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【もう挫折しない】4つの視点でモティベーションを育て、目標を達成する方法|#006
『目標達成の駆け込み寺』主宰 佐々木 邦治です。
前回、#005では、
「モティベーションとは結果であり、育てていくものである」として、
モティベーションは結果であるということをメインにお伝えしました。
今回は、モティベーションを維持し高める方法である、
モティベーションの育て方についてお伝えしていきます。
1.モティベーションとは(少しだけ振り返り)
【デジタル大辞泉】よりモティベーションの定義を確認しました。
〘名〙 (motivation)
1 動機を与えること。動機づけ。
2 物事を行うにあたっての、意欲・やる気。または、動因・刺激。
2 の定義である意欲ややる気を示す意味は、後程私達が意味づけたもので、
本来のモティベーションの定義は、以下の1 です。
1 動機を与えること。動機づけ。
2.モティベーションを生む動機づけとは?
自己啓発の情報が広まっている今でも、目標を立てるときは、
・○月○日までに、△△は◇◇◇◇を達成します
このような目標を立てられると思います。
以前はこれで良かったのですが、今は情報化社会に変わって20年以上経ち、
社会的価値観も、共感、相互支援、創造性、内省と対話、など、モーレツなビジネスマンは影に隠れてしまうようになりました。
(影に隠れているだけで、努力している人はモーレツに努力していますが・・・)
西洋占星術やスピリチュアルの世界では「土の時代」は終わり、2024年から本格的な「風の時代」元年に突入したと言われています。
時代は変わったということです。
これからの時代を切り拓く目標設定法として、原田メソッド開発者である原田隆史先生は「目的・目標の4観点」を開発されました。
「目的・目標の4観点」では、目標達成には「目的」が必要だと強調されています。
つまり、「何のため」という内発的動機付けがモティベーションを育て、維持し、上げていくには必要だと説かれています。
![](https://assets.st-note.com/img/1715427395076-RdOAi3tlHG.jpg?width=1200)
3.「目的・目標の4観点」とは
![](https://assets.st-note.com/img/1715427664471-eqUp6TuS2g.jpg?width=1200)
【アラフィフからの目標達成~Self Coaching~】より引用
上記画像が「目的・目標の4観点」になります。
目的・目標を、
横軸は 私 と 社会・他者 の観点
縦軸は 有形 と 無形 の観点
この2軸でとらえ、その2軸上の4つの観点から考えます。
証券会社に勤める若手ビジネスマンが作成した「目的・目標の4観点」を例に説明します。
![](https://assets.st-note.com/img/1715427950028-rCjZeZduIU.jpg?width=1200)
【アラフィフからの目標達成~Self Coaching~】より引用
目標は右上、私・有形にある「1.私は8月の売上1,000万円を達成する」です。
私・有形 の観点のその他の目標は、
「私は営業スキルが向上する」
「私はインセンティブを得る」
など、仕事で成果を出して給与アップをさせたいことが分かります。
見えるもの以外については、まず、右下の 私・無形 の観点から見ていきます。
「私は仕事に誇りを感じる」
「私は達成感を得る」
「私はイキイキしている」
と書かれています。
人は売上という目に見えるものを達成しようとしながら、感情、気持ちの成長も得たいと感じています。
私・有形 の目標を得たいと考えながら、同時に 私・無形 の感情、気持ちを得たいと考えているということです。
左側の 社会他者・有形、社会他者・無形 の観点は、
「私・有形 の目標を達成することで、私以外の社会他者へどのようなプラスの影響が広がっていくか」
がテーマになります。
「私は誰を喜ばせたいですか?」と自分に問えば、左側の 社会他者・有形、社会他者・無形 の主語になる「〇〇は(が)~」が決まります。
私・有形 の目標は、私以外の社会・他者へプラスの影響を広げていくように取り組むことが大切だということであり、
その達成は、私以外の社会・他者の幸せにつながって貢献している
ということをしっかりと意識してください。
