祖母が「墓には入らん」と言い出して
最近のマイブームは「終活」である。
いつあの世に行っても大丈夫なように準備する方の「終活」。
この活動を始める最初のきっかけは、祖母の「墓には入らん」という一言だったように思う。
祖母は現在102歳。
聴力も抜群、布団で寝起きし、杖もつかず、頭もシャキシャキで週2回のデイサービスを楽しんでいる。
母は現在77歳。
75歳まで現役バリバリで保険の外交員として働き、
「ばぁちゃんより先に死ぬわけにはいかん」
と言い、ハイスペックな頭脳を活かして中学生の孫に勉強を教えている。
私は現在44歳。
未婚・子なし・パートナーあり。
「正社員が性に合わない」
と言って退職し、フルタイムパートで毎日ハッピーに生きている。
祖母が墓に入りたくない理由
いくらピンピンに元気だとは言え102歳。
お墓をどうするかという話になった際に祖母は
「墓には入らん」
と言い出した。
「え?爺ちゃんと同じお墓に入らなくていいの?」
と聞くと
「あんな暗くてジメジメしたところに入りとうない。海に撒いてくれりゃいい」
と。
爺ちゃんはどうするよ。笑
母に至っては
「私は海に撒きすらしなくていい」
と。
Dera 爺ちゃん。
あなたの嫁と娘との再会は、お墓ではないどこかでお願いします。
自分の墓はどうする問題
そんなやり取りをして、ふと思った。
私もお墓いらないな。
ごめんね爺ちゃん。
そっか、そういうことは意思表示しておいた方がいいよな。
でも私には子どもはいないしな。
彼に託す?
んー。結婚しないままかもしれないし、別れる可能性もあるしな。
妹に託す?
でも2歳しか違わないから、どっちが先に天に召されるかもわからないからな。
甥っ子に?
いやぁ。甥っ子の手を煩わせるのも嫌だな。
よし。だれも困らせないように全てを整えよう!
こうして私の「終活」が始まりました。
テーマは「スッキリ・スマートに」。
未婚・子なしで「終活」って言うとネガティブな感じに聞こえるだろうか。
当の本人は、とてもワクワクしています。
根っからのポジティブなのかもしれないな。
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