特別のパラドクス
皆さん『特別のパラドクス』ってご存知ですか?
まず、皆さんに質問します。
皆さんは自分のことを特別だと思いますか?
多くの人は「自分は特別ではない」と答えると思います。
何故ならば多くの人は自分が特別な存在になっていないと感じているからです。
特別な存在になったと感じるにはいくつか条件があります。
例えば、職業。
就いた職業が珍しければ珍しいほど、人は自分を特別な存在だと思うようになります。
また、有名になれる職業や就くのが難しい職業など、職業によって自分を特別な存在と思えるようになります。
こうでもしなければ人間は特別と思うことはありません。
特に日本人においては『謙遜するのが美徳』という文化があるため余計に自分のことは特別と思うことは少ないのです。
しかし、全く同じ人生を歩んでいる人なんていません。
生きとし生ける人間全てが唯一無二の存在なんです。
唯一無二の存在と言われると特別な感じがしてきますよね?
ただ、全員が唯一無二の存在だとすると、全員が『唯一無二の存在』という共通点を持っていることになります。
『唯一無二の存在』が全員の共通点ということは『唯一無二の存在』という要素は誰しもが持っている普遍的な要素であるということです。
普遍的な要素だということは特別ではないということです。
あなたを『唯一無二の存在』たらしめるのは、あなた自身の誰にも奪えない人生です。
全員が誰にも奪えない人生を持っているということは、全員が同じ要素を持っているということです。
流れをまとめると…
①誰しもが『唯一無二の存在』という特別な存在。
⇓
②『誰しも』ということは『唯一無二の存在』は普遍的な要素。
⇓
③しかし、全く同じ人生を歩んでいる人間はいない。
⇓
④全く同じではない=『唯一無二の存在』
⇓
※以下②~④を繰り返す。
ということになります。
つまり、全員特別であり全員特別ではないという『特別のパラドクス』が起こっているということなのです。
っていうのを中学校の体育館で熱弁してる夢見た。
死ぬほど寝汗かいてた。
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