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トランザクションを発行するBot作成の道のり その④~コントラクト・コードをデプロイして実行まで~
はじめに
前回からの続き。
前回はコントラクト・コードをプログラミングし、Remixでコンパイル→Remixのサンドボックスでデプロイして実行まで実施しました。
今回はサンドボックスではない実行環境を作成して、実行環境上にデプロイして動作させるまでを実施します。
イーサリアムチェーンのローカル環境「Ganache」
イーサリアムチェーンをローカル環境に構築するためのツールである「Ganache」を利用します。
Ganacheを利用すると、ローカルPC上にイーサリアムチェーンを構築し、コントラクト・コードをデプロイして動作することができます。
Ganacheのインストール
公式サイトでインストーラをダウンロードしてインストールします。
ワークスペースを作成する際、QUICKSTARTを選択します。
![](https://assets.st-note.com/img/1673962957047-PQOL3eYt8r.png?width=1200)
QUICKSTARTを選択して少し待つと、以下の画面が表示されます。
これは、Ganacheをインストールするとデフォルトで10個のアカウントが登録された状態になってます。
![](https://assets.st-note.com/img/1673963015339-mhYUFHMGP6.png?width=1200)
また、画面中央ぐらいにRPC SERVERというのがありますが、これがローカル上のイーサリアムチェーンのRPCの接続先です。
これがJSON-RPCを実行するためのノードのURLになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1673963667294-mydvbgxG2V.png)
GanacheとRemixの連携
Ganacheを起動してローカルでイーサリアムチェーンが稼働した状態になりましたのでRemixで作成したコントラクト・コードをGanache上にデプロイしてみます。
Remixでデプロイする際のENVIRONMENTにGanache Providerを指定します。
![](https://assets.st-note.com/img/1673964206004-09vGaKj5Mi.png)
次に、JSON-RPC Endpointの欄に、GanacheのRPC SERVERの値をしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1673964305048-D8qXKMbdjQ.png?width=1200)
Endpointを指定するとRemixのACCOUNTの欄に、Ganache上に表示されていたアドレスの一覧が表示されます。
ここから1つを選択してDeployを実行します。
![](https://assets.st-note.com/img/1673964423895-5rnBgJsvFZ.png)
Deploy後Remix上でstoreのコントラクトを実行すると、Ganache上のTX COUNTが増えていることが分かります。
RemixからGanache上のイーサリアムチェーンのコントラクトを実行したことが分かります。
![](https://assets.st-note.com/img/1673964545701-6mXKsG2aIF.png?width=1200)
ここまでで、Ganacheでローカル上にイーサリアムチェーンを構築することができました。
次回はPythonのプログラムからコントラクトを実行するところまでを行っていきます。
今回も参考にさせていただいたサイトはこちらです。
https://qiita.com/abenben/items/e8b12b183de59b781283