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kumacho_o
2021年11月22日 20:20
遺産の分配も喪中ハガキの手配も済み、友人から借りっぱなしの書籍「母の遺産」でも読もうか、と枕元に置きまだページを開かないうちに眠ってしまった。すると、母があらわれた。ウチはまだ死んでへんで。喪中ハガキなんか出したら、死んだことになるやろ、やめといて、たのむから。と母が言うのだ。いつもの表情で、しっかりした声で。困った私が黙り込んでいると、あんなぁ、願い事あるねん。と手を握