【ライブレポート】棗いつき 1st LIVE TOUR『TRAVEL2U』絶対に忘れないこの感情
平素よりお世話になっております。
”棗いつきさんのオタクの”kumaberryです。
今回は
棗いつき 1st LIVE TOUR『TRAVEL2U』
の感想記事になります。
それでは宜しくお願い致します。
私の”TRAVEL2U”
私が参加したのは札幌公演、東京公演。
私の実家が北海道ということもあり、
「最推しのLIVEのためなら帰省するかぁ…」となんともまぁ親不孝な理由で4年ぶりに帰省しました。
というわけで需要があるか分からない、
私の北海道帰省の記録を残しておきます。
前述の通りそれまで私が帰省したのは4年ぶり、2019年の年末が最後。
ちょうど仕事が2倍、3倍にも忙しくなり精神が崩壊しかけ、親から”悪い意味で人が変わった”と言われたことが心に深く刻み込まれていました。
親と電話で話したり別の要件で会うことはありましたが、しっかりと顔を見て腰を据えて話すのはその時以来のこと。
その4年間で『好きなアーティストを応援する』…所謂推し活の熱が入るようになり仕事や日常の過ごし方も変わったことで”以前よりも明るくなった”と言われ、ホッと胸をなでおろしました。
改めて歌から受ける感情への影響について考えさせられる...なんてことが実はライブ前にありました。いつきさんとの出会いに感謝…
…と旅の記録はこの辺に、札幌公演の簡単な振り返りへ。
会場となった『ベッシーホール』はザ・ライブハウス。
横は大体7~8人並ぶとぎゅうぎゅうになる程の手狭で、
いかにもバンドライブ!という雰囲気を肌で感じました。
大阪公演から2週間が経ち、
SNSに投稿されている写真や動画といったライブの情報を一切見ずに過ごしていた私。
セトリはどうなるか、
バンドアレンジされた曲がどれほど燃えるのか、
そして大阪公演に参戦したオタクたちが言う「ファンサがヤバかった」という意味がどういうものなのか…
そのことをずっと考え、会場に入った瞬間にその期待は更に高まる一方でした。
開演時間が迫ってくるとステージ横、暗幕で隠された出入り口から円陣の掛け声が聞こえ会場からは大きな拍手が鳴りました。
最初の曲、『八月の風が吹く頃』のバンドアレンジされた爽やかなイントロ、純平さんに合わせクラップをするオタクたち。
いつきさんの登場を今か今かと待ちわび、登場したいつきさん。
ここで強い衝撃を受けました。
ライブKVのツアー衣装を完全再現したいつきさん。
それに加え髪もポニーテール(エクステ)を再現し、
今までと違う少し大人びた可愛さとカッコ良さに心を射抜かれました。
KV衣装お披露目の様子▼
(昼公演は前の方に居たので、いつきさんのその眩しさを序盤も序盤に受け灰になりそうでしたね…)
『八月の風が吹く頃』は2022年にlapixさんよりリリースされ、
夏の暑さ吹き飛ばすような爽やかで人気の楽曲。
このツアーが発表された当時から、「この曲、聴けるのでは!?」と期待していました。
夏の始まり、ライブという一つの旅を飾る最初の曲としてこの上ないハマり方でしたね。
そんな爽やかな雰囲気の次に繰り出される『Limiteless』は様子が一変し、
会場の熱が一気に凝縮されオタク達の並々ならぬ叫びが爆発しました。
後のMCで分かりましたが、札幌公演に集まったファンの殆どが北海道から来ており、ましてや今回がいつきさんのライブ初参加多くいました。
