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島原駅伝を終えて 5区 益永聖司

先日の島原学生駅伝において、5区を走らせていただきましたB4益永です。期限を1週間早く間違えていたため、恐らく一番乗りです。今回はいつになく真面目な内容です。たぶん。

はじめに

今回応援・サポートをしていただいた、付添・短距離・マネージャー・OBOGの先輩方、ありがとうございました。結果としては振るわないところもありましたが、それぞれが今の持てる力を出し切れたと思います。

競技結果

チーム:3°12‘27 8位 躍進賞🏅
個人:5区 31‘03 区間8位

チーム、区間ともに8位という結果になりました。当初のチーム目標であった6位入賞は果たせませんでしたが、昨年よりもタイム・順位ともに上げることができ、今年は躍進賞を頂きました。

立派なトロフィーと賞状を頂きました!

振り返り ~トラックシーズン~

今シーズンのロング種目も併せて振り返りたいと思います。当日の結果しか興味ねえよ!って方は読み飛ばしてください

6月 諫早ナイター 5000m 14‘55”71 PB

益永としては非常に珍しいことにシーズン前半から5000mに出場し、大学1年生ぶりの14分台&PBでした。距離を踏み始めてすぐだったので正直ここで14分台が出るとは思ってませんでした。棚ぼたですね。夜&霧雨みたいな天候だったので、時期の割に暑さを感じず走れたのは良かったです。

仲里拓真に初敗北しました(たぶん)
14のつもりが41になってない?

7月 夏イン 3000mSC DNS

えー、ノーコメントで

『下原T発売決定!! 仲里拓真』より

人には向き不向きというものがあります。みんな違って、みんないい。

5000mの熊大ワンツーフィニッシュは激アツ🔥


9月 秋イン 5000m 14‘54”92 PB 7位入賞

インカレ路線で5000mに出るのは初めてでしたが、ここでも僅かながらPB更新することが出来ました。夏にしょうもなさすぎる怪我をしてしまったのでやや不安がある中でのレースでしたが、直前の組での賢亮さんのタイムに益永・河野・仲里の3人ともビビり散らかして気合いで14分台にねじ込みました。
同レースで3人同時14分台って熊大史上でもなかなか珍しいんではないでしょうか??

個人的には今期1番余裕のなかった5000mでした

10月 佐賀ナイター 5000m 14‘49”86 PB

チームとしても記録を狙いにいくレースでした。
結果としては部内での駅伝メンバーの選考免除タイムを0.14秒切るタイムでPBでした。
この辺りからはある程度14分台を出せる自信がついてきました。

仲里拓真に敗北(2回目)
強かったです

10月 熊本長距離記録会 5000m 14‘48”89 PB

シーズンラストの5000mもPBでした。今年1年は全て14分台&PBで自分でも困惑しています。
こんなロング走るキャラやったっけ、、、、
ただ、欲を言えば毎回微ベストなので仲里みたいな爆発力が欲しかったですね。

写真無かったのでレース後の太一商店で代用
~甘えの普通盛り~

振り返り ~試走~

そんなこんなでシーズン中のロングは自分で言うのもなんですが、かなり良かったです。駅伝では、昨年に引き続き2回目の5区となりました。昨年は直前の区間変更からのぶっつけ本番だったこともあり、今年こそはしっかり対策をして、トラックの勢いのまま快走するつもりでいました。いました、、、のですが、貴重な試走のうち1回を熱発(高熱)でパスしてしまい、試走は1度のみとなりました。

試走前半ラップ。39度台発熱の病み上がりで調子が悪かったのでお許しください、、、、
トラック5000mより下りの5km遅いってマジ?

昨年は下り坂の傾斜にビビってしまい、思うように走れなかったので今年は下りを意識して試走しました。しかし、試走を走る中で下りにビビってしまうというよりも、シンプルに下るのが下手説が浮上しました。自分は昔から何となく下りが得意で上りが苦手だと思って走っていましたが、昨年の4区TT辺りから謎の登り適性を発揮し、代わりに下り適性を失ったように感じます。

下りの あきと
上りな ガマ

益永の現状の下り適性ですが、熊本県民にしか伝わらなさそうな表現でいうと、えがお健康スタジアムの外周コースの下りですら走りにくいほどです、、

試走をもう一度行うことも考えましたが、急勾配の下りによるダメージが大きいこと、熱発で距離が踏めていなかったことを踏まえて直前での試走は行わなず、着実に練習を積むことにしました。その為、今年は下りは無理にペースを上げず、極力消耗しないように走り、上りで追い上げる想定で走ることにしました。

振り返り ~島原駅伝~

お待たせしました。当日の動きです。

6:30 起床
7:10 ~ 選手見送り
7:20~ 朝食 ホテル産お弁当・コスモス産即席豚汁

9:10 5区スタート着
10:00~アップ、最終コール
11:20 出走

朝食はレース4時間前にとることにしたので、気持ち多めに食べました。例年山区間は冷えるので温かいものとして豚汁も食べました。ホテルの朝食でお弁当が出たのでそれを頂いたのですが、少し多いな〜とか感じながら食べてました。緊張による食欲低下などもあったと思います。今思えばここが今回の最大の敗因でした。。。。え、敗因しょぼくない?

