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KIN211(青い電気の猿)の奇跡

30年近くも「13の月の暦」を使い続けていると、印象深い出来事や人物を、ツォルキン(260日暦)の日付で記憶していることの方が多くなってくる。それは、アグエイアス夫妻が言っていたように、ツォルキンが心や精神に関する暦であるからかもしれないし、多次元を結びつける垂直時間の性質を持っているからなのかもしれない。

その中でも特に印象深い日付の一つとして、KIN211(3・猿)がある。私がこの日付に着目せざるを得なくなったのは、この暦に出会うきっかとなった本『時空のサーファー』が、著者ホゼ・アグエイアス(KIN11)の息子ジョッシュに捧げられていたことと深く関係している。

1987年8月、世界最初の地球規模の祈りの祭典ハーモック・コンバージェンス(H・C)が、マヤのケツァルコアトル(13の天国と9の地獄)の預言に基づいて呼びかけられた。この時、呼びかけ人として注目を集めたのが、後に「13の月の暦」を提唱することになるホゼ&ロイディーン・アグエイアス夫妻であった。

世界各地の聖地に144,000人の太陽の踊り手を集結させるというイベントを成功させた彼らは、その僅か数ヶ月後に、当時18才だった息子のジョッシュ(KIN211)を交通事故で失っている。だが、他界したジョッシュとのコンタクトを通じて、より深く宇宙を理解するに至ったホゼは、H・Cの背景を若者向けにアレンジして『時空のサーファー』にまとめ、ジョッシュに捧げたのだった。

『時空のサーファー』の邦訳を奥付け発刊日当日(1996年1月10日)に偶然手にした私は、ジョッシュとの間に何か特別な関係があるのを感じたが、後に、同い年でKIN241(7・竜)の私よりぴったり30日前のKIN211(3・猿)に生まれた反対キンの関係にあること、そして、この30日の間に人類がアポロ11号で月面着陸したことを知った。整理して書くと以下のようになる。

1969年7月13日(KIN211)ジョッシュ誕生
1969年7月20日(KIN218)アポロ11号月面着陸
1969年8月12日(KIN241)自分の誕生

ジョッシュの誕生から49(=7×7)銀河スピン(49×260)後の2004年6月8日(KIN211)、私たちは二子玉川に越して来た。「青い猿」は金星軌道に対応する「太陽の紋章」だが、何とこの日は、金星の太陽面通過(ヴィーナストランジット)が日本で130年ぶりに観測された日であった。

そこからぴったり260日後の2005年2月23日(KIN211)に、トラットリア「エテルニータ」が家から150mほどの場所にオープンした。だが、この事実を知るのは、しばらく後になってこのお店にランチに通うようになってからのことであった。毎年イタリアを巡って現地の料理を研究しているオーナー夫妻からは、色々と貴重な情報を教えて頂き、イタリア旅行時に大いに参考にさせて頂いた。

引越し20周年と蘭禅の誕生キンがシンクロした今年、2024年6月8日(KIN231)には、そのエテルニータで久しぶりのディナーを堪能した。そこから2日後の水晶の月12日(G6/10)は、サイ時間がKIN231に対応するのだが、その日、時のからだ塾生のMさん(KIN211)が、特別な関係にあるお姉様(KIN130)に会われたことを塾のMLで報告された。銀河の音12(水晶)が月日で重なっていたその日はまた、Mさんの毎月の誕生日でもあった。

Mさんはご事情があって姉妹がいることを知らずに育って成人し、結婚して子供にも恵まれたのだが、33年前の8月、正確には1991年8月12日(KIN211)に、奇跡的なプロセスでそのお姉様との再会を果たしたのだった。劇的再会を果たしたまさにその日が、Mさんご自身の誕生キンでもあったことは、時のからだ塾に入塾して初めて知ることになった驚きの事実であった。その日が塾長である私の22歳の誕生日当日にも当たっていたことは、やはり偶然とは思えないのである。

これらの関係性は、KIN11のホゼとKIN22のロイディーンが提唱した「13の月の暦」でしか見出せないものなのだが、33年前の1991年には、まだ世界の殆どの人は「13の月の暦」の存在を知らなかったはずである。なぜなら、この暦の原情報が『ドリームスペル』という形で、ごく一部の人に公開されたのは1990年のことだったからだ。

ところで、エテルニータのオーナーは、上皇陛下(第125代天皇)の在位中から、いずれは2月23日(当時は皇太子殿下の誕生日)が天皇誕生日になると見越してその日にオープンを決めた、とかつて教えて下さっていたのだが、それが、譲位という形で実現しているのだから何とも興味深い話である。つまり、エテルニータの運命の道筋は、常に天皇陛下とシンクロするのである。

しかも、オープン19周年に当たっていた今年の2月23日(KIN126)には、第126代今上天皇がKIN126(9・世界の橋渡し)の道筋に入られるというスペシャルなシンクロまであった(この辺りの経緯は『自分で感じ、自分で決める13の月の暦』第9章を参照)。そして現在、KIN19(6・嵐)から始まった「青い律動の嵐の年」の「律動の月」に至っているのである。

KIN211のMさんがお姉様との奇跡の再会を果たしてから33年が経過した8月12日(KIN36)に、私は55歳の誕生日を迎えた。クリスマスの今日(KIN171)から60日後の2025年2月23日(KIN231)には、エテルニータはオープン20周年を迎え、その日に65歳を迎えられる天皇陛下と共に蘭禅(KIN231)の道筋に入るのである。

こんな特別な関係にあるトラットリアが、私たちが二子玉川に引っ越してきたぴったり260日後のKIN211に、わずか150mの場所に誕生したり、33(=11+22)年前の私の誕生日にご家族と奇跡の再会を果たしたMさん(KIN211)が、今、時のからだ塾に在籍していたりするのは、ホゼの息子ジョッシュがKIN211だったことと、決して無関係ではないだろう。

私にとってKIN211は、因果的ではない垂直時間の性質を、体験を通じて教えてくれる特別な時間のゲートなのだ。体験していない人にとっては理解しがたい感覚かもしれないが、時間が進むにつれて発見されているようでありながら、実は過去に向かって発見が生じるというこの感覚は、ツォルキンの放射状時間の一端を示しているように思えるのである。(D)

「きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。」---ルカによる福音書 2:11


*トップ画像は25年ごと開かれるサン・ピエトロ大聖堂の「聖なる扉」

律動の月13日 2・猿(KIN171)

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