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株式市場も宇宙の秩序に従っているのか(黄金分割、フィボナッチ・レシオ)


面白い相場の分析方法があったので、紹介します。
この分析方法は、ある種、この宇宙の秩序に則った最強の分析方法といえるかもしれない。笑






黄金分割・フィボナッチ・レシオは、マーケットで使われている相場の上げ止まり、下げ止まりを推定する分析方法。
ひと言でいえば、1対0.618という黄金比率が基本として分析する手法。



黄金比率とは

まず、黄金比率とは、フィボナッチ数列で算出される、宇宙で最も美しい数値を指す。

自然界の事物の基本的な構成に深く関わっており、様々なものの比率が不気味なほどの正確さで1.618 : 1に迫っている。偶然の域を超えていることは明らかで、だから古代人はこの値が万物の創造主によって定められたに違いないと考えた。

フィボナッチ数列とは、
1から始まり、左と足し、その結果を右に並べて書き足して[1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, ...]とする数式。
そして、この数列