13の月の暦の大基本
(こちらの記事はブログ「シンクロニック・ダイアリー」からの転載です)
■スペクトルの月8日(G5/9)KIN246 白い水晶の世界の橋渡し(by D)
グレゴリオ暦(以下G暦)の手帳やカレンダーが新年の2,3ヵ月前には店頭に並び始めるように、G暦7/26から新しい「黄色い水晶の種の年」が始まる『13の月の暦』では、そろそろ新年度の手帳やカレンダーが出回り始める季節。
それは同時に、この暦に初めて出会う人が増えるタイミングでもあるのだが、それだけに「最初の出会い方」には十分注意して頂きたいもの。というのも、世間には似て非なるマガイモノが溢れ返っているからである。何がマガイモノなのかと言うと、使い方、考え方(発想)、伝え方の全てが、元々の『13の月の暦』とは似ても似つかないばかりか、殆ど真逆なのだ。
そこで、21年前にこの暦とその提唱者であるホゼ&ロイディーン・アグエイアス夫妻に出会い、19年前に入門書(宇宙の暦は13ヵ月)を書いて以降、ずっと暦を使い続けて体験を重ね、本来の使い方と考え方を伝え続けて来た立場から、【『13の月の暦』の大基本 】を改めて整理しておきたいと思う。
◆『13の月の暦』が生み出された意味と目的
・自然のリズムと調和する(他の生物種との共存、シンクロニシティが当り前の状態へ)
・自分の時間を取り戻す(自ら主体的に判断し、他者の情報を鵜呑みにしない)
・ものごとの繋がりを見出す(全体を見て部分にくっつかない。分裂から統合へ)
・意識を自由にする(欲や縛りを強化するものではなく、エゴから自由になるもの)
・老若男女誰でもすぐに始められる平和の運動(調和的な心を今、ここ、自分から)
◆どのように使うのか?
・365日暦(体)と260日暦(心)を”共に”意識する(両方の統合に意味がある)
・新しいリズムで日付を数え続ける(複数の異なる周期を見つけ、感じる)
・体験を記録し、意味を決めつけずに置いておく(キーワードはあくまで参考)
・子供のような目で物事を見て、想像力豊かに自由に発想する(意味を創造する)
・図、色、数などの同期、相似に目を向ける(文字情報に依存しすぎない)
◆マヤ暦との違い(*)
・1990年に発表された新しい暦で、デザイン、用語、構造にコピーライトがある
・古代マヤ暦のしくみを引用しているが、数えている日付も意味も異なる
・銀河の音、太陽の紋章、ウェイブスペル等は『13の月の暦』用語でマヤ暦には存在しない
・元旦をG暦7/26とする(マヤ暦は春分だったり4月頭だったり色々)
・G暦との関係を意識する『13の月の暦』では閏日調整をするが、マヤ暦に閏日は無い
(*)日本でマヤ暦、マヤ鑑定、マヤ占い、ツォルキン占い等の名で広まっている情報の殆どは、この『13の月の暦』の一部情報を、特定の個人数名が勝手に引用改変したもので、中米に発達した古代マヤとも現代マヤとも関係は無く『13の月の暦』とも別物である。従って、そこで教えられている内容も、個人の勝手な解釈で、古代の叡智とは関係無く、当然、認定資格も「親玉の配下(精神的奴隷)」という以上の意味は無い。そもそも『13の月の暦』は、自立した個人による自律的ネットワークを意図したもので、資格認定とは全く相容れないものなのだ。
以上、ざっと要点を整理してみたが、(事実を書くと)気分を害する人々がいるのを承知で、ここまでハッキリ書いたのは、腹黒い商人達(見かけは綺麗にラッピングされてる)があまりにもはびこり、看過できないレベルにまで問題化しているからである(諸団体の洗脳に気付いて脱出した人々が私達の所に多数やって来るのであちこちの内情はほぼ把握している)。
しかし事実は事実として書いておかないと、「声が大きい嘘つき」の情報ばかりになってしまうので、あまり嬉しい役回りではないが、アグエイアス夫妻や高橋夫妻の意志を(自律的に)継ぐ者の一人として書く事にした。尚、情報の出どころと出て来たタイミングを調べれば、ここに記されている事が事実かどうかは、割と簡単に判断出来るはずである。無駄な散財を避けたいのなら、まず「鵜呑み状態」から脱却する事だ。
最後に、拙著についてよく聞かれる事を整理しておこう。長いこと「鵜呑み状態」にあった人々(学校教育の仕組み上必然的にそうなり易いのだが)は、自分の直感や判断に自信が無いからなのか、ほぼ例外なく「どの本がおすすめですか?」と質問する。著者としては本気でどれもオススメなので、何とも答え難いのだが、それぞれフォーカスしている側面は異なるので、それを記しておきたいと思う。
『宇宙の暦は13ヵ月・新装版』
底本は1998年に執筆したもので「13の月の暦」の基本的入門書。今、読んでも変える必要性を感じる所は殆どないので、使い方も考え方もほぼもれなくまとめられていると思う。ただ、付録の資料が古いのと、「運命の道筋」の出し方については「マヤのリズム」「銀河のマヤ」の方がずっとスッキリしているという事は、明記しておきたい。
『シンクロニック・ジャーニー』
シンクロの加速技法をまとめた旅行記で、世界の7つの聖地の紹介も兼ねている。「13の月の暦」についてはごくシンプルな情報だけを紹介しているが、ある面、それだけ知っていたら十分という事でもある。暦の具体的活用例がふんだんに紹介されているという意味で、暦の使い方が最もイメージし易い一冊とも言える。
『マヤのリズム 時は神なり』
古代マヤ暦、現代マヤ暦、「13の月の暦」、コズミックダイアリー、コールマンインデックスなど、およそ日本で触れる可能性のあるマヤ暦関連情報を網羅して整理した一冊(上記の偽マヤ暦識別法についても、もう少し丁寧に整理してある)。マヤ暦情報で混乱している人、未来の予言で不安になっている人には、特に役立つと思う。
『銀河のマヤ、聖なる時の秘密』(江本勝氏との共著)
水と波動の師である江本勝氏との共著だが、「13の月の暦」の源である「ドリームスペル」の全体像や「運命の道筋」については、一番すっきりまとめられていて「宇宙の暦は13ヵ月」に書ききれなかった側面を補完している。また、パカル王の生まれた日付についての驚きの発見を、そのプロセスと共にシェアしている。
『霊性のアート 心の豊かさを育む技』
「13の月の暦」に出会って2年弱で入門書を執筆出来たのは、それを理解するのに必要な知識と体験が既にあったから。波動、氣、水、色彩、シンクロ、イルカやトマトとの対話・・・スピリチュアリティについて長年検証してきた事をベースに、本質的な極意を集約した渾身の一冊。もちろん暦の要点も記してある。
もうひとつ大事なのが、私達クリカが、友人のイラストレーターみよこみよこさんと共同制作している「13の月の暦《TIMESCORE》」。今やあちこちから引っ張りだこのみよこ画伯の最新イラスト13枚卓上カレンダーは、後でハガキとしても活用出来る優れもの。暦を実際に活用できるかどうかは、知識量よりも法則を発見する目と想像力にかかっているので、それを促すように作られている。現在、鋭意準備中で、水晶の月(G暦6月)中にはご案内できる予定なので(コチラヘ)、どうぞお楽しみに!
《13の月の暦》ワークショップはこちらをご参照ください。
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