今まで、音源やディレイ配信でしか聴けなかった曲を生で聴けることはさぞ喜ばしいことだったでしょう。
そういった意味でも今回のツアーで”地方のファンへ会いに行く”というのを前面に押し出していたいつきさんの想いが実った結果となり、
2023年の1stワンマンライブ『SEEK for MYSELF』から現地参戦している1人のオタクとしてその光景を観測でき嬉しい限りでした。
これまでのいつきさんのワンマンライブは『物語のある音楽』を主軸で展開され、1stではロボ猫(戦犯ネコ)の『ろこた』がいつきさんのアーカイブを消してしまい、それを修復すべくいつきさんの持ち味であるキレと可愛さを両立した歌声に合わせたセトリが展開されこれまでの活動を辿る様な物語でした。
(ロボ猫の名前は初登場から約1年と3カ月を経て決まりました▼)
ライブ後半、『polar night』歌唱前に語った
という活動10年を迎え挑んだ初のワンマンライブで語った短くも胸に沁みる感情が印象的でした。
続く2ndワンマンライブ『パラレルショット』ではまたしても『ろこた』がやらかしリアルとバーチャルの両方で活動するいつきさんの二人の人格が表れ昼夜2部構成で繰り広げられる壮大な物語のが繰り広げられました。
と…夢の為に頑張ることを諦めないいつきさんの芯の強さに当てられ、
自身の感情や活動に対する想いを物語として組み込んだ涙なしには語れないライブでした。
エモさ全開で展開してきたこれまでのワンマンライブを経て挑んだ初のツアーライブ。
今まで会うことができなかった遠方に住むオタクに会うため、
バンドメンバーと各地を巡る旅となりました。
特に札幌公演は直前に台風10号が日本に上陸し一時はどうなるか…
まるで『祈るような旅』となりましたが、その不安なんて吹き飛ばすような熱いライブとなり、気付いたときには持ち込んでいた飲み物も空になるほど弾け、MCの水分補給では「お水なーい!」となる程に熱いライブでした。
また(おそらく札幌公演だけ?)ステージ中央にお立ち台があり、
狭いながらも高さを生かしたパフォーマンスは最高の一言。
『Son macabre』のシーンは間違いなくあの会場にいた全ての人が虜になったといっても過言ではありません。
バンドメンバーのパフォーマンスもブチ上り、
ドラムのいなばさんは昼公演の時点で「灰になった」と仰るほど激しい演奏で盛り上げ、夜公演はその勢いを途切れることなく、そしてオタク達ももっと熱くなれるだろ!と言わんばかりの熱い演奏が素敵でした。
ギターの三木さんはMCでは茶目っ気のある話し方で愛嬌が漂い、大阪公演を経てキャラがたっているのかな?と思うシーンが印象的でした。
しかし演奏になるとプロの顔でガラッと雰囲気が変わり、間奏ではステージ前方でのキメキメの演奏は最高でした。
Interで挿し込まれた『Welcome to the Rock Area』で魅せた歯ギターによるパフォーマンスは痺れましたね。
マニピュレーターの純平さんは縁の下の力持ち。曲終わりの余韻の持たせ方が絶妙でオタク達の熱をコントロールし次の音源への繋ぎは完璧。
札幌公演ではライブ初参加勢も多く、そんなライブ初心者も全力で楽しめるよう演奏中の手振りやクラップ、コールの煽りなど様々なシーンでライブを盛り上げていました。
いつきさんだけでなく、バンドメンバー皆さんのがこのツアーに向けている熱量は本当に凄まじくそれを全力で浴びられたのは最高でした!
