敦賀にむかって泣く
2025年1月 人生ドンつまり。どっちの道を選ぶか迷った日,知らない土地で自分を見つめ直そうと一泊旅をした。 (前記事 ↓
ひとが歩いていない
そういえば【新幹線開通】と駅前にデカデカ貼ってあったが,夜間も駅周辺を出ると閑散としてたし,地方都市の平日ってこんなものなのか。時折り車が通りすぎるが,雪がちらつく中,誰も歩いてない。五木ひろし像も寂しそう。
バスに去られ辿り着いたのは,大きな鳥居の気比神宮だ。その前に冷えた身体を温めようと神楽通りのお茶さんへ。
店独自の製法で燻したほうじ茶で,お茶漬けをいただく。
日本茶党のウチは家でも煎茶/ほうじ茶/玉露入 と気分で飲み分けている。去年秋に自宅引っ越しの際,お茶を淹れる急須が中国茶用や普段しまいっぱなしのも含めて九個も出てきて「口はひとつなのに,なんで九個も必要なん？」娘に呆れられたものだ。
お茶に癒されるうち雪がやんだ。
おみくじは中吉だった。
いまが底でこれから運気は上がっていく、と言う。雪が上がりもっとも繁華街の松本零士の通りを足取り軽くどんどん歩く。
目的は水曜定休日だった銭湯。
大通りからちょい奥まった路地で道に迷い,ちょうど家から出てきたおばちゃんに訊ねた。
「サフラン温泉,どう行けばいいですか」
「そうやねぇ,この道曲がったらすぐ見えるよ．けんど今日はやっとったかなぁ。昨日閉まっとったもん」と言われた。
そりゃそうだ,Goggle先生曰く,水曜定休日だから木曜は空いてるのだ。15時から！
道を抜けると,あった。
だが, 臨時休業だった...
おみくじの「今が底」って30分前のさっきですか？ それとも底って二重底になってるんですか,神様？？
