「光について」と、そして光と影を考える
「光について」という曲があります。
最近この人たちしか聴いてないだろってくらいにまた再び聴いているグレイプバインのこの曲が発表されたのは1998年。
私は10代後半でした。
この曲が収録されているアルバムの深い青が気に入って、自分の部屋のCDラックに飾っていたことなんかをふと思い出したりすることもあります。
ジュディマリのPOP LIFEのアルバムのジャケットがかわいくて飾ったりしたことなんかも今あわせて思い出しました。
話が脱線するのは毎度のことで、すみません。
私の好きな燃え殻さんという作家さんがあるラジオのパーソナリティをされています。
燃え殻さんの「これはただの夏」という本に、昨年の夏はだいぶ翻弄されていた私ですが。
翻弄....だな、翻弄です。
もう、なんだか白昼夢でも見ているようにしばらく頭がとらわれてしまっていたのですが。
私は運転中にその燃え殻さんのラジオを聞くことを楽しみにしているのです。
その燃え殻さんのラジオで先月、私の好きなグレイプバインのライブを見に行ったという話をされていました。
好きなもの×好きなもの、なので...結果的には「はわーん!超大好き!」になります。
(これは食べ物になるとそうはいかないパターンもあっておもしろいですよね)
燃え殻さんはたびたび、Twitterでもグレイプバインの好きな曲なんかをつぶやいていたりして「私もそれ好きその曲好き」と、共感したりしてました。
そのライブを見に行ったご報告の語り口が、大変よろしくてですね!
私はその話をじっくりと聞き入ってしまったわけなんです。
燃え殻さんはライブ鑑賞後に、グレイプバインのボーカルの田中さんと楽屋でお会いして、お互いにお酒を交わしながら、かなり楽しい時間を過ごされたそうです。けっこう身近なお話....年を取りましたねぇ....みたいな、他愛のないお話をしたと。
そして、楽屋を出て街の中を歩きます。
見に行かれたライブが都内とかではなくて、地方のライブだったというのが大きなポイントです。
ライブはご友人の方に誘われたそうなんですが、その地方の風景を語る燃え殻さんが、いいんだなぁ。
ひとりで、さみしくて、でも、心地よくて、気分がとてもよくて。
風がふいていて。
聞いている私にも、その場の空気、ひやっと心地よい感じが伝わってきました。
この話をしたあとに「光について」をかけてくれたんです。
この10代の頃に聴いた「光について」を私はずっとずっと聴き続けていて、私の中でもこの曲が、もう私の中に棲みついてしまって、はなれられない、はなれてくれない曲だなぁと思って。
そういうものがある自分が
嫌いじゃないです。
うん。
最近ずっと、悪について考えています。
正義と悪
光と影
どちらも自分にあって。
まずそれを見つめたいなと
ずっと思っています。
今週の燃え殻さんのラジオは
またまた私の好きなヒグチアイさんがゲストで、今途中まで聴いてみたんですけど
好きなもの×好きなもの
「きゃー!大好き」(慣れないきゃー!をあえて使ってみる)
という大興奮状態になっていて
繰り返しますが
そんな自分が嫌いではないです。
このお二人が出演しているラジオ番組はradikoでまだ聴けますので、興味がある方はどうぞ。