ここから福岡公演を経て更に進化していくと思うと、
旅の終着点となる東京公演ではどのような物語を迎えるのか楽しみで仕方ありませんでした。
あと指差し、目線合わせ…などなどいつきさんのファンサがえぐかったです。いつきさんは良いぞ…(呼吸)
旅の終着点 『TRAVEL2U 東京夜公演』
そんな札幌公演で燃え尽き、3週間後の東京公演を全力で楽しみ応援すべく日々の訳分からん量の仕事をこなし臨んだツアーライブ千秋楽。
社会人になり8年間で様々な現場を経験してきましたが、
TRAVEL2U東京昼公演では今までにないほどの最良の席を当て無事に限界化しました。
その様子は先日投稿したライブレポートに収めております。
良ければ読んでみて下さいませ。▼
東京公演ではこの旅を終わりを祝うべく彼女のワンマンライブで過去最多となるフラスタが集まりました。私もいくつか参加させて頂いており、1年前ROMしていた頃はファン企画に参加するとは思いもしませんでした。
1人で応援するよりも何倍も楽しいことに気付けたのもいつきさんが始まりだったなぁ…としみじみ思いましたね。
あっ、因みにフラスタは全て撮影したのですが画質が終わっていたので下記のリンクから見て頂ければと思います。
(スマホ、そろそろ替えないとかなぁ…)
そんなわけで前置きが長くなりましたが…
ここからは
棗いつき 1st LIVE TOUR『TRAVEL2U』東京夜公演
を振り返っていきます。
『八月の風が吹く頃』で長かった旅の終わりがいよいよ終わること宣言。
最後まで全力で盛り上がるぞ!という勢いが会場を震わせました。
ラスサビ前の三木さんのギターソロはとにかくカッコ良く、
その横でオタク以上に跳ね上がる純平さんのパフォーマンスはツアーが終わる寂しさを吹き飛ばすアツさでした。
続く『Limiteless』は過去最高レベルの「りみっれー!!」が繰り広げられました。最後に相応しいぶち上り方でした。
MCでは9月に脱法八月の風を吹かせたことを話し、『Limiteless』で高まったボルテージを維持し、「喉がつぶれるま声出してもらうのでそのつもりよろしくおねがいします!」と鼓舞しました。
そして水補給でオタクから飛んできた「お水おいしかった?」に対し、
「誰だ水飲んでいない人はー!」と撮影用のカメラが回っているので控えめに叱りつける場面もありました。
水分補給の場面一つにしてもこれまでの公演から続くファンとのやり取りとして確立され、毎度どのようになるか楽しみになりますね。
次にバンドメンバーの紹介へ移ります。
最初に話すのはギターの三木さん。これで最後かぁ~と遂に終わる寂しさを吐露し「悔いないように頑張ろうぜ!!」とライブへの意気込みを語りました。
続いてベースの丸山さんは「僕は東京公演のみの参加となりますが、一杯回ってきたメンバーの分も今日一気に楽しんで帰ろうと思うので、皆さんも全力で楽しんでくれるかな...?よろしいでしょうか」と控えめ且つ紳士的な煽りをしました。
マニピュレータの純平さんは「実は僕もKVの後ろに生えている木をイメージしたシャツを着ていました!」と最終日でまさかのカミングアウト。「後ろの木として最後まで盛り上げていきますのでヨロシク!!」と安心感のあるコメントを残しました。
(使用しているMacBookには各公演のステッカーも東京を除く3都市分が張られ、旅の記念として感じられていいですよね…)
バンドMC最後に話すのはドラム兼バンマスのいなばさん。
「やべぇよ、最後だよ!」と笑顔で話し始めます。
「みなさんと同じくらい…いやそれよりも楽しむ気持ちでいるので、私に負けないでくださいね?みんな楽しむ準備はできているかーー!!」と最高の煽りで会場の熱を更に上げていきました。
このツアーのために準備期間から長い時間を一緒に過ごし、すっかり仲良くなったことを話すいつきさん。メンバーから無言で手を振られ「こういう感じの”仲が良い”なの?」と仲睦まじい様子が繰り広げられ、会場からも笑いが絶えませんでした。
