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「ネイティブ並みの英語力」は目指さ「ない」。

「私の英語はまだまだ。SNSで見る、英語が流暢な帰国子女や、独学でネイティブ並みになった(らしい)人がうらやましい。このままの勉強を続けていていいのか。はぁ、、、」

英語の勉強の成果は、すぐには気付けないものですよね。私自身、コツコツ勉強しているつもりでも、「英語のレベルが上がった!」といつも感じられるわけではありません。

私は、ビジネスの現場で15年以上英語を使ってきました。海外出張、海外勤務も経験し、法人向けのTOEIC研修講師の仕事をしたこともあります。

本記事では、私の「ネイティブ並みの英語力はそもそも目指すべきでない」という考え方についてまとめたいと思います。

英語を学ぶ理由、目標

まず、「私は英語ができるようになって、何がしたいのか。そもそも、なぜ英語を勉強しているのか」に立ち返ることが大切だと考えています。

「海外旅行で英語を使ってみたい」
「キャリアの幅を広げるため、TOEICで〇〇〇点を取りたい」
「海外の大学、大学院に行きたい」

これは十人十色です。自分にとって納得感がある理由、目標なら、すべて正解だと思います。

英語学習がつらくなるのは、非現実的な目標を設定したときです。

ネイティブ並みは目指さ「ない」。

私は、「純ジャパが英語の4技能すべてでネイティブ並みになるのは不可能だし、そうなる必要もない」と考えています。

「ネイティブ並みになる」という現実的に達成不可能な目標を掲げてしまうと、どれだけ頑張っても「自分はダメだ」という劣等感から逃れることができません。

「不可能」と考えてしまうことは、一見、挑戦や成長から目を背けるネガティブな考え方のように思いますが、実際は違います。「不可能」であることを受け入れることで、現実に目を向けることができるようになります。
「じゃあ、自分にとっての現実的な目標はなんだろう?」と。ここからがスタートです。

また、私はHSP(繊細な人)気質があると思っています。

HSP気質があると自覚する前は、「自分は英語で聞かれたことにとっさに答えるのが苦手。そんな自分はダメだ」と思っていました。でも、HSPという考え方を知ってからは、気持ちがラクになりました。だって、言葉がすぐに出てこないのは自分の性質だから。考えてみれば、私は日本語でも即興で話をするのは苦手です。

今では、「自分の性質を受け入れる。受け入れたうえで、自分なりに努力する」という考え方ができるようになりました。

私も、ネイティブや帰国子女が流暢に英語を話しているのを聞いて、かっこいいなとは思います。
でも、ネイティブは英語が第一言語なのだから、話せてあたりまえです。日本人は、日本語が話せる。英語のレベルが十分でないからといって、日本人が人間的に英語ネイティブに劣っているなんてことはない。
帰国子女は、英語は流暢かもしれませんが、日本語レベルは人による、というのが私の感覚です(特に日本語の読み書き)。

自分は自分の目標に向けて努力する。毎日少しずつ努力していれば、昨日の自分よりも成長している。未来はもっと上達する。
それで十分じゃないでしょうか。

私の目標

ちなみに私自身の現在の目標は、「洋画が字幕なしでもっとわかるようになる」ことです。なので、リスニング力、ネイティブがよく使う表現や句動詞を覚えることに焦点を当てています。

このため、今は、スピーキングやライティングを鍛えること、アカデミックな難しいボキャブラリーを増やすことは重視していません。

最後までお読みいただきありがとうございました!
それでは。

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