学校閉庁日ができる前の、夏休みの先生の話
夏休み中の先生って、学校に来て何をしているんだろう?って、世間では疑問に思われているみたいですが。
その理由の1つに「日直だから」があります。
私の記憶だと平成が終わるくらいまでは学校閉庁日なんて存在しなかったので、お盆期間に日直に当たることがあったんです。
日直になると、ほぼ誰も来ることのない学校に1人、朝8時から夕方4時半頃の定時きっかり、ずーーーっといなければならなかったんですよ…
最後は鍵を閉めるために、校舎内の見回りまでしなきゃいけなかったりもして。
当時のお盆期間中といえば、「都道府県や市町村の研修が入らないことがあらかじめ分かっている期間」だったので、日直にさえ当たらなければ、帰省や旅行に行ける貴重な期間だったんですよ…
でも、どうしてもこういう日って、若い先生に当たりがちなんですよね。
独身で自由も効きやすいし。
結婚した今ならわかる。パートナーやお子さんや帰省先の親族と、休みの予定を合わせて会うのって、もうそれだけで大変なんですよ。
当時はなんとなく大変だろうな〜ってだけの認識ではあったものの(笑)
それでも運良くお盆前後に日直がそれた時は、独身で若くても実家が遠方にある先生や、ご家庭を持っている先生が当たっていたら可能な範囲で代わったりしていました。
というか、最初の学校がそういう風土だったので、そういうもんなんだろうなぁと思っていたんですよ。
当然、次の学校もそうなんだろうと思っていたら、よりにもよってお盆に2日連続勤務することになってしまったこともある。笑
(日直2人制で2日担当の学校だった)
そんな時代を経て。
(とか言いつつ5年くらいしか経っていないけど)
お盆にちゃんと年次休暇や特別休暇を使って、必ず休める状態になったのは個人的に育休復帰後めちゃくちゃありがたかったです。
だっていざ私が若い先生に「帰省するから誰か日直変わって欲しいよ〜」って自分からお願いする側になったら、若い先生の方がむしろ休ませてあげないとヤバい時代になってたのよ…辛い…
(お盆くらい教員以外も働いている人たくさんいるよ!というツッコミもあるかと思うのですが、夏休み期間くらいしかまともに休みが取れないのが教員の世界だったりします⇩)
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