「夢なような時間を楽しんできましょう…立ってください…先に言えばよかった…」と小声で少しPONな様子が一変し突き抜ける高音が特長的な『トレードオフ』を披露。
続くのはバンドアレンジとして磨きがかかり1stワンマンからダンスのキレが上がった『PRIYMARY STAR』。
いなばさんの全力のドラム捌き、丸山さんの渋い活かしたベースソロ(とそれを横から下から煽てる三木さん)、ステージ中央で魅せる三木さんのギターと、バンドメンバーのパフォーマンスも光るシーンでした。その勢いままにサビの手振りが楽しい『UNNAMED』もいよいよ最後か…と噛みしめつつMCへ。
「みんなにとって夏ってどんな季節ですか?」と尋ねるいつきさん。
オタクからは「暑い」、「台風!」といった今年の夏の印象が返ってきました。
ラジオ体操の為に暑さを堪え学校へ向かっていた様子など子供のころの思い出が印象に残っていると話すいつきさん。
夏はワクワクする気持ちと切ない気持ちがあると語りそんな夏にピッタリな曲として『青のすみか』、『青と夏』、『Mela!』の3つのカバー曲を披露。
後のディレイ配信で『青と夏』の歌詞が今回のツアーのコンセプトにピッタリだと語り、『TRAVEL2U』としての物語はいつきさん、いなばさん、三木さん、丸山さん、純平さん、裏で支えるスタッフさん…そして我々オタクたちが夏の主役であることに繋がり、曲一つひとつを物語に組み込む彼女の凄みを再認識しました。
カバー3曲が終わり、着替えの為に一度ステージを降りるいつきさん。
そこからInterとしてバンドメンバーの一番のパフォーマンスが繰り広げられます。
東京公演の為にマニピュレータソロを制作した純平さんに始まり、
いなばさん、丸山さん、三木さんの順に『Welcome to the Rock Area』ソロパフォーマンスを披露。これがツアー最後の演奏だからこそオタク達も休むことなくペンライトを、手を振り続け全力で曲に乗り楽しんでいました。
ー The struggle of egos over which to choose ―
オタクにとって聴き馴染みしかないイントロが流れ歌うのは彼女のライブで最高レベルで盛り上がる『ストラゴヴィゴス』。
限界なんて感じさせない全力のシャウトを魅せつけ、それに応えるように会場の熱気も更に上あがり、勢いをそのままにオタクたちのコーラスが試される『ハッピーエンフォーサー』とカロリーの消費量がえげつない2曲となりました。
MCではオタクたちの「暑い…」と言う心の声が漏れる中、
大阪、札幌、福岡の順にツアーに参加したか聞き、暑さや台風に負けず、いつきさんたちと一緒に駆け抜けた全通勢を確認した際は大きな拍手が起こりました。
最後に東京夜公演がいつきさんの初ライブである人を確認。そんなご新規の方へ「虜になって頂きましょう…」としっとりとした口調で『Son macabre』を高らかに歌います。
タイトルコールと共に赤、紫のペンライトへ切り替わり不穏ながらも指揮者のように腕を振り下ろすいつきさん。2ndライブでのラスボス的な様子とは違う、情熱的な歌声とパフォーマンスでオタクたちを虜にしました。
続く『夏の残り香』は聴くものの心をキュッと締め付けるような感情的に表現。「ねえキミならば救ってくれる?」と手を差し伸べられたオタクは無事生還できたのでしょうか...?私は無理ですね。いつきさんの感情に支配されたまま静かにそれでいて力強さのある歌唱が魅力的な『Mirror』を披露。今回のツアーライブで生歌初披露となり、バンドサウンドでその衝撃は更に増していました。
ダークゾーンとなった3曲を経て、MCへ。
大阪公演から弄られていたいつきさんの口癖である「ヨシ!」も最後となり、純平さんの長めの水分補給に「可愛いー!」と沸き立つオタクの声。
「僕は?」と求め焼きもちを焼き可愛いの声を求める三木さん。その様子を見て後ろからちょっかいを掛ける純平さんとのやり取りを笑顔で見守るいつきさん。今までのライブにない和やかな雰囲気が新鮮でとても楽しい時間でした。
そんなやり取りも束の間に、ライブはいよいよ終盤へ…
