国連とかの組織の略称を覚えるコツ(行政書士試験・一般知識対策)
試験間近だってのに落ち着かなくて息が苦しいので、こんな記事でも書いて気を紛らわせようと思います。
国連とか国際条約とかの略称、WHOとかIMFとかUNICEFとかNATOとかいろいろあると思いますが、これを覚えるコツというか、まあ言われて見れば当たり前なんだけどって話ではあるんですが、そういうのをまとめたいと思います。
略称って、WHOは……世界保健機構!みたいに三文字セットで覚えようとすると結構大変なんですね。なので、これを1文字ずつばらばらにしてしまうのがポイントになります。
1文字ずつばらして、それが何を意味するアルファベットかを覚えていくのです。しかもそのスペルについても正確じゃなくていいんです。
たとえば、WHOのOはOrganizationですが、そんなスペルは覚えずに「Org、機関!」ぐらいにかるーく覚えていきます。HはHealthですが、日本人からしたら保険よりも「健康」の方がイメージが強いので、もうそれは健康のイメージで覚えてしまえばいいのです。
そうやって、アルファベットとイメージを結びつけることで色々と覚えやすくなります。ってことで、それを列挙していきます。
先頭に付きやすい言葉
UN=United Nation 国連
W=World 世界
I=International 国際、世界
A=Asia アジア
J=Japan 日本
O=Org 機関、機構
F=Free 自由
N=North 北
S=South 南
E=East 東
W=West 西
中間に付きやすい言葉
H=Health 健康
F=Food 食べもの
M=Money お金
T=Trade 貿易
L=Labor 労働
I=Industrial 工業
D=Develop 開発
N=Nuclear 核兵器
E=Economy 経済
最後に付きやすい言葉
O=Org 機関、機構
A=Agency 機関
A=Agree 協定
C=Country 国
C=Commit 委員会
N=Nations 国々
AN=Asia Nations アジアの国々
F=Fund 基金
P=Plan 計画
T=Treaty 条約
TO=Treaty Org 条約機構
こんな感じです。例えば、WHOならW=世界、H=健康、O=機関で世界保健機構とわかるようになります。WTOならW=世界、T=貿易、O=機関で世界貿易機関と見つけ出すことができるわけです。
また、「○○の略称はどれ?」と聞かれたときも、例えばそれが「食料」だったら、略称のどこかに必ずFoodとあるはずなので、どこかにFが入ってないとおかしいです。和名に「労働」と入れば、どこかに必ずLの文字が入るはずなのです。ILOも国際労働機関も知らなくても、Lがあるかどうかだけで正解かどうかを導ける可能性がでてくるわけです。
「○○ of ○○」のパターンもあります。例えばOrgやFreeが先頭に来るのはこれのせいです。このofのパターンの場合は、最後に来やすいアルファベットが先頭に回ることになります。Org、Nation、Countryあたりが来ますかね。
OPEC(Organization of Petroleum Exporting Countries)なんかはこのパターンですね。厄介。厄介なのでOPECのOはOil(オイル)のOということにしてしまえばいいと思います。Petroleumが石油とか覚えなくてもいいんです。
2文字セットで覚えると良いものもいくつか乗せてます。ANがついたなら「Asia NationsなのでASEANはASE-AN、じゃあなんかアジアの国々のやつだな」ってわかるので、エリアはどこかって聞かれてヨーロッパと答える確率は下がるわけです。
NATOの場合はTOが条約機構という意味になるので、これを覚えておけば「あ、じゃあSEATOもNATOの仲間っぽいからなんかの条約機構だな」ってわかったりするわけです。ちなみにNAはNorth Atlanticで北大西洋、SEATOはSouth East Asiaで東南アジアとなります。
例外もあります。例えばPKO(Peace Keeping Operation、国連平和維持活動)のように最初のUNが省略されているパターンや、BRICsのようにブラジル・ロシア・インド・中国の頭文字を取っただけなど、その法則に当てはまらないものも何個もありますので、そういうものはそのまま覚えるしかありません。
まあ、ある程度選択肢を絞るためのコツ程度に思っていただければと思います。今回は以上です。