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患者力1|得をする患者ʕ•ᴥ•ʔ
以下記事は有料部分がありますが、無料部分だけでも基本的に話の筋がわかるようになっておりますが、もっと詳しく読みたい! 熊に寄付したい!という方はご購入いただけるとうれしいです😊
医者に対してムカつくって思ったことあります?
わたしはないです。笑
大体自分が受診したときは優しくしてもらえるし、まあある程度納得できる説明をしてもらうことがほとんどだったように思います。あとは、この検査をやりましょうとか言われても「よくわからないけど必要なら・・・」と言われるがままに受け入れることが多かったです。薬もらって飲めば大体数日で改善。そこまで大きな不満はなかったかなぁ、と。
じゃあ、私が患者に対してムカつくって思ったことってあると思います?
あります。笑
わたしはプロフェッショナルなので、ムカつく相手だから適当な診療してやろう、とかそういったことを考えたことはないのですが(多くの医師はそうだと思いますが)、みんながそうとは限りません。
嫌な患者でも100%のクオリティを目指しますが、好感の持てる患者には+20%のホスピタリティ(合計120%の価値)を与えたいと考えてしまうのはお許しください。医師だって人間なんです。
今回の記事は、患者として得をするには、ということをテーマに思いついたことを書き連ねていきたいと思います。まずはわかりやすいようにケーススタディとして地雷行動をいくつかあげていきます。題して「こんな患者は嫌だ」。
Case1 「どちらでもいいです。」
医師「この治療はまず内服薬で治療するのが一般的ですが、今のところ改善に乏しく、手術をする方が手っ取り早く治るという利点があります。ただし、入院の期間も必要ですし、その後しばらく月1〜2回程度の通院も必要になります。一方で、もう少し内服薬を伸ばして経過観察をするということもできます。どうしますか?」
例えば主治医に上記のように説明されたとして、どちらでもいい、と答えるような患者は嫌です。良くならなかったら文句言われそうだし、よくなっても感謝されにくそうな予感をひしひしと感じます。
患者からすると自分は医学の素人なんだから、一番いい方法はあんたが考えろよ、と思うかもしれません。でもここでは「一番いい」という言葉にたくさんの意味があることが問題になります。
医学的に一番いい、という意味なら手術を考えます。(ただし、持病があったり高齢者である場合は経過観察の方が上位に来ることもあります。)
一方、お金がない、という事情がある場合は悩ましいところですが、実はいろいろと解決策はあります。
入院したいけど休みが取れない、という可哀想なビジネスパーソンもいます。この場合も実はいろいろとやりようがあります。
単純に手術が怖い、というのは理解はできます。できるなら手術なんて受けたくないですよね。
医師としては実際にどう思ってて、どの選択肢に傾いているか、というのを正直に教えて欲しいところがあります。医師も人間ですから、患者にも葛藤があり、その人が一番納得できる最適解が人によって違う、ということも理解できます。
以下では実際の正しい答えをいくつか例として挙げ、その根拠も含め解説します。
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