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文系営業職フルリモートのデメリット(1年半やってみたらこうなった)

こんにちは、くらげママです。

コロナウイルスの感染拡大が毎日広がっていて、怖いです。朝起きるとニュースで最新情報をチェックするのが習慣になっています。今日は韓国の感染者が3000人を超えたとか。

国内も各都道府県で報告があがり、ついには3月いっぱい公立の小中高と休校が要請されましたね。日本も世界もパニックになっています・・・

そんな中で、大手では社員に在宅勤務・テレワークを通達するところもでています。おそらくは生まれて初めてテレワークする組織も出てきているのではないでしょうか。

くらげは、テレワーク(拠点指定)ではなく全社員がフルリモート(どこでもOK)の会社に転職して1年半営業職として務めました。その経験をもとに、メリット・デメリットを紹介します。


●勤めていた会社概要

福祉系ベンチャー 創業10年 拠点は首都圏、社員約20人規模 

デメリット

①意外とお金がかかる

②事務処理が滞りがち

③誰でもできるわけではない

④働きすぎてしまう

⑤誤解されやすい

⑥家が荒れる

⑦成果主義になる

⑧オンオフがあいまいになる

⑨身なりに無頓着になる

⑩帰属意識が作りにくい

以上、10個あげましたが、メリットのときはスラスラ思いついたのにくらべて、デメリットは出し切るまでに2日ほどかかりました。

▼解説▼

①意外とお金がかかる

カフェ代がかかるんですよね。一見おしゃれなんですけどね・・・カフェで仕事してるんです(風も)スタイルって。おしゃれカフェだとコーヒー500円くらいしちゃいますので。一番節約でもマックの100円コーヒーは必ずかかってくるので、営業手当がない方は特にちりつもでお小遣いに響いてきます。(くらげはベンチャーなんで、もちろんそんな手当皆無!)

あとは主婦なら厳しくチェックしている光熱費。スパーんと上がりますので。皆さん来月の明細注意ですよ。くらげ宅が冬はオイルヒーターつけちゃったので特にやばかったです。気密性の高い素敵なおうちなら違うかもしれませんが、普通の賃貸マンション48平米の例です。

◇夏の電気代 通常4,906円→在宅8,456円

◇冬の電気代 通常7,500円→在宅11,665円

あとは、さり気なくコピー代(用紙代も)とかかかってました。申請するのも面倒なコンビニコピー代がかさんでいました…

②事務処理が滞りがち

会社にいると誰かがやってくれる!?契約書のファイリングやらスキャンやらも、フルリモートの会社だと会社に寄った時にセルフで全部やらないといけません。(総務職でオフィススタッフがいる会社は別)

特に、押印が必要でいち早く結びたい契約書があったりすると、わざわざ会社に行く手間がかかったり、少し手元に溜めちゃったり、なくさないかひやひやしたりと、抱えてしまう処理は増えがちです。電子社判NGな会社もけっこうあったりして、面倒でした。

③誰でもできるわけではない

これね・・・くらげの会社はルールがあいまいだったので、結構もめました。正確には、嫌な思いもしました。

ニューフェイスの方や成績が良くない人など、リモート許可がおりないことも。リモートを売りに人を確保しているのに、入社した後にOK出るまでは許可がおりなくてオフィス勤務せざるを得ないとか、けっこういました。(オフィスにだれか面倒見る役の人がいればいいのに、そうでもないことも多々あり)

社長や上司の気分で影響されないように、公平な要件は明確に!

④働きすぎてしまう

終電もなければランチタイムも区切られてていないので、区切りのいいところまで仕事してしまいます。特に小さなお子さんのママだと、子供が寝た後に起きてパソコン開いてしまうなんてこともしょっちゅう。

経営者ならいいんですよ。本人の会社だし好きなだけやれば。

社員がそれをやりだしちゃうと、給料もでないのに、仕事中毒になります・・・。

ひどいときには、夜22:00超えてから始まるMTGが開催されたり・・・今ではぜったいやりませんが、その頃は普通にやっていました。

管理側の人は、リモートのメンバー管理において、さぼるほうでなく、やりすぎてしまうほうを管理してください。(生産性もね♬)ログインなどで、会社側が厳しく管理する必要があります。

⑤誤解されやすい

会社からは、子供が熱出しても在宅できるし平気でしょ!?みたいな空気が流れます。いやいやいや。メール返すくらいならできますが、未就学のお子さんのパパママならわかると思うのですが、子供みながら仕事なんで無理です。不可能です。お子さんが保育園いけないくらいの時は、休ませてあげてください。

