突入した『漫画編集者が会社を辞めて田舎暮らしをしたら異世界だった件』第2巻、どうぞよろしくお願いします!
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この第2巻を、もうすぐ収穫を迎えるうちの田んぼに負けない、でっかい実りにしたいのです!!!
どうか引き続き、応援よろしくお願いします!押忍!
"がんばらない" 都会脱出&農ライフを描く半農半X漫画😊🌾
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