「まだまだ盛り上がっていけますか!!」
「もっともっと声出せますかー!!」
「出し切れますかー!!」
と全力で叫びオタクたちを煽ります。
「君たちの魂の存在証明を見せて下さい!!プロパガンダ!!」
そうして始まるのは今回のバンドライブで一番化けたと言って過言ではない『プロパガンダ』。魂に響き渡るサウンドが先ほどまでの疲労を吹き飛ばし、激しさが増していきます。
でいつきさんと一緒に拳を天高く掲げるようになったのはツアーライブから。この一体感は一言で言い表せないほどの気持ち良さがあります。
続く『ANAMNESIS』も同様に魂の奥底まで響く彼女の歌声に圧倒され、最後のロングトーンは思わず鳥肌が立つほどに感情が高まりました。
と、ここで衝撃を受けるシーンがやってきます。
福岡までの夜公演では最後のMCへ移り、今回のツアーライブ表題曲である『天気雨の旅』に対するいつきさんの想いが語られました。
ですが今回はMCに入らず勢いそののままアンコール曲であったはずの『SEEK for MYSELF』が流れました。
「この曲がラストになります!みんな声出していこうね!」と最後まで全力で歌いきる姿勢を見せました。
この長く果てしないと感じた旅もいよいよ終わり…
その思い出を振り返る様な歌詞となり、力強く歌います。
ラスサビ前、三木さんのギターソロに合わせいつきさんが我々に向けてメッセージを送ります。
それはこれまでの公演で語ることがなかった短くも魂の籠った言葉。
いつきさんの歩む旅路をただ見るだけではなく、一緒に歩んで行こう!と手を引かれるような言葉を受け止め感傷的になりつつも、まだ涙を流す場面じゃない...!と気を引き締め最後まで声を出し腕を振り応援し続けました。
最後にステージ全体を小走りで周りここに集まるオタクたちへ手を振り、バンドメンバーと共にステージを降りました…
予想していなかったセトリの変更に改めて驚きながらも余韻に浸り、
TRAVEL2U最後のアンコールへとシーンは移ります。
オタクたちの熱烈なアンコールを受けて元気に登場して歌うのは『My Entertiner』。
今回のライブ記念Tシャツをアレンジして歌う様は可愛いを詰め合わせて最高でしたね。2番サビ前で「いくよっ!」と最後の最後までみんなで楽しむことが伝わる煽りが最高でしたね。
そしてディレイ配信を観るとより分かりますが、ステージ全体を使いアイドルらしさ全開のダンスパフォーマンスが最高に素敵でした。
(やっぱり揺れるポニテが合わさり最高に可愛いのよね…)
MCでアンコールありがとうと伝え、
ツアーライブ最後の記念撮影へ移ります…
最初はyoutube shortに投稿用の動画を撮りました。
大阪公演のリベンジとして、ドラムのいなばさんがリズムを取り、4つのグループに分かれペンライトテンポよく切り替えるオタクたちとして楽しむ時間となりましたね。
記念写真の撮影後にバンドメンバー1人ずつツアー全体の振り返りをしました。オタクたちの指名制の振り返り…
トップバッターに選ばれたのは昼公演では最後となりちょっと拗ねたギターの三木さん。
オタクたちからの「みきさーん!!」というあたたかい声に思わず涙する三木さん。
涙ながらに「めっちゃ楽しかったなぁ…夏メチャクチャ楽しかったです。みんなのお陰です。ありがとうございました!」と話しました。
ライブの中でオタクとの絆が一際強くなった三木さん。MCでの朗らかな雰囲気とキレと熱量の凄まじい演奏のギャップは最高でした。
続いて指名されたのはドラム兼バンマスのいなばさん。
三木君、泣いちゃったね…と三木さんをイジリ会場に笑いを届け話をつづけます。
「TRAVEL2Uは一区切りつきますが、棗いつきの旅は続くったら続く。これからもオタクの皆さんに置かれましては、棗いつきの応援の程宜しくお願い致します。」
とオタクという名称を最後まで忘れずにちょっと保護者のような目線で話を締めました。一公演ごとに燃え尽きて灰になる程の熱い演奏が素敵でした。
次に話すのはベースの丸山さん。
