島原駅伝を終えて 1区 仲里拓真
1区を走らせていただきました、仲里拓真です。まず、チームとしては8位入賞、躍進賞という結果でした。目標には届かなかったものの、チームとしての成長を感じることができました。
はじめに
応援に来てくださった、OBの方々、短距離の皆さん本当にありがとうございました。自分は今回チームのスターターを担当しましたが、スタートである競技場や途中のキツくなるところでの応援が本当に力になりました。また、この大会を支えてくださったボランティアの方々や地域の方々も本当にありがとうございました!
1年の振り返り(試合編)
本当は全ての大会を書くべきなんでしょうが、面倒なので自分なりに今年重要だったなと思う大会をいくつかピックアップして紹介しようと思います。
春イン
5000m 15’21”99
10000m 31’02”89
自分にとっては初めての春インで、5000mはあまり良くありませんでしたが、10000mで想像以上の走りをすることができました。この試合で、ある程度高いレベルで戦えることができたことが、自信につながり、向かっている方向があっていると確認できていい試合になりました。
全日本予選
10000m 34’44’38
春インから2週間後に行われた全日本予選でしたが、結果は散々でした。暑さにやられたり、ピークを合わせられなかったりと自分の弱さを実感、、それと同時にこのような過酷なコンディションでも走りきれる鹿児島大学さんをはじめとした多くの強い選手との差を感じる試合となりました。
諫早ナイター
5000m 14’53”63
調子の上がった中で迎えることのできた5000mで、見事大台の14分台!チーム持ちタイム4位から1位まで上げた仲里はウッキウキだったとさ。
試合ではないですが、、
国立大学長距離合宿
今回は教育実習があったため、3日目までしか参加することができませんでしたが、いつもと違う環境、いつもと違うメンバーで練習を行いました。去年と違って期間が短いのもありますが、距離がべらぼうに長くは感じず、自分の中で落とし込めるようになり成長を実感。(ただしその後の熊大合宿で足を痛めていた模様)
秋イン
5000m 14’58”69
10000m 31’31”05
5000mでは最終組3人で14分台を記録。ただし自分はラスト1周で、刺されに刺され熊大ダービー最下位に、、それでもある程度(京都旅行後中1日)のコンディションでも14分台を出せると実感した試合でした。また、10000mは途中から単独走でしたが、最低限のラップを維持して表彰台に滑り込みました。
佐賀ナイター
14’41”02
秋にチーム全体でトラックの記録を出そうという試みのもと出た1本目の佐賀ナイターでPBを更新して、熊大歴代4位の記録を残すことができました。また、この大会では熊大の他の多くのメンバーも記録の更新をしており実りのある記録会にできました。
以上基本良いところだけを切り抜いた試合の振り返りでした!!
1年の振り返り(練習編)
去年の島原駅伝は疲労骨折のため、駅伝のメンバーとして走ることができませんでした。ただ、去年の島原駅伝を見る前の自分は覚悟が足りていなかったと思いました。というのも、今まで大きな駅伝に縁がなかった自分は多分心のどこかで、駅伝を舐めてかかっていた部分があったのだと思います。この状態で走っても(たらればの話ですが、、)自分はきっと会心の走りはできませんでした。
ただ、本番の駅伝を見て、こんなにも多くの人が応援して、多くの人たちに支えられている駅伝なのだと驚愕しました。
そこで、自分が怪我をしたことに後悔したし、何よりも、舐めた気持ちでいた自分を不甲斐なく思いました。そして、来年は絶対に走ろうと心に決めて練習を開始しました。
練習において意識することは
1、怪我をしない(無理する前にやめる)
2、そもそもの走力向上に取り組む
いや、そんなの誰でも考えとるやないかい!?と突っ込みたくなるでしょう。
ごもっともでございます。しかし、1を第一優先にするのは(タイムを伸ばしたいと思ってる人ほど)大変なことだと思います。
タイムを伸ばそうとするとどうしても周りのつえー奴らと同等に練習したいと思います。ただ、それは自分のいる段階が相手と合っていれば叶う話で、追いつくには結局地道にコツコツとするしかないと分かりました。自分のペースは見失わないように段階的にそして継続的な練習の大切さに気づけた1年でした。
と書いたものの、結局周りに引っ張られることでのメリットは非常に大きいとも感じる1年でした。(矛盾してない?)特に大体のポイント練で一緒に練習する颯太さん、秋音さん、聖司さんのおかげでここまで伸びたといっても過言ではありません。また、去年と見違えるほど頑張ってくれている同期(とは言っても、今年はもっと走るよね?)や1年間長ブロを引っ張った麗央さんにも非常に刺激を受け、この1年を通して良い環境できました。
なんだか言いたいことが多すぎてまとまりがなくなってきたので要約するとチームと怪我防止ってめっちゃ大切だねでした。
1区振り返り
すみません。本題入ります。
さて今年1区を走るにあたって、
A.区間賞
B.6位ラインに来そうな大学には競り勝つ
C.区間6位以内
という目標でタイムではなく順位で目標を決め、チームに流れを引き寄せる走りをしようと心がけました。
とりあえず1区はこけてはいけないと分かっていたのと賢亮さんのアドバイスから急な坂の手前までは余裕を持って行き、そこでへばるペースならついていかず、最後の緩やかな登りで競り勝とうと決めました。
実際のレースは、少なからず去年と比べるとスローペースで入り、集団に潜っていたこともあり坂の手前まではかなり余裕を持って進めることができました。坂に入ってからも途中までは余裕がありましたが、後半になるにつれどんどん足が動かなくなり登り切った地点ではかなり消耗していましたが、これに関しては自分だけではなく、他の人もそうだったのかなと思います。最後のスパート勝負では長崎国際と第一工科の選手に負けてしまいましたが、区間4位と目標のBは達成でき、1区のチームの流れを作る仕事は最低限できました。
1区の攻略法ですが、個人的に1区は基本走力がそのまま出る区間だと思いました。集団内の位置どりやスパートのかけどころなどの駆け引きはトラックレースと展開は似ておりペース配分など困ることなく進めることができました。あとはスパートをかけれる余力なり、根性なりが必要な区間だなど感じました。
来年の展望
今年の駅伝が終わった直後は、来年も1区走りたいなと考えていたんですが、少し時間が経って考えるとやっぱり他の区間走りたいなと考えるようになりました。というのも、1区は確かに重要な区間ではあるんですが、タイム的には差がつかないんです。来年もっと自分に走力がつけば、他の区間でゲームチェンジャーになる走りをしたいと思いました。今の熊大は飛び抜けて速いランナーはいないですが、来年はそういう姿を目指して1年取り組んでいこうと思います。
また、今年から自分たちが幹部となりチームを引っ張る立場になりました。長ブロ長である士侑や他のメンバーと協力しながら麗央さんが作った良い流れをそのままに頑張っていきます。(メニュー表はちゃんとpdf化します)
最後に
島原駅伝で熊本大学を応援してくれた方々、支えてくれた人達、本当にありがとうございました。この恩はやはり結果という形で返すしかないと思っています。そして、チームにも支えてもらったこの1年、来年は自分がチームに貢献できるように頑張ります。
拙い文章でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。これからも熊本大学の応援よろしくお願いします!