アップでジョグをするもなんか体重くね?と感じたり、消化しきってない感じがあったり、普段の試合のアップとはかなり異なる感覚の中でのアップとなりました。アップまでに1区は全てライブで見る時間があったのですが、仲里が素晴らしい走りをしてくれたこともあり、気持ちはとても上がってたのですが、体は不調気味で心身のバランスが取れていないままスタートを迎えることになりました。

アップ前益永

4区颯太からタスキを受け、9位からのスタートとなりました。すぐ前を長大が走っていたので、初めの上りは同じようなペースで行き、下りで前に出ることにしました。入りの1キロはかなり楽な感覚で3‘22ほどで通過でき、更に勢いに乗りたかったのですが、やはり下りで上手くスピードに乗れず、最速ラップで2‘40、前半5kmの通過は14‘30でした。前半区間で日本文理B、佐大に抜かれ、はじめに抜かした長大ともあまり差をつけられずに上り区間に入ることになりました。

自分としては下りが遅い分上りで追い上げるつもりだったのでここまではそこまで悪いイメージはなかったのですが、いざ上りで上げようとすると、高低差のせいなのか、とりすぎた朝食が暴れてしまい吐き気に襲われました。マジで5回ぐらいはハンバーグとの死闘を繰り広げたと思います。そちらに気を取られてキツさでメンタルをやられずに済んだのは良かったかもしれません

下り区間で前に出られた日本文理Bに何とか食らいつきたかったのですが、残り1kmまでは吐き気を抑え込むための耐える走りになってしまいました。ここで前に付けていればあと10秒は縮められたと思います。落ち着いてからはピッチを回しながらスパートに入る体勢をとりました。ラストは途中走れてなかった分体がよく動き、上手く切り替えられました。
総合としては佐大を抜き返し、長大に1分、佐大に2分半ほど差をつけ、順位を1つ上げて8位で6区のしゅうにタスキを託す形となりました。

いい写真!!!!
次期ブロ長頑張って🥰
下り14‘30、上り16‘33のトータル31‘03でした。ちなみに、全ラップとも昨年とほとんど変わっておりません。

タイムこそ昨年とほぼ変わりありませんでしたが、区間順位は12位から8位に上がっており、先述の悪条件(自業自得)の中である程度まとめられたのは力がついてきているのではないかと感じました。

また、こういった自分が苦しい場面での応援はとても力になることも改めて感じました。朝早い時間から島原に駆けつけてくれた短距離・マネージャー・OBOGの先輩方、本当にありがとうございます。
朝食については、島原駅伝でやっていい失敗ではないので猛省しております。。。

⬆️30分前半は余裕と豪語しているイタい記事⬆️
調子乗ってる益永が見たい方は併せてご覧下さい。

島原5区との相性

本項は数日に渡り執筆しているので、筆者の考えが二転三転しています。その変化も含めてお楽しみ下さい(???)。

─────────以下、本編─────────

さて、ここからは島原5区の話をしていきたいと思います。2年連続山区間を走っていると嫌でも感じてしまうのが、これ適性ゲーじゃね?という点。

自分は上りが得意(自称)で下りはかなり苦手(自他ともに認める)なので、正直来年以降も5区を走るかどうかは分かりません。練習を積んで下れるようになるのであれば挑戦したいとは思いますが、そうでなく適任者が他にいるのであれば自分は4区とか別の区間(平地でもいいよ)に回った方がトータルは速くなるのかなあとか。

5区区間上位者のラップ(参考人数1名・古田龍嗣(九大))は下り13分半、上り16分半弱とかなので、現状の自分のラップと比べるとほぼ下りだけの差で1分開いているんですよね。古田さんとはトラックの5000mPBも数秒しか変わらないので、いくら下りが苦手と言ってもさすがにまずいですよね。

2年連続長田対決に敗北
これはいけない

以上、島原直後に書いた分。5区から逃げようとしていますね。

────以下、少し経ってから書いたやつ────

適性は後付けできるのではないか?

