![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25991420/rectangle_large_type_2_8b32627ce5ca7ec50cacad9c9e8ae67b.jpg?width=1200)
映画評 GW(2)
書いたとおり
(1) おもしろかった
(2) とてもおもしろかった
(3) GW観たなかでNo1
という構成で今日は(2)です。五作あります。
概ね上からおすすめ順です。
スパルタカス 1960 アメリカ スタンリー・キューブリック カーク・ダグラス
まったく予備知識なく観て、面白かった!長かったけど…昔の長編映画っぽくintermissionがある。
そもそも世界史の素養が絶無なのでスパルタスクも知らない。この物語の舞台、ローマの当時の世界情勢も知らない。けど、さすがにそれぐらいはちょっと確認してから観たほうがいいなとは思った。
アラビアのロレンスみたいに(アレと比較してよいのかわからんが…)とにかく映画として「しっかりしている」という印象です。
監督がキューブリックだっていうのも後から知った。後からネット検索したところではキューブリックは自分の色の映画にできなかったのでこの映画を認めていないとか。確かに、製作総指揮カーク・ダグラスと書かれている。つまり主演俳優のワンマン映画と…
この方、なんとマイケル・ダグラスのお父さんらしい!(ブラック・レインに出ていたマイケル・ダグラス…)
そしてなんと103歳まで生きたらしい!アメリカで103歳まで生きるって驚異的。どんだけ健康に気をつけていたんだろうか。
主演女優は「ジーン・シモンズ」さんだそうでなんとあのジーン・シモンズと同じ名前。。いろいろおもしろい。
マイ・インターン 2015 アメリカ ロバート・デ・ニーロ アン・ハサウェイ
「プラダを着た悪魔」好きなら絶対!
面白かったし、ハッピーエンドでよかったけど、私がオープニングで想起したハッピーエンドとはちょっと違った。
デニーロ… 良い歳のとりかたしたなァ…と、なぜか上から。
そして、やはりデニーロ、ちっちゃいね~(笑)
カッコいい…自分もこういうふうになりたい…(デニーロみたいに、というかこの登場人物「ベン」のようになりたいな~と)
アン・ハサウェイをみているとふつーにこれはプラダを着た悪魔の続編なんじゃないか?とすら思った。ネット情報では最初レイチェル・マクアダムスが想定されていたらしいけど、それでもよかったかも(笑)
昔の古き良きアメリカのアメリカン・ドリーム風映画の系譜なのかな実は。こういう、アメリカの強きバリキャリ女性が成長していくっていうストーリーは、もうちょっと何作かみてみたいな。
海を飛ぶ夢 2004 スペイン・フランス・イタリア合作
不思議な感慨に浸れる映画で、そしてかなり面白い。
主人公はイヤな奴なんだけど(そうなってしまうのも仕方ない)だんだんとイヤな奴だと思えなくなってくる。主人公の本質は何も変わらないのに相対的に周りが変わっていくのだ。
メイクしてるとはいえこの俳優が自分とあんまり歳が変わらないというのは驚いた。
それと、今あらためてわかったけど映像が素晴らしいのだな。
キューティ・ブロンド 2001 アメリカ
も~こういうのが大好きっていうそれだけで(笑)
バリキャリのアメリカン・ドリーム。
この主人公、個人的にもそんなに好みではないし(生意気いって失礼)映画的にも序盤はかなりダメダメなブロンドのねーちゃんという感じで始まるのですが、ちゃんと!最後はとっても魅力的になっていくんです。
プリティ・ウーマン! いや、このお話はシンデレラストーリーではなく女性が自立していくのがテーマか…
一方主人公の敵役(そして例によって最後は共闘していく)のセルマ・ブレアはとても魅力的だなと思いました。顔立ちが日本人好みなんだろうと思う
特筆すべきところとして、主人公が冒頭でフラれるとき(別れよう、と切り出されるとき)の返しの”What!?”は一見の価値があります。
君のためなら千回でも 2007 アメリカ(原題は"The Kite Runner")
アメリカ映画ですが舞台は基本的にはアフガニスタンです。歴史的背景は知ってる必要があると思うけど自分の場合はもう物心ついていたし、新聞、ニュースネタとしてリアルタイムで認識していたので、予備知識としてはそれぐらいでいいかも。
素晴らしい映画だと思いますホントに。でもとある暴力シーンがあり、自分暴力シーンかなり嫌いなので、だからおすすめ度はここまで下がる…(上に挙げたののほうが自分的にはおすすめ)
映画に非があるわけではなく自分の好みの問題。その暴力シーンは映画の流れの中で必要なのであろうし。ただ自分は、映画を観る時間というのは完全なプライベートであるわけなので、プライベートはできるだけ楽しい気分あるいは「豊かな」気分になったほうがいいという…それだけの理由です。
邦題、カタカナで「カイト・ランナー」でもよかったんじゃないかなぁ…と思わなくもない。Kiteは映画の中でかーなーり重要なアイテムです。