島原駅伝を終えて 3区 川﨑麗央
島原学生駅伝を迎えるに当たって
正直、9月の時点では3区を走ることになるとは予想していなかったです。自分自身、9月の初めにコロナを発症してしまい、他のチームメイトがしっかり練習を積めているのを見ると、出走メンバーの7人に入ることも難しいかなと思っていました。ブロック長である以上、走りたいとは思っていたが、このままでは厳しいかなという危機感の方が大きかったです。
コロナからの復帰レースとなった九州CSでは、16‘00という復帰戦にしては、まずまずのタイムでまとめることが出来て少しほっとしました。その2週間後の、佐賀ナイターでは、記録を狙ったにも関わらず自己ベストにも届かない15’59で終わってしまいました。その一方で、チームメイトのPBラッシュが続き、チームの成長を感じると共に焦りが出て、精神的に苦しい時期でもあった。しかし、佐賀ナイターの翌週の新人戦では、1500,5000m共にPBを更新できたことは、少し自身になりやる気も取り戻すことが出来ました。どちらのレースでも、PB以外の目的を持ちながら走った中で、しっかりまとめて走れたのは凄く自信になりました。その後のポイント練習では、トラック、ロード共に1つも外すことなく、順調に練習をこなせていたので、昨年度よりは自信を持って本番に臨むことが出来ました。また、えがスタ外周での選考会でも昨年度より20秒ほど良いタイムで走ることが出来たことも自信になりました。
島原学生駅伝当日
前日の夜は、しっかりと眠ることが出来ました。起きてから、1区を走る仲里と散歩しながら、今日の走りに向けての気持ちを高めることが出来ました。その後、朝食を摂ると、急に緊張感が増してきて、アップ中もずっとおなかにご飯がつっかえているような感じで緊張感と戦っていました。
そんな中レースがスタートして、1区の仲里が良い位置でレースを進めているのをYoutube上で見ながら、気持ちを高めていました。仲里が4位で賢亮さんに襷をつないだときは、正直めっちゃ緊張していました。2区の賢亮さんも第一工科大学とずっと併走しながら走っているのをライブ配信で見ながら、興奮と共に焦りを感じていました。襷を同時にもらうであろう選手の持ちタイムが40秒~1分離れていて、走る前から怖さを感じていました。それでも、自分の区間でしっかり走ることが後ろの選手につながることは分かっていたので、気合いを入れて走り出しました。結果として、もっと落ち着いて冷静に走り出すべきだったとは思うけれど、速い選手に前半から食らいつきながら走ったことには後悔はないです。入りの1kmが2分55秒、3km通過が9分15秒、5kmが15分55秒でした。最低限、16分を切って通過することは出来たけれど、5kmの時点で余裕がなくなっていて、最後の3kmを納得できる走りにすることは出来なかったのが、心残りです。4区の颯太さんには、なんとか8位で襷をつなぐことが出来たので良かったかなと思います。
総合順位では、目標としている6位には届かなかったけれど、8位入賞、躍進賞を獲得できました。ブロック長として、走りでチームに貢献することは、あまり出来なかったけれど、みんなに助けられて、躍進賞という形に残る結果をもらうことができて、本当にうれしかったです。正直、この一年間、きついことの方が多すぎて、うれしかったり楽しかったりすることが少なかったので、本当に幸せでした。
島原学生駅伝を終えて
長距離として1年間の集大成となる大会を無事に終えられたことに凄くほっとしています。昨年の島原で悔しい思いをして迎えた今年の島原は、楽しい思い出で終えることが出来ました。それでも、熊本大学は、まだまだ成長できるチームだと思います。あと2年は、今年走ったメンバーが6人残る予定です。さらに下の学年もどんどん成長してきています。来年度は、もっと上を目指せるようなチームにしていって欲しいと思います。学業、アルバイトなど忙しい生活は続くけれど、僕も下からの突き上げに負けないように、上のメンバーを少しでも脅かせるように頑張りたいです。
お礼
当日、応援に駆けつけてくれた短距離の皆さん、本当に苦しいところで声援を送ってくれたOBの方々、サポートメンバーのみんな、遠くからYoutube上で応援してくださった方々、本当にありがとうございました。
最後まで、全員が力を尽くすことが出来たのも皆さんの支えがあったからです。
これからも頑張っていきますので、引き続き応援よろしくお願いします!
最後に
ブロック長を一年間務めさせていただいてありがとうございました。
ブロック長を務めた感想は、また書かせていただきます。