初めてのモネ
モネ。クロード・モネ。
初めてモネを見たのは、六本木の森美術館オープニング企画「Happiness」だった。
正確には、たぶん、それ以前もモネを見たことはある。
だけど、モネをとんでもねえ作家として認識したのは、ハピネスが最初だった。
印象的なエスカレーターを登り、左手通路で荷物を預ける(当時はここにクロークがあった)。
入り口入ってすぐに、モネのスクエアな睡蓮。
あれはすごかった。
その後、モネはたくさん見ている。
ポーラも、直島も、MoMAも、オランジュリーも。
いつもいい。すごい。最高。
モネ以外も、ハピネスはぜんぶよかった。
ブルジョアの大理石の彫刻も、クーンズの熊と警察官の彫刻も、ルフも、ボイスも、ピーター・ドイグもぜんぶよかった。
若冲の、鳥獣草木図屏風まであったもんな。
あれはすごい企画展だった。
あれを見てから、美術館が楽しい場所だと思うようになった。