「今日一公演でもう最高の思い出ができました!皆様本当にありがとうございました!このフルバンド最高だったぞ!と皆さんのお声でまたお会いできるかもしれません。どうぞよろしくお願い致します!」
といつきさんから「そんな無責任なこと言っていいんですか!?大丈夫ですか!?」とアドリブということが分かる、今後のライブに向けた熱い想いを語りました。東京公演での合流という短い時間でしたが心臓に響く演奏が堪らなく好きでした。
バンドメンバーのトリを務めるのはマニピュレーターの純平さん。
ラ、ラストのキャラではござらぬ…と茶目っ気のある出だしから話します。
「このツアーで皆さんの熱い想いやいつきさんと一緒に音楽を楽しみたい!という気持ちをどの場所でもバンド陣みんな受けて、どんどんどんどん演奏に熱が入っていきました。みなさんに僕たちも育ててもらったと言いますか…良い演奏をさせてもらったと思います!本当にありがとうございます!そしていつきさん!素晴らしい歌声を毎公演聴かせてくれて本当にありがとうございます!」とラストを飾るに相応しい振り返りをしました。
演奏のコントロールは勿論、手振りやクラップのタイミングなどの指示が的確でライブ初心者のオタクにも優しいパフォーマンスが印象に残っています。
「最後まで旅するぞーー!!」とTRAVEL2Uのコンセプトである”旅”を意識した熱いコメントで締めました。
バンドメンバーのツアーに向けた振り返りも終わりいよいよいつきさんの番へ…
「終わっちゃうよ、やだ~」としゃがみ込み、涙が出るいつきさん。
「もう一周したいよね…」とオタクたちと長いようであっという間だった夏の旅を思い出を噛みしめ、「こんなに終わるのが寂しいと思ったライブは初めてだなと思います」と胸の内を晒しました。
ここからいつきさんが前7公演で話さなかったライブや今までの活動の想いを語ります。
そしていつきさんはバンドメンバー1人1人にこう聞きます…
「純平さん、また私と一緒にライブしてくれますか?」
「あたぼうよ!」
「ありがとうございます...!」
「三木さん、また私と一緒にライブしてくれますか?」
「あたぼうよ!」
「ありがとうございます...!」
「丸山さん、また私と一緒にライブしてくれますか?」
「あたぼうよ!」
「ありがとうございます...!」
「いなばさん、また私と一緒にライブしてくれますか?」
「当たり前だーーー!!!」
「ありがとうございます...!」
純平さんは満面の笑みで、
三木さんは涙を堪え震えた声で、
丸山さんは笑みと一緒にグッドサインで、
いなばさんはマイクを使わないにもかかわらず遠くまで届くような声で、
いつきさんへこれからの旅も一緒に歩むと応えました。
それまでいつきさんの想いを真っ直ぐ真剣に聴き涙を流していたオタクたちからこの日一番の大きくあたたかい拍手がステージへ向けられました。
そしてTRAVEL2Uを締めくくる最後の曲『天気雨の旅』が流れました。
これまでライブで7回歌っている曲なのに、
まるで違うように受け止められる歌い方といつきさんの感情。
それまで話していた『天気雨の旅』はいつきさんが子供の頃からあこがれていた夢や友達との思い出について。
MVからもアーティストとして普段我々の前に立つ『棗いつき』と、
そうではない素の『棗いつき』との対比、これまでの活動に対する思い出や葛藤について描かれているものだと解釈していました。
ずっと想い悩みながら活動を続けていたことは1stワンマンライブ『SEEK for MYSELF』でも語っていました。
だからこそ『天気雨の旅』はそうした過去のいつきさんと今のいつきさんが向き合い、「君に出会えた日を、世界を呪った日を今でも思い出すよ」と言葉を交わしている曲だと思っていました。
ですが9/7、全てが変わりました。
MCで伝えたのはいつきさんにとっての『トラウマ』ともいえるアーティストとして、シンガーとしての活動の日々。
普段の配信やライブ、イベントで我々の前に立ついつきさんは真っ直ぐ、前を見据えた言葉や姿勢を見せてきました。
