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【今週の注目記事】新型コロナ 今後も人口の1%が感染し続ける


今週も定期更新の時間がやってきました。
生存報告ですが、ここのところはずっと机に座り、漫画の作画をしたり、資料の画像を探したり、ツールの習得に励んでいます。

最近はニュースを読む時間も減っていたのですが、なんと今日は岸田首相が新型コロナ感染とのニュースが流れてきました。米国のバイデン大統領が罹るくらいですから、驚くほどのこともないでしょう。

新型コロナのパンデミックが始まってから2年半。Twitterの表現を借りれば、感染してもいいから人と会うことや行事を自粛したくない、そういう我慢疲れが社会全体をおおっています。その疲れが官邸の首相周辺にあってもおかしくないのです。

さて、今週の注目記事です。
この新型コロナの流行は、京大の西浦博教授の将来分析によると、今後も人口の1割が感染する状態が続くとのこと。コロナ疲れが蔓延する中、なんともメンタルにくる情報です。

厚生労働省の専門家会合では18日、京都大学・西浦博教授らの試算が示され、新型コロナが現在の感染爆発「パンデミック」から一定期間流行を繰り返す「エンデミック」に移行しても、インフルエンザと比べておよそ10倍の感染者が出るとしています。

“全数把握”見直しに課題 
医師は悲鳴「手間ばかりかかる」
テレ朝NEWS  [2022/08/19]

京大西浦博教授「エンデミック」期の見通し より

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000977544.pdf

重要なのは、今は流行が著しいエピデミック期ですが、その後、ミッドターム(中間期)という移行期間を経た上で、ウイルスが定着したエンデミック期に至るということです。

このミッドタームは、少なくとも今後数年から5〜6年はかかるだろうと考えられます。そして、この間に日本でたくさん死者が出るのではないかと分析されています。

エンデミック期はウイルスが常在している状態なので、成人がみんな新型コロナウイルスに感染して、何回も反復感染するループに入ります。

その前のミッドターム期では、エンデミック化を受け入れるため、高齢者が多い国ではかなり多くの高齢者が自然感染せざるを得ません。

それをくぐり抜けないと、エンデミックには到達しません。超高齢社会の日本にとって、最も大事な期間がこの後に始まろうとしていることを認識しなければいけません。

エンデミックに至る過程で
予想される大量の高齢者の死
今が未来を変えるラストチャンス
 BuzzFeed  Japan 2022/08/21

皆さんが日常を失いすぎない範囲で、「この範囲なら妥協できる」ということを整理して進んでいけば、エンデミックにゆっくりと推移していけると思います。

同上

コロナ疲れが出る中で、今後も感染数は減少しない。定期的なブースター接種を繰り返し、社会生活制約は続く。ともなれば、エンデミック期に移行したとしても、もうわたしたちの社会は別物に変容してしまうかもしれません。それを受け入れる時期がきているのかもしれません。

ただでさえ少子高齢化の日本で、地域の伝統文化が失われているだけではなく、さらに花火大会や
ライブ、スポーツ大会などがやりにくくなる時期が続く。そうすると各種行事やスポーツそのものが衰退していしていくかもしなません。旅行業や外食産業も業界そのものが変化・縮小しまうかもしれません。私たちの生活スタイル自体が変わってしまうかもしれない。

なんとも大変な時代になってしまったものです。このような時期にできることは、身近な人たちを大切にすることくらいでしょうか。


最近の注目記事


組織的嫌がらせ現象とその変遷、時代背景を調べています。最近注目の関連記事です。

小泉政権で自民党の伝統的支持基盤が弱体化 その裏で台頭した旧統一教会

2022.08.21 07:00  週刊ポスト

2000年の森内閣からはじまり現在まで続く自民党の清和会の流れをわかりやすくまとめた記事。小泉改革が自民党の伝統的支持基盤を破壊し、現在まで回復していないとの指摘がされている。


続いて、統一教会の組織的嫌がらせに詳しい3記事です。こういう情報が欲しかった。近隣や移動時にスモークのワンボックスカーなど、わたしにも覚えがあります。

統一教会と戦った35年 自宅に迷惑電話が連日数百件、弁護士の連帯で対抗

弁護士ドットコムニュース2022年07月29日 

1980年代後半から取り組み始めた活動では、山口弁護士個人の生活にも影響を及ぼした。自宅には嫌がらせの電話が1日100〜200件もあった。近所や事務所の周りにも、顔写真入りのビラがまかれた。頼んでない寿司が届いたり、霊柩車が来たという仲間もいた。

「妻は、それでも頑張ろうと耐えてくれた。元信者で『10円玉をたくさん渡され、山口弁護士の自宅に電話をかけろと言われて、やりましたよ』と言った人もいる」

大きな組織とたたかうには、連帯してみんなでやらなきゃダメだと思った。連絡会に賛同する全国約300人の弁護士で立ち上げた。私の知人だけでなく、人づてのネットワークで弁護士を集めた。

同上

旧統一教会「霊感商法」を本格追及した朝日ジャーナル名物記者への非道な抗議と嫌がらせ電話の「中身」

AERAdot.2022/08/09

『未明から変なワンボックスカーが向かいに停まっている。中には屈強な若者が何人か乗っていてこちらをずっと見ているよ』って、知らせてくれた。それが嫌がらせ、個人攻撃の始まりでした」

 休日、家にいると嫌がらせ電話がかかってきた。「『この世界で飯を食えなくしてやるからな』とか、いろいろなことを言うわけです。それから、なぜか娘の名前を知っていた。『〇〇ちゃん、元気? ふふふ』。心配になって、下校時に迎えに行った。そんな電話がじゃんじゃん続いた

同上

教団の嫌がらせに負けていない記者の反撃がすさまじい。ぜひご一読を。

「脅しや罵声が」と被害訴えた統一教会会長、では私の体験を披露しよう

JBpress 2022.8.12

2011年、昼休みの時間を利用して10数人の信者が出版社前で連日シュプレヒコールをあげ、記者の名前を叫ぶなどする。近隣のビルからは「うるさい」と怒号が飛んだ。



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