[嫌いな兄が胃癌で亡くなるまでの半年間]#6兄、死ぬのか?
嫌いだった兄がスキルス胃がんで亡くなる半年間の話を書いています。
兄、大丈夫?死ぬのか?
兄の抗がん剤治療から6日目、ほぼ何も食べてないし体力もなくなっているので兄1人でかかりつけ医の病院に点滴を打ちに行きました。1時間以上電車でかかるので無事に家に帰ってくるのか、みんなで心配していました。
点滴打ってもらい帰りに最寄りの駅まで着いたときに親が車で迎えに行ったのですが、もう兄はフラフラな状態だったみたいです。
その後も副作用で吐き気と下痢がひどくなっていきました。
水分を摂らないと脱水症状が怖いので少しずつ水分と摂っていましたが、それでは限界があります。
これでは栄養もとれないし脱水症状になるかもしれないので、もう一度かかりつけ医に点滴を打ちに行ったほうがいいんじゃないかと兄無しの家族グループLINEで話していました。
兄のLINEもようやくゲットしLINEを開始しました。
兄とのLINEで抗がん剤治療している病院に副作用がひどいとか吐き気止めを処方してもらえないかとか相談したいけど私が電話してはだめかと兄に言っても個人情報だから教えてくれないし、自分で先生と相談しながらやってくと言われました。
でも兄は先生からの連絡をひたすら待っているように感じて、全然自分からは連絡しようとしませんでした。ベッドで座って見てるのか見てないかわからないテレビをひたすら眺めていた兄の様子を見ました。
そうこう言っている間にも刻々と兄の状態はひどくなっていき、兄は大丈夫か死んじゃうんじゃないかと心配で不安で私自身の呼吸も浅くなっていました。
私の会社に着く前に以前調べて予約したがんセンターに電話し、こうゆう状況なんです。と話してもかかりつけ医ではないのでかかりつけ医に話した方がいいと言われて泣きそうになりながら話していました。
その後、仕事している時も兄とLINEのやり取りをしていて明日かかりつけ医のところへ点滴しに行くと決まりました。
私は急遽仕事を休むので上司にこれからもたびたび迷惑をかけるかもしれないので休むのと兄の症状を一緒に伝えたほうがいいと思い、兄が胃がんでステージ4で、、、と話した瞬間にぶわーと一瞬にして涙が滝のように流れてきて止まらなくて、上司も反応困るし、早く泣き止まなくてはと思ってるのですが全然止まらなくて、ぐじゃぐじゃになりながらも話し、上司にお休みの許可をもらいました。
次の日の朝からかかりつけ医に私の運転で病院へ向かうことになりました。
もうすでにこの時には兄自身が電車で病院に行くことは不可能になっていました。
それが抗がん剤治療から8日目のことでした。
次回
点滴しに行ったら即入院
兄、吐血
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🐻
よければ続けて読んでいただけると嬉しいです。
https://note.com/kuma322/n/nb41eea0530f7
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?