物語が好き、歌うのが好き…そんな明るく笑顔を届けてくれる眩しい存在でした。
溢れんばかりの涙を必死にこらえながら音を外しそれでも必死に歌い続け、
その姿に涙誘われるオタクたち。
周りを観てもマフラータオルを目に当てながら必死にペンライトや手を振るオタクたちが沢山おり、私もその一人でした。
古参として長く応援してきたオタクも、
新参として新たに彼女を応援すること決めたオタクも、
気持ちを一つに目の前で歌ういつきさんの姿を目に、記憶に焼き付けました。
今まで伝えられなかった不安の感情を出し切り、
”ずっとずっと覚えている”という言葉を受け歌うその姿は、
これまでのいつきさんとは違う感情を前面に出した歌い方は心惹かれ涙を誘い、こちらも全力で最後まで応援したい!と思うシーンとなりました。
そしてclube eXに集った約500人のオタク最後を締めくくる最高のジャンプを決め、『天気雨の旅』は終わりを迎えました。
ありがとうー!!とオタク達の感謝の言葉を受け止め
未だ泣き止まない三木さんに肩を貸しながら先にステージを降りるいなばさん、丸山さん、純平さん。
そこから今までのライブとは比にならないほど長い時間、ステージの端から端まで歩き「ありがとう!」と手を振ったり、オタクたちのハートマークに返すいつきさん。私も今まで恥ずかしくてできなかったですが、島を分けてすぐ近くにいたFFさんの真似をしてハートマークをいつきさんへ届け、それに気付き返してくれたことが最後の限界化地点になりました。
2階席まで全てのオタク達の顔を見終わり最後に、
「本当にありがとうございました!また会おうね。」
とマイクを使わない最大限の声で感謝と次の約束を交わし、
一瞬下を向き涙を堪えながらも笑顔でステージから去り、
『TRAVEL2U』は、『天気雨の旅』は終わりを迎えました。
2023年1月28日 La prière 1st ワンマンライブ追加公演『Three piece!!! ∞』。
『Time Lapse Lights』でらぷりすたちがペンライトで作った冬の景色について振り返った際にふと見せた涙に心打たれ、そこからより一層いつきさんを応援したいと思い、”いつきさんのオタク”としての熱が入った私。
2023年6月11日に開催された1stワンマンライブ『SEEK for MYSELF』で彼女の魅力を存分に浴びました。
同年秋M3で初めていつきさんと対面し、
「(2nd)ライブ楽しみにしています...!」と、人生で初めて応援している人へ自分の気持ちを伝えたことをきっかけにそれまでROM専だった私のオタク人生は変わり、kumaberryという名前でネットで存在を出し、配信やSNSにコメントするようになりました。
来たる2024年1月27日。2ndワンマンライブ『パラレルショット』で彼女が伝えたいこれからの活動を物語として受け止め涙し、その後初めてオフ会というものに参加。同じくいつきさんを応援するオタクの皆さんと本格的な縁が出来ました。
そこからは知ってる人もいるかと存じますがnoteを中心に”推しの布教”として曲や参加したライブの感想、活動をまとめ記事を書くようになりました。
その活動は日を追うごとに多くの方に見て頂けるようになり、最近はなぜか認識が変わっていますが、記事を書く人としてリアルやネットで声をかけてもらう機会が増えていきました。
TRAVEL2U 東京夜公演が終わり右を見ても左を見てもどこかしらに顔と名前が一致するオタクばかり…
そんなオタクたちと「○○さん~(泣)」と肩を貸し合い涙で顔ぐっちゃぐちゃにしながら感動を共有できるほどに私の人間関係は大きく変わりました。
そのやりとりは会場を出ても続き、見知った顔を見つけては「良かったねぇ、最高だったねぇ(語彙喪失)」と余韻を噛みしめました。
その後、いつきさんのライブ終わり恒例となりつつあるオタクたちの大規模打ち上げに参加...は職業上の理由で諦めたのですが、その打ち上げ終わりに「会いたいです!」と言ってくれる方もいて、”自分、かわったなぁ…”と品川のビル街で一人夜空を見上げていました…
打ち上げも終わり、会場から出てきたオタクたちと改めて感動を共有。
そこで思いもよらない嬉しい報告を受けました。
私がnoteを書くようになってすぐに反応してくれた一人のオタクから、
「自分、来月娘が生まれるんです!」とね…
普段は仕事で発狂し、推しの光に当てられ勝手に醜態をさらしながら寄稿(奇行)している得体の知れない私にそんな嬉しい報告をしてくださるとは…その状況が嬉しくまたしても涙が出そうになりましたが、おめでとうございます!と伝え、彼がいつか現場に戻る日のためにも、これからも自分なりの方法で界隈を盛り上げ前へ進んで行きたいと思いました。
その後なんやかんやがあり、終電を逃したオタクたちと始発までカラオケで『TRAVEL2U 東京深夜公演』を開催し、最後まで全力で楽しみました。
終わりに
思えば、7月27日に大阪で開催された『リスパレ!LIVE vol.1』を皮切りに始まったいつきさんの夏の旅。
そこから大阪、札幌、福岡をバンドメンバーと巡り、それまでに培った経験した全てを凝縮し爆発させたのが東京公演でした。
北から南までを巡り今まで会うことが出来なかったファンとの絆を確かなものにし、2ndワンマンライブで出来なかったオタクとの交流に花を咲かせ、最後に今までずっと抱えていた「ずっとずっと、私のこと覚えてくれますか?」と感情を露わにし、最後は「また会おうね。」と約束を交わしました。
迷いながら、悩みながらも前へ進み続けるいつきさんをこれからも応援するために、”私にできることは何だろう...?”とディレイ配信がされるまでの3週間考えていました。(仕事の現実逃避中に…)この1年kumaberryとして歩み続ける中で、古参勢、ライト勢、新規勢、そしていつきさんにちょっと興味はあるけど界隈への一歩が踏み出せないでいる人…十人十色、様々な出会いがありました。
その中で考えたのは、やはり布教としていつきさんの魅力を伝え続ける事。
新曲のこと、毎週水曜の定期配信のこと、ライブのことだけでなく、
これまでの活動を文字として残すこと…
”その時何があったか”はそれをリアルタイムで見ているファンだからこそわかること。
5年、10年と活動が続く中でファンの変化や活動の変化があった際、
「そういえば初めてのツアーライブでどんなことがあって、どんなことを話したのだろう?」と気になる未来のオタクたちや、記憶が薄れかかったオタクたちのアーカイブとなる様に文字として書き起こすこと。
それが私にできる”推し活”なのだと改めて気付きました。
この記事を書いている時点で私のリアル…kumaberryとしてではない日常を取り巻く環境は主に仕事に圧迫され、悩みや不安は尽きることはありません。その中で僅かながらに追える推しの活動を励みに、その時感じた感情をこれからも文字に書き起こしていきます...!!
2025年1月18日には KT Zepp Yokohamaにて
『棗いつき Birthday LIVE 2025 Winter Gift』が開催されます。
前述の『リスパレ!LIVE vol.1』の縁でシユイさんがゲスト出演され、
いなばさん、三木さん、丸山さん、純平さんと再びバンド生演奏であることが発表され冬の寒さを吹き飛ばすような熱い展開が待っています!
この記事を読んで、「いつきさんのライブ興味があって行ってみたいけど、現地ライブって経験したことないからどうしよう…」と思っているそこの貴方!
安心してください。不安なこと、SNSで適当に呟いたら誰かしらアドバイスをくれるほど、ここのオタクたちはあたたかい人ばかりです。
その行きたいという気持ちを大切にぜひライブ申し込み、現地でお会いしましょう!(←なぜか既に当たっていると確信している人)
それでは次の記事…あるいはライブでお会いしましょう!!
”棗いつきさんのオタク”kumaberryでした!!
棗いつき 1st LIVE TOUR『TRAVEL2U』東京夜公演セットリスト▼
いつきさんのチャンネル登録も何卒...!!
(2024年の目標は10万人登録なので!!)