Meta(Oculus)Quest2が不具合
子供の頃から立体視には異常に興味がありまして、病院に行けばそれなりの診断が出るのではないかというくらい飛び出すシリーズの本や映像を見ていました。幼少期のこと。ブラウン管からいろんなものが飛び出して見えるという試験放送がありまして、もうワクワクしながらその日を毎日カウントダウンしていたんですね。ただその立体映像を見るには、目で見る部分が赤と青の色付き透明セロハンめがねが必要だったのですが、そんなふちが紙製のチープな立体視用のめがねですら当時500円くらいしていた記憶があって、たった10分程度の番組を見るために買ってもらうことはできませんでした。なので、家にあった赤っぽい、青っぽい素材のビニールを目に当てて放送直前には正座してテレビの前に鎮座。心臓が口から飛び出そうなくらいの興奮状態。感極まってようやく始まった番組を食い入るように凝視します。大道芸人風の人が持っている長い蛇腹のようなものが何となく画面から飛び出しているように見えて「スゲー!」と宇宙人にでも出会ったかのようにテンション振り切れて見ていたのを鮮明に今でも覚えています。
それから時代は流れ、映画館でも3D映画というものが上映されるようになり、テレビも3Dテレビというものが出てきました。真っ先に購入するも、実際に見れるコンテンツがほとんどなく廃れていきました。ゲーム機も裸眼で立体視ができる、デジカメも裸眼で立体視ができるし、パソコンでも立体視ができる、ビデオカメラも立体視ができる、すべて購入していきましたがいずれも将来性なく廃れていきました。
そして、そこから更に時は流れて今はVRというコンテンツを楽しんでいます。この機器も当然立体視ができる、その上にリアルタイムに操作もできるし、いろんなものを仮想体験できる。ゲームはもちろん3D映像もとても奇麗に見ることができる。リアル世界と仮想世界との境界線を生み出す最先端のテクノロジーの集大成のひとつである巨大水中メガネのような機器をかぶるだけで簡単に体験できるのです。
これを最初にセットアップしている段階で、もう別世界に自分はいるんだ、という感覚に陥ります。現実世界の周りがすべて遮断されて360度デジタルの世界がすべて立体に見える。立体視マニアな私にとってはとてつもない人生のターニングポイントの始まりでした。
そこから、無料の体験版的なゲーム等々を色々やってみるだけで完全にこの世界に引きずり込まれていきます。そうした夢のような世界を時々満喫していたのですが、ここ数週間前からこの世界を崩してしまう最大の危機に陥ります。それが、謎のドット欠けという一部が真っ暗になる機器の不具合。視覚が98%以上脳を誤魔化して成立している世界なのに、視覚の中の一部が崩壊した時点ですべては終わっていきます。
そして、メーカーに修理依頼をして出荷。戻ってくるまでの間は別に購入していた本体を使って潜ります。が、ここにきて、またまた世界を壊す同じ不具合が発生。たまたまタイミングが重なったのか?とか思いつつ再び修理のお願いをすることに。
そして、3台目を導入。しかし、な、なんとまたまた同じ不具合が発生…。
さすがにこの短期間で次々にこんな事故ってあり得ない。何が原因?
困った。実は、このVRを使って色々作業をしていたのでこれをパソコンにつなぐことすら更なる危険行為になりかねない。
サポートを依頼して、修理とは別の技術サポートを教えてもらいお問合せ。
全く使えないわけではないけれど、3台も連続して壊れていくと決して安くはない機器だし、これを使っての開発作業自体も滞ってしまう。一日も早い解決をお願いしたいところなのですが、今は返答待ちの状況。ネットで色々同じような症状を検索するもヒットせず。
んーーーーー。
素人考えですが、USBケーブル不良か何かで過剰電流が液晶部分に悪影響を与えているような気がするんだけど、正しい答えはまだ。この答えは後日にまた書く予定です。
というわけで眠いので寝ます。
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