今年は昨年とほぼ全てのラップが同じだったのですが、試合後の筋疲労が全く異なりました。中1日でわりと普通にジョグ出来てます。後日体調崩しました。
昨年は島原後1週間は極度の筋肉痛でキロ5を切るのが精一杯だったので、フィジカル・走り方の変化は確実にあるものだと思います。
自分なりの推測としては、

・純粋な筋力がついた
・下り方が改善された

の2点が挙げられます。前者については、今シーズンの練習量の増加やPB更新からも妥当だと思います。後者ですが、島原後の前ももの筋肉痛が90%カットぐらいになったことが主たる理由です。
今年の試走では昨年の島原よりやや短い3日間ほど筋肉痛の影響が出ていましたが、今回は更にダメージが軽減されたように感じます。

自分の感覚としては下りに苦手意識はまだまだありますが、実際には回数を重ねる毎に走り方は改善されているような気がします。あとは自分の中で下り区間にどこまでウェイトを置くべきかを見定めることが出来れば、まだまだ区間タイムを向上させられると思います。この時点でもう5区に乗り気じゃね?

レースの振り返りでも書きましたが、今回は下りではほとんど体力を使わなかったので、来年もまた5区を走るならばもう少し攻めた走りをしてみたいと思います。その為にも、やはり試走は回数をこなしたいですね。

もちろん、素の走力があることも前提です

冷静な分析を

今回noteを書きながらの気づきですが、かける思いの強い試合ほど、その後の自己分析が過剰になってしまいがちですよね。自分には適性がないから〜とか、下りは無理〜だとか悲観的になりがちですが、実はその中でも変化があったわけです。

今年の島原はコースの割に筋肉痛が少なく、当初はなんでこんなに追い込めなかったんだ、、、とか思ったりしましたが、走り方が改善されたとか、筋力がついたとか、別の要因がある訳です。

今回noteを書いている他のメンバーも、感情に任せて結果を悲観的に捉えるのではなく、客観的な視点で良かった点、悪かった点を分析してもらえたらと思います(誰目線)。

求)熱量

島原駅伝を迎えるまで、同じくnoteで発信されている長大さんのブログを勝手に読み込んでいました。全員が島原への熱い思いを綴っており、自分にはこの熱量が足りないと感じることが多々ありました。

自分は部内では適当に練習やってるキャラだったりするわけですが、まあ実際は一応それなりには練習しているわけです(一応ですよ??)。

今年は2部練を取り入れて距離を伸ばしたり、5000mにおいては全レースでPB更新・14分台を達成しました。結果だけ見れば自分で言うのもなんですが、そこそこ良いと思ってます。
ただ、そこに熱量はあるんか?という話です。

なんとなく頑張って、なんとなく結果が出て、なんとなく喜ぶ、みたいな。今回の島原もなんとなくで終わってしまいました。100%の準備が出来たか?と言われればそんなことは無いし、走ってからめちゃくちゃ悔しかったか?と言われればそんなこともなかったです。あー、あんまハマらんかったなーぐらいで終わっちゃいました。

自分あるあるですが、そこそこ頑張ってそこそこの結果で終わりがちなんですよね。結果はどうであれ、死ぬ気で頑張って何かを成す経験が今までにもないような気がします。

まだあと2年、でもわずか2年です。小中高大と続けてきた陸上ですが、こうやって同じチームの仲間と戦える期間にも終わりはあります。今まではまだ来年があるからとか、大学でも続けるし、とかどこか軽い気持ちでいましたが、いよいよ本当の最後が近づいてきているわけです。せっかくここまで続けてきた訳ですから、全力で取り組んで行きたいですね。

人を動かす力、、、

今年のチームは層の厚さ・総合力が売りのチームだったと思います。ブロック長のレオの指揮や、颯太の各選手への声掛けなどがあったからこそ、ここまでのチームに仕上がったと思います。

ここでふと思うのが、自分はチーム作りに貢献出来たか?という点です。まあ、答えは自明でNOでしょう。

協調性が無いと何かとネタにされがち(内輪だけ?)な陸上部ですが、自分はまさにその典型だと思います。個人としてはぼちぼち取り組んでいますが、他の誰かを巻き込んでいくようなことはほとんどしてこなかったと思います。

協調性欲しいよね

駅伝は極論、個人の走力の結集だと考えていましたが、仮に試合当日はそうだとしても、そこに至るまでのチームでの練習で如何にチームがまとまって練習を積めているか、お互いに刺激しあえるかが当日のチームの強さに直結すると痛感しました。

自分は来年からは院生としてチームに所属するのであまり口出しするのは良くないかもしれませんが老害、少しでもチームをいい方向に持っていくことに携われたらと思います。自分でも引くぐらい真面目な内容ですが、要はみんなでがんばろうってことです(合ってる?)。

来年以降の展望

冒頭にも書きましたが、今年の熊大は目標の6位以内入賞は出来なかったものの、躍進賞を頂くほどの成長振りを見せました。
今後、この勢いのまま熊大が成長すれば6位以内入賞やそれ以上の結果も見えてくると思います。
ただ、その結果に至るまでには今の熊大には不足している部分も多いと思います。

単純な走力

これに関してはイメージがしやすいですね。
島原駅伝前に各大学の上位7名のSB平均(エントリータイム平均だったかも?)が公開されていたのですが、熊大は8番手で、実際の駅伝の結果も8位でした。島原には特殊区間などありますが、大前提としては単純な走力が求められます。6位入賞を目指すのであれば、チーム平均は最低でも14分台には載せておきたいですね。

特殊区間要員

続いては特殊区間要員です。ある程度チームの走力が安定してくると特殊区間での差が最終的な差に大きく影響してくると思います。
今年の自分もそうですが、平地のタイムでは格下の相手であっても駅伝だと負ける、逆に平地では格上の選手に駅伝では勝てるみたいなことが頻発するのが特殊区間だと思っています。
圧倒的な適性を持つ選手はいなくとも、上位のチームにはそれなりにまとめてくる選手が必ずいます。
上位陣に食らいつくには最低でもこの、それなりにまとめる選手を用意する必要があります。
欲を言えば特殊区間で貯金を作れるぐらいにしたいですね。
個人的には、圧倒的な適性はある程度先天的なものだと思いますが、それなりにまとめるで良しとするならば試走や対策練習である程度どうにかなると考えています。特に、試走による適性の後付けは身をもって体感しているので、来年以降試走回数を増やせたらと思います。

四区行きそうで行かなかった人達
右手どういう状態なん?

層の厚さ

今年の熊大の大きな変化のひとつだと思いますが、まだまだ足りないとも感じる部分です。
やはり、上位チームは必ずと言っていいほど層が厚いです。チーム層が厚いことの利点は主に2つあると考えます。

1つ目は、怪我などによる主力選手の代わりがいることです。怪我なく万全の状態で駅伝を迎えることに越したことはないですが、なかなか現実はそうはいかないと思います。熊大もそうですが、今回ライバル校としていた九州大学や長崎大学も怪我・不調を抱えての出走となったと思います。
8番手以降の選手の強さがこうした不測の事態で生きてくると思います。もちろん、メンバー争いの過程においてチーム層が厚いことで張合いが出て、チーム力の向上に繋がることも利点だと考えます。

2つ目は、Bチームなどの複数チームを作ることでチーム内の島原経験者を増やせることです。
特殊区間で特にあるあるだと思いますが、去年この人が走ったから今年もこの人が走るだろう、みたいな区間配置になりがちだと思います。
これはやはり経験がものを言うの典型だと思います。複数チームを出すことで島原経験者を増やすことができ、翌年以降に活かすことができるので、長期的な目で見たときのアドバンテージになり得ると思います。

今年熊大は、連合などの形をとってBチームを作ることも考えましたが、結果としては本チームのみのエントリーとなりました。せっかく層の厚さが出てきたので、もっと多くの選手に島原を走る機会があれば、と思います。

書けば書くほど内容が出てくるのですが、この辺りで留めておきたいと思います。ここまで考えがあるならチームに共有するなりなんなりして少しでもチームに還元しろって話ですね。

ラストイヤー

今回が賢亮さんとのラスト島原でした!!!
コロナ禍真っ只中の時期から本当にお世話になりました。残りの期間もまだまだ走りますよね!ね!?

え、なんでツーショット無いん?(代打:河野)

今年島原を走ったメンバーで卒業するのは賢亮さんのみで、来年以降もまだまだ熊大には力のある選手が残ります。賢亮さんが抜ける穴は大きいですが、また1年しっかり練習を積んで来年、今年越えのチームにできるように頑張ります。

さいごに

今回の島原駅伝は走ったメンバー、付添、短距離、マネージャー、OBOGの先輩方全員の支えがあってこそ成り立ちました。重ね重ねになりますが、ありがとうございました。
選手としてできることはやはり結果を出すことだと思います。来年はさらに上を目指しますので、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします🙇‍♂️

応援ありがとうございました!!!!

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