古事記とドリームスペル(銀河マヤ)の共振構造
高千穂に導かれた昨年以来、7:5:3という比がずっと気になっている。高千穂神社の後藤宮司によると「7は神世七代、5は地神五代、3は日向三代を表すと言われています」との事だったが、『ドリームスペル(13の月の暦)』で生きていると、この数字の「比」には普遍的な何かがあるように思えてならないからだ。
加えて今日、KIN121(4・竜)から『13の月の暦』のツォルキンでは中央7列目「神秘の柱」に入った。今日から520キン前は天皇即位祝賀パレードで、そこから更に260キン前、つまり今日から780キン前の2019.2.23(KIN121)は当時皇太子だった陛下の誕生日。
KIN166(10・世界の橋渡し)生まれの今上天皇は、KIN121(4・竜)の道筋で天皇に即位されたのである。「白い世界の橋渡し」は『ドリームスペル』で火星軌道に対応し、780日は火星会合周期でもあることから、再び『古事記』と『ドリームスペル』の関係性に意識が向いたのかもしれない。
さて、『13の月の暦』でのカレンダーラウンドは52年、1年は52週(364日)+1日である。この関係性を知っていると、52キンをひとまとまりとする「城」という単位に注目せざるを得なくなる。
【5と7の橋渡しとしての高千穂】では「5:7」にその「52」を掛けた「260:364」から、4次元的な260日暦は「見えない世界(5)」を、3次元的な惑星周期である364(365)日暦は「見える世界(7)」を表すこと、そして「3」はそれらを「橋渡しする」働きではないかと記した。
その発想は基本的に今も変わらないが、今日、改めてつらつらと考えていて浮かんで来たのは、以下のような対応関係であった。他にもいくつかのバージョンを思いついたが現時点で最もしっくり来るものを提示しておこう。
別天津神(ことあまつかみ)
1あめのみなかぬし(造化三神)回転の赤い東の城
2たかみむすひ(造化三神) 交差の白い北の城
3かむみむすひ(造化三神) 燃える青い西の城
4うましあしかびひこぢ 与える黄色い南の城
5あめのとこたち 魅惑の緑の中央の城
神世七代(かみのよななよ)
1くにとこたち 回転の赤い東の城
2とよくもの 交差の白い北の城
3ういぢに&すいちに 燃える青い西の城
4つのぐひ&いくぐひ 与える黄色い南の城
5おほとのぢ&おほとのべ 魅惑の緑の中央の城
6おもだる&あやかしこね 回転の赤い東の城
7いざなぎ&いざなみ 交差の白い北の城
地神五代(ちじんごだい)
1あまてらす 回転の赤い東の城
2あめのおしほみみ 交差の白い北の城
3ににぎ(日向三代) 燃える青い西の城
4ほおり(日向三代) 与える黄色い南の城
5うがやふきあえず(日向三代)魅惑の緑の中央の城
『古事記』では天地開闢の時に「造化三神」が現れ、さらに二柱の神が登場し、天津神の中でも特別な扱いを受ける「別天津神」を形成する。この五柱の神々は独神であり姿形は無いとされ、この流れは「見えない世界」と対応する260日暦そのものが生じて来るプロセスのようにも思える。
続く「神世七代」においても、最初の二柱は独神で姿は見えないとされるものの、徐々に「大地」や「雲」などの形あるものとの関連が想像できる存在となり、3代目(全体の8代目)からは陰陽(男女)対の神々も登場し、高天原(天上界)が安定した場として成立するに至った期間と言えそうである。
従って、「高天原」だけで見れば、「形の無い5(260):形のある7(364)」という関係性は、ある程度成り立っているのである。
ここで、7(364)の方にもツォルキンを対応させてみたのは、倫理プロジェクトの「サイ時間」からの発想で、私が提示する一つの試みに過ぎない。ただ、「死の宮廷」でもある「交差の白い北の城」に「いざなぎ&いざなみ」が対応するのは、『古事記』のストーリ上からも大変興味深い関係性だと言えるだろう。
さて、高天原形成の話とも言える「別天津神」と「神世七代」は『古事記』の中でも切れ目なく物語が展開して行く訳だが、その後は国産みや黄泉の国の話、「みそぎ」や「うけひ」、そして天の岩戸の話などが続く。そこからようやく国譲りや天孫降臨へと続くので、「神世七代」と「地神五代」の間には、「別天津神」と「神世七代」の時のような連続性があるようには思えず、若干の隔たりを感じるのである。
そこで私は、「いざなぎ&いざなみ」を「交差の白い北の城」と対応させていたのにも関わらず、「地神五代」最初の「あまてらす」を次の「燃える青い西の城」とはせず(国産みから天の岩戸までの展開を青→黄色→緑のように捉えて)、最初の「回転の赤い東の城」に対応させる見方を取ったのである。
この「地神五代」は、言わば「天と地を橋渡しする神々の流れ」であり、その中心3番目の「ににぎ」が葦原中国の主として天降り、日向国の高千穂へ至ったという神話は、変容の領域でもあり、中心部に「神秘の柱」を含む「燃える青い西の城」と綺麗に対応するように思える。
日本では神々のことを「柱」と呼ぶが、「神秘の柱」を通じて高天原(4次元)から葦原中国(3次元)へと何かが伝わって来た様を「ににぎ」が示しているように思えるからだ。その上、高千穂エリアの神社の注連縄が7:5:3になっている事とも繋がってくるのだ。
「燃える青い西の城」はKIN105から始まるのだが、「105」という数は「365-260=105」であるだけでなく「105=7×5×3」でもある事に、昨年、初めて高千穂を訪れた時に気づいたのである。
この事はメルマガ”Happy シンクロ Days♪”Vol.89にも書いてあるが、高千穂を訪れたKIN83(2020.6.20)は、『倫理プロケジェクト』と直結する倫理研究所の創立105銀河スピン(105×260)というタイミングでもあった。時空を結びつけるそうした体験は、「ににぎ」が「燃える青い西の城」に対応する見解に強い説得力をもたらすのである。
さて、「地神五代」の5番目「うがやふきあえず」が「魅惑の緑の中央の城」だとすると、続く初代神武天皇は、再び「回転の赤い東の城」という見方をするのが自然かもしれない。だが、私にやってきたインスピレーションは、神武以降の全ての天皇はウェイブスペルに対応させるというものであった。
別に深い根拠がある訳ではないが、東征して大和の地を統治した神武は「東の城」の最も東、始まりの「赤い竜のウェイブスペル」にピッタリだと思えたのだ(ヒトとワニの子である事も含め)。そして、この方式で数え続けて行くと、125代先代天皇(現上皇)は「赤い空歩く者のウェイブスペル」に、126代今上天皇は「白い世界の橋渡しのウェイブスペル」に対応する事になる。
「銀河の署名」が「白い惑星の世界の橋渡し(KIN166)」の今上天皇は、惑星ホロンで日本のエリアを示す「白い世界の橋渡し」と完全共振しているので、その面からも、この対応のさせ方がやはり相応しいと思えるのである。
最後に改めて書いておきたいのは、こうした見方は『ドリームスペル』の「置き換えの時間魔術」に慣れてくると自然とやってみたくなる遊びであり、決して「これが正解」だとか「こう見るべき」などというものではないという事(他にも無数に見方は存在する)。
また、誰かの考えをパクって来たものではなく、自分が常々感じて来た『古事記』と『ドリームスペル』の親和性を、考察と閃きによって形にしたものであることを、明記しておこう。(D)
惑星の月11日 4・竜(KIN121)