🐧ドラマ「松本清張と帝銀事件」と集ストに通じるもの／マインドコントロールといった加害市民／炎上者ふぐう🐡日記/221230金

🐧ペダルを漕ぎながら、優雅に #松本清張と帝銀事件 第1部の録画を見ている。仕事納めは、おそらく明日です。

🐧面白い。ノンフィクション好き。

🐧ノンフィクション通の垢のおかげで、松本清張が実際の事件を書いたのは知っていた。そういう推理ものはいくつもある。しかしこのドラマを見る限り、松本清張の推理は、真実に近かったんじゃないかな。

🐧弁護士、記者、雑誌編集者、事件被害者、刑事。各人がおかしいと思い、できる範囲で行動するという話。よき。

🐧731部隊の上級将校が、データと引き換えにGHQと裏取引し、保身を図った。そのため元隊員の犯行は公にきない、という推理。インテリジェンスの世界はえげつないので、十分あり得る話です。

🐧何しろ、東独崩壊後、西側は史上最も成功した監視国家とされる東独シュタージ職員の引き抜きをしようとしたといいます。人道上の問題や倫理は、あの世界の本音では関係ない。

🐧拷問の手法や実効性などのデータは、軍や統制の世界では価値があるのです。

🐧私が普段調べている集スト手法も、元は秘密警察やスパイ組織、犯罪組織のプロ手法と見られます。それが集ストの非人道性を表している。記録の取り扱いが要注意な理由もそこにあります。

🐧731部隊は生体実験を行った。それは永遠の人道上の罪です。ところが現代では、そこここの普通の市民が、集団で似たようなことを始めた。今日はこれに言及しておきたい。

🐧実は集スト市民には、独特の心理手法を「マインドコントロール」「生体実験」と呼んでいる節があります。実際にそう捉えているなら、民間人が、自分たちの監視ほのめかしや情報抜きほのめかし、アンカリングといった心理手法の意味を知っているということになります。

🐧731部隊は軍という組織でした。しかし当案件の情報抜き犯罪グループは民間人です。民間人が、陰惨で知られるシュタージやスパイ組織並みのやり口に手を出し、遊んでいる。この重大さが分かっていただけるでしょうか。

🐧私がなんとしてでもこの事件をかかねばならないと決心した理由の１つがここにあります。プロ手法や、禁じ手をふんだんに用いた犯罪体系を、民間人のほしいままにさせてはなりません。また問題解決の関係先や、社会全体が集ストの真の姿を知らないのもあってはならない。情報汚染の印象やや、頭さわりといった手法のバカバカしさに、誤魔化されてはらないのです。

🐧視聴に戻るよ

🐧清張「連絡事項のようなベタ記事しか載らなかった。具体的な被害は報道されなかった。東京では誰も事件を知らなかった」ふざけるな。

🐧事件当時、GHQは警察だけではなくマスコミにも横槍か。限りなく黒。清張はノンフィクションを書かせてはもらえず、推理小説の体裁を取ることになったのか。気の毒。

🐧（みんなに知ってもらいたいんだけれど、暴力で自己顕示する奴らって信じられないほど汚いよ）

🐧若い頃は、松本清張と横溝正史は苦手だった。父の本棚にあっても手を出さなかった。人間の業のおどろおどろしさを避けていた。しかし今夜松本清張の苦闘を目の当たりにして、考えが変わった。

🐧「データを出さねば事実かどうかわからなくなる。ぼやけてしまう。つかめた事実はノンフィクションで伝えたい」わかる

🐧清張、マスコミの責任だけではなく世論の責任も問う。立ち上がる清張。第1部完。

🐧第2部はまんぞくまんぞくと被ってしまったので再放送待ちとなった。

🐧ドラマでは抗った人たちの存在に救いがあった。しかし今は本当に人が動かない。悲しい。

🐧Twitterの業界人によれば、いまドラマ化したのは、刑事の日記が入手できたことと、清張遺族の許可が出たことによるのだそうです。関係者が鬼籍に入ったからという意見もあった。日本はそんなのばかり。最低。問題を全身で受け止め解決しようという大人が減り続けている。

🐧Twitter方の雰囲気を悪くしないため、重い話はここで書く。重い話をツイッターで発信すると、気持ちをつぶす人がいる。その反応が辛い。事件の暴力性が自分の特質になってしまう気がする。自分をゴブリンを称したのは、英語圏の流行語とは意味合いが違う。自分の属性を染められるのに抵抗があった。

🐧文にしても漫画にしても時間がかかる。メンタルケアとモチベーション維持に四苦八苦している。今は第三者にも見知ってもらっているので、以前ほど孤独ではない。元ツイを消されたり、バカバカ言われない。今でも思い出す。