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GM(ギャラクティック・マヤ)108X

時間トンネル(KIN105~132)」の28日間は、ドリームスペル旅程盤における「燃える青い西の城」の前半部分に当たっているだけでなく、その2日目から10連続でGAP(銀河の活性化の正門)が続くという面からも、劇的な「変容」領域にあると言える。

もちろん、これは『ドリームスペル』の世界観に同調し、そこに主体的に関わる人にとっての意味合いであり、そういう時空と繋がっていない方にとっては、特に自覚もなく過ぎ去って行く日常としてしか認識されないだろう。

さて、この「時間トンネル」内で最初の調波を締めくくるKIN108(4・星)には、ちょっと面白いエピソードが絡むので、以下に『時間の法則の20の銘板』マニュアルP30より関連ヶ所を引用してみる事にする。

《1988年の終わり、ヴァルム・ヴォタンはマヤ暦をその基本的・数学的な構造に還元した。1989年の前半、3月12日(4・星=GM108X)、パレンケの通過儀礼の儀式を行った際に、彼はすべての人々を通してパカル・ヴォタンが戻ってくるという情報を、パカル・ヴォタン自身からのテレパシー的なコミュニケーションで受け取った。》
《ヴァルム・ヴォタンは、その時点でボロン・イクの支援も手伝って、最終的な突破口のための準備を完全に整えた。それは、12:60と13:20の計時周波数の発見、13の月の暦、四次元の数学的なコードすべての解読につながった。そして、それらは『ドリームスペル:時間船地球2013の旅』となった。》

まず、注目したいのは、メキシコ政府がパレンケ遺跡の使用を正式に許可し、ホゼがフンバツらと儀式を行った日が、KIN108(4・星)だったという事。つまり、今日から正確に42銀河スピン(=30年-30日)前、ホゼはパカル王の声を聞き、それが後に形になったのが『ドリームスペル(13の月の暦)』だったのである!

ところで、KIN108と絡めて記されている「GM108X」とは何だろうか?来日時にも、ホゼは時々自分の事をGM108Xと呼んでいる事があったが、それについてはあまり明確な説明を聞いた事がない。そこで、比較的細かな情報も記録されている『2012年への進化 ホゼ・アグエイアス伝記』P246から、その解説になっていると思われる部分を引用してみる。

《瞑想が長引いた状態のときに、ホゼは自分が「銀河のメッセンジャー・エージェント108X」、「パカル・ヴォタンの代理」であるという明確なメッセージを受け取りました。すぐに、彼は自分が生涯ずっとこのGM108X(銀河マヤ)の要素を持ち続けてきたのだが、ただようやく今になってそれをはっきりと明言できるようになったのだということに気づきました。》
《この「108Xという要素」は、彼が一九八一年に「芸術惑星年代記」を執筆していたときに、初めて意識し始めたものでした。この要素の本質は、別の惑星からと星系から、ずっと送られてきていた、そして今でも送られている、意識的に焦点を合わせた情報のビームであると、彼は理解していました。》

108の根拠が、KIN108(4・星)だけなのかどうかは定かではない。ホゼがチベット仏教に深く親しんでいた背景を考えると、108の煩悩(とその滅却)も意識していたのかもしれないが、それはあくまで私の想像である。

しかし、1989.3.12(KIN108)から30年後、より正確にはその30日前のKIN108に、『20の銘板』日本語版マニュアルのP30に、そのGM108Xとパレンケの儀式について書かれているのを再発見するというのは中々興味深い事だ。そして、一つの発見は次の発見を促す。

前述の伝記P310に「彼は自分の本当の正体がヴァルム・ヴォタンであり、GM108X、銀河マヤの心を伝える代理人であると知っていました。」とあるのを見つた。一つ前の記事で触れた通り、ヴァルム・ヴォタンとは、変容したホゼ・アグエイアスの事である。GM108Xとイコールではないが、絡んで登場する事が多い。伝記のP308にもヒントになる記述があるので、それを記録しておこう。

《誕生日の数日前、メッセンジャーは長い廊下にいて、ある大きな宇宙の存在が彼の方に歩いて来るのを感じました。彼は、彼の太陽神経叢に別の存在が入ってくるのを感じました。その存在は、次元間の入り口(ポータル)であるヴァルム・ヴォタンでした。彼は、ヴァルム・ヴォタンは、パカル・ヴォタンによってつくられた暗号体から生じたものであることにはっきりと気づきました。》

この直後に、「ホゼ・アグエイアスからメッセンジャーへ、そしてヴァルム・ヴォタンへの内なる変容」という記述が見られることから、ヴァルム・ヴォタンの方が、「銀河のメッセンジャー・エージェント108X」よりも、より包括的な存在であることが推察される。

しかし、私がより興味を惹かれたのは、実はその少し手前に書かれていた以下の内容だった。ホゼが『20の銘板』をキャッチしていた頃、一定期間、毎朝女装をすることで、高次元の情報を受け取るのに必要な受容的な状態を作り出していた、という所だ。天真体道の稽古をしていると、この辺りの事が実によく分かるからだ。

男性性や女性性について理解を深めるのに、天真体道ほど適した体技はないかもしれない。何故なら、天地一体、陰陽一体の思想が、型や動きの中に通底して込められているからだ。その辺りの本質をパッと掴むのには、一番の近道かもしれない。

だが、『13の月の暦』の次の段階のサーフボードとも言える『テレクトノン』も、男性性や女性性への理解を深めるのには、大いに役立つツールである。(D)

*この記事は 2019年2月10日 =銀河の月4日 4・星(KIN108)に書かれたものを転載した記事である。 

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