社会他者・有形、社会他者・無形 の両方の観点をピックアップしていきます。
「弟は仕送りで大学生活ができる」と書かれています。
「従業員がお客様へ、より良い商品を提供できる」
「従業員はスキルが向上する」
「家族が安心する」
「従業員は誇りが高まる」
「店舗に活気が生まれる」と書かれています。
この証券会社のビジネスマンは
「8月の売上1,000万円を達成し、自分に誇りを感じながら、弟に仕送りをして、家族(母)を安心させたい」
と考えている訳です。
目標は、私・有形 だけを考えるということは違うということです。
私・無形 の感情もそうですし、「目標を達成することで、私以外の社会他者へどのようなプラスの影響が広がっていくか」という 社会他者・有形、社会他者・無形 も夢、未来になるということです。
だから、
人の感情を鼓舞し、理解するためには他者との対話が必要だ
ということです。
未来は、私・有形、私・無形、社会他者・有形、社会他者・無形 の4種類あるということです。
これが「目的・目標の4観点」であり、これからの時代の目的・目標設定のやり方です。
4.「目的・目標の4観点」を使用したモティベーションの高め方
再度、「目的・目標の4観点」の画像を使って補足解説をし、その後、モティベーションを高めるコツをお伝えします。
(1)「目的・目標の4観点」で描く4つの未来がモティベーションを高める
![](https://assets.st-note.com/img/1715429059995-xTT7BdvqEM.jpg?width=1200)
【アラフィフからの目標達成~Self Coaching~】より引用
自分事は、社会・他者と繋がっているということをしっかり認識してください。
自分がメインにしている仕事が、社会・他者へどれだけのプラスの影響を与えているか、ということに気づき、もっと深めるために考えてください。
たくさん書けば書くほど自分のヤル気が高まっていくことを感じていただけます。
自分の目的・目標、未来と思っていたことが、実は、社会・他者と繋がり、プラスのものを生み出しているということです。
ここをしっかり考えることが、自分の成功の確率を高めていくことになります。
目的・目標の4観点で4つの未来を正しく作って、自分の目的・目標を内発的動機付けでどんどん加速させて達成してほしい、ということであり、これがモティベーションの高め方です。
インターネット普及前に教育を受けてこられた方々は、私・有形 に限定して自分の未来を考える傾向があります。
インターネット普及後に教育を受けられた若い方々は、無形である目に見えないものを考える、体感する教育を受けてこられているので4観点の考え方はスムーズに受け取っていただけると思います。
(2)モティベーションを高めるコツ
ここから、「目的・目標の4観点」を使ったモティベーションの高め方のコツをお伝えします。
![](https://assets.st-note.com/img/1715429458605-smN1bpkbb4.jpg?width=1200)
【アラフィフからの目標達成~Self Coaching~】より引用
左下にある 社会他者・無形 の観点を大きくすればするほど
自分の目標となる 私・有形 の結果につながりやすくなります。
右下にある 私・無形 の観点、感情のところを大きくすればするほど
社会他者・有形 に影響していきます。
これを、「4観点のシナジー効果」、「たすき掛けの法則」と言います。
一般的に、私・有形 を目標、社会他者・無形 を目的と言います。
目的・目標の4観点を学んだ私達は4つの未来で考えていきましょう。
私・有形 以外の3つの観点である、私・無形、社会他者・有形、社会他者・無形 の数を増やせば増やすほど内発的動機が強まり、モティベーションが上がるということが分かってきています。
だから私達は社会・他者との接触、触れ合いが必要だということです。
他者との会話が必要、大切だということです。
そこから愛情が生まれてきます。
他者に対する「思いやり」を忘れず大切にしていってください。
長文を最後までお読みくださり、ありがとうございます。
2回にわたり「モティベーションとは結果であり、育てていくものである」ことをお伝えいたしました。
モティベーションの育て方については、少々熱く語ってしまいました(笑)
しかし、納得していただけたのではないでしょうか。
次回の#007では「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」についてお伝えします。