たとえ遊び相手に祖父母に来てもらっていたとしても、子供は用があるとパパママに声掛けてきます。

しかも「おばあちゃんでなくて、ママがいい~」みたいな、失言も平気で言ってきますから、祖父母のモチベーションも下がります・・・。

逆もあって、家族側から、家にいるんだから「買い物してきて」とか、「夕飯つくっといて」みたいな期待もかけられます。通勤短縮した分、家事の負担増えがちなのはあるあるだと思います。

働いてるのに~~

⑥家が荒れる

これは営業職だからかもしれませんが、営業資料、プレゼン資料、企業パンフレットなどなど、紙がやたら溜まります。

くらげは既に退職済なのですが、これら紙ものを処分できた時はスカッとしました。そのくらい、モノがたまっていくのは嫌でした。

会社によってはカタログ営業や電子ツールで紙増えないスタイルの方もいるとおもうのですが、提案型の営業だと提案書も10貢くらいに及びますし、家の中がかさばってきます。

スキャナーとかシュレッダー収納があるオフィスって、やっぱりそのへん快適ですよね。

⑦成果主義になる

見えないところで仕事しているので、パフォーマンスは数字や業績で表すことになります。なので、KPIがしっかりしていないとさぼっているのと同じだし、逆に成績あげておけば細かくみられないし、成果主義になっていると思います。

業務計画を立てられない人や、自ら仕事できない人には、正直向いてないと思われます。(そういう人、めっちゃ怒られてました…)

朝礼で業務計画を伝えて、営業報告はシステムに入れて、それをシェアしさえすれば上は安心してましたが、それすらできない人もいたので、ご注意を。

⑧オンオフがあいまいになる

リモートワークだと携帯も持たされているので、休みの日や業務外にも電話が鳴ります。なので、オフっておかないと対応せざるを得ないこともでてきます。

あとは、やりかけの仕事、溜まっていた仕事、ブラッシュアップしたい資料、急ぎ!とついているメールなどなど、デバイスが家にあるからこそ、スキマで片付けちゃうんです。

気が付くと、メール処理は仕事以外のところで片付けるようになっていたりも。

一番覚えているエピソードが、保育園のお迎え後にどうしても一本連絡したかった取引先がいて、子供の手を引きながら電話をかけた時のこと。

いつもなら静かにしている子供が、無視されていることに機嫌を損ねて、大きな声を出し初めました。取引先も様子を察して、明日でもいいですよ~なんか大変そうなんで・・・といわれてしまう始末。もう、泣きたくなりました。

今になって思うと、子供は朝からずっと我慢してやっとママに会えたのに、ママはすぐに電話しだしてワタシのほうを見てくれない・・・それは気を引こうとしますよね。かわいそうなことをしてしまいました。

どこでも仕事できるのと、いつでも仕事していいのは別ってこと。

⑨身なりに無頓着になる

これは女の人特有かもしれません。通勤しているとトレンド感が雑誌読まなくてもわかってシーズン物の服を着たくなるものですが、オフィスに行かなくなると、スーツか休みの日の服でよくなるので、ちょっとしたオフィスカジュアルなキレイ目服がなくなります。

ひどいときは、メイクしないまま仕事してそのまま夜ってこともありました。そんな時はスカイプの画面表示もオフです。うっかり画面をオンにすると悲劇です・・・。

(ごくごく稀に、画面オンになっちゃってるのに気付かずに、着替えながらMTGに入ってるツワモノも現れます。おーい、見えてるよ~~~)

せめて眉毛は書こう。

⑩帰属意識が作りにくい

最後はこれ。フリーランスの方に考え方が寄っていくので、社風・・・みたいなものは薄くなります。わりとドライな考え方になっていくので、つきあいもサバサバしがちです。

営業メンバーは仲が良かったので、同じ日にオフィス勤務日を設けたり、都内で集合して仕事したり、会う機会を作っていました。仲間の結束が強まると、オフィス立寄った際に処理を変わってあげたりとか、工夫をするようになっていきました。

わざわざスカイプで呼びかけるほどでもない雑談、例えば給湯室でちょっと話すようなささいなこと、、これ結構大切です。

なので遠隔の子たちにも、あえて雑談をいれてみたり、ちょっかいだしてました。孤独にならないようにかまってあげましょう。

飲み会、バーベキューはやりましょう。


いかがででしたでしょうか。このくらいならいけるかな!?って思えたらなら、前に書いたメリットの恩恵を思う存分受けて、楽しいリモートワークライフが過ごせるはずです。

↓ メリットについてはこちらからどうぞ。

ご覧いただき、ありがとうございました^^



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