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低~中予算で高音質の配信と通話をするためのマイク設定 (Nvidia系グラボ/USBマイク/OBS/VSTプラグイン)

大方針

・メンテナンスコストが低い
・高すぎない
・うるさい環境でも使える

やり方

・感度の高いマイクを用意する
・入力音量を小さくしつつ、口の前に設置し、はっきりとした声で話す
・最終的にはNvidia系のノイズ抑制で整える

利用する機材

ゲームやストリーミング想定のものならなんでもOK。
ノイズについては後でまとめて除去するため、感度の高いコンデンサマイクを利用している。

アームは必要。ノイズ低減のためには、できるだけ口に近い状態で利用するほうが望ましいため。
口の前に設置できれば何でもOK。

ポップガードもあるほうがよい。口に近づけて利用するため。

設定内容

Windowsのデバイス設定

マイクの入力音量自体をやや小さめにしておく。
後は設置の位置と正しい発声によってノイズを抑える。

EqualizerAPOの導入と設定

・Windwos上の音声デバイスに対して直接エフェクトをかけられるもの。
 これで設定したデバイスをOBSやDiscordで選択すればOK。
・VSTプラグインという形式のプラグインを探してきて、それぞれのやりたいことに応じて設定して使う
・特に通話をしない場合はOBS上で同様の設定をしても同じ効果がある。
・記載の画像は全て熊田が実際に利用しているもの。

【2023/09/03 追記】
NVIDIABroadcastなどのノイズ抑制を利用できる場合、Configでそのデバイスをインストールして、Editorで選択すれば、ノイズが消えた後の音を調整できます。
・AI系のノイズ抑制を利用する場合、ノイズ抑制後の音を調整するほうがコントロールしやすいと思われます。

以下の順でVSTプラグインを設定していく
①デバイスの選択
Selected devicesでエフェクトをかけたい入力デバイスを選択する。
選択できなかった場合は、Configuratorでデバイスのインストールを行う。

②ReaFir (ハイパス)
Mode:EQ
人間の声だけがマイクに乗るようにする。
大体80khz~100khzくらいまでをなだらかに削っておく。

【2023/09/03 追記】
・NVIDIABroadcastの出力後にReaFirを挟むと遅延が出ました。影響度は個々の環境に依りそうです。
・AI系のノイズ抑制を使う場合はそもそもこの設定項目はいらないかもしれません。
・対応例としては以下が考えられます。
①別なイコライザーのプラグインを利用する
②NVIDIABroadcast等のノイズ抑制系のアプリによって設定をスキップする
③気にせず使う

③ReaFir (補助)
低い部分をカットすると音が固くなるので、少しだけ持ち上げる(調整の仕方によってはいらないかもしれない)

④La Petite Excite (エキサイター)
ハイを持ち上げることで音にクリアな印象をもたせる。
Highのみ1.87としている。

⑤MCompressor (コンプレッサー)
大きな音が入力された際に、音量を小さくする。
コンプレッサーをかけると最小音量と最大音量の差が小さくなるため、より声が聞きやすくなる。

THRESHOLD以上の音量が入った場合に音量を抑えるので、自分の普段の使い方によって調整が必要。
OBSに読み込むと入力音量に応じて画面のバーが動いてくれるので、それを見た上でEqualizerAPOに設定する。(APO上だと動いてくれないため)

【2023/09/03 追記】
NVIDIABRoadcast × コンプレッサーでDiscordを利用した場合、音割れが発生したので、通話での利用については調整が必要そうです。おそらくDiscord側の仕様が影響しています。
・OBSで配信する際は、コンプレッサーありのほうが音量が一定になって聞きやすいです。

OBSの設定(Nvidia系のグラボがある場合)

Nvidia系のグラボを積んだPCの場合、最新のOBS上ではNvidia系のノイズ抑制を利用できる。
ノイズ抑制をオンにすると、NvidiaBroadcastの「ノイズ低減」と「エコー除去」を最大レベルにした場合と同じ効果がある。

マイク→フィルタ→ノイズ低減→RNNoise
これによって、APOで調整された音がOBS上のノイズ抑制に入れられて、ノイズの無い状態で出力される。

マイク→オディオの詳細プロパティ→モニターと出力
として実際の音質を確認。また、テスト配信などでプラットフォーム上での聞こえ方を確認。

【2023/09/03 追記】
・理由は不明ですが、ノイズ抑制単体で出力させた場合、OBS側のRNNoiseのほうが、NVIDIABroadcastに比べてラグが少ないです。環境によるかも。
・OBS側でプラグインを重ねると、プラグインによってはラグが増えます。

備考

・コンデンサマイク利用時の適正距離は大体10~15cmらしい。
・マイクから遠いほど声以外の環境音が入りやすく、トータルの音質が下がりやすい。Windowsで入力音量を下げつつ、適正距離にマイクを設置するとノイズが入りにくい。
・マイクによって指向性(どの方向の音を拾うか)の設定を切り替えられたりするので、説明書を読んで単一指向性に設定すること。
・マイクによってどこを自分に向けるかが違うため、説明書を見つつ調整すること。

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