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私は高校野球のコレが嫌いなんだ。野球の前に、人であれ

相手あってこそ野球
一旦嬉しさを我慢して相手を敬い重んじる心
そんなところを指導して心も成長させてほしいんだ

サヨナラだったんだろうね
ホームベース上に群がり腕を突き上げて喜ぶ横浜の選手
あと一歩で甲子園を逃した相手チームの選手は
悔しさのあまり突っ伏して動けない、、

野球をやっているヤツは
ろくでなしが多いと言われる
ろくでなしは言いすぎたすまん
性格がキツいのが多い
確かにそんな傾向はあるように思う

まぁそのくらいじゃないとレギュラーの座を取れないし
オレがオレがと前のめりでやってかないと
虎視眈々とポジションを狙っているヤツばかり

 
同じ日にあった奈良県の決勝では
準決勝であの智弁学園を撃破して
初の決勝進出の生駒高校
相手はコレまた奈良の強豪 天理高校

ここで事件?ハプニングが起こる
決勝当日の朝に生駒高校レギュラーメンバー含む12人の体調不良が発覚(おそらくアレ)
メンバーを大きく入れ替えてなんとか試合はしたものの
決勝戦はいくら点差がついても 
コールドゲームにならない

21対0

当然の結果だろう
天理は決勝戦初めての学校の
即席メンバーで勝てる相手ではない

生駒の選手は必死に頑張っただろう
中には公式戦を3年間で初めて出た選手もいたかもしれない
天理も手を抜くような失礼なマネは一切しない

最高かよこいつら、、(泣

9回裏ツーアウトで天理の内野手が
ピッチャーマウンドに集まる
主将が
21対0
ど素人が見ても勝負はもうとっくに着いている
生駒高校の事情もあって

『喜ぶのはやめよう』

そう声をかけて
ラストバッター三振で抑えた
ピッチャーは小さくガッツポーズ
派手なパフォーマンスは控えた

これだよこれがこれこそが
スポーツマンシップに則った姿!!!

天理の監督さんはこの光景を見て
涙が止まらなかったそう
心までしっかり鍛えて人の気持ちがわかる選手ばかりでと
ぼろぼろ泣いたそう

この監督さんから見ても
天理野球部の指導がどれほど健全で心豊かな取り組みなのか愛が溢れていたかが解る

二学期に入ったら
体調不良だった選手も元気になってるだろうし
3年生同士で練習試合をやりましょう!と
話になっているそうな

いいなあ実にいい!!
これを機会にまた繋がりを絶やさずに仲良くやってほしい

相手を思いやる気持ち
野球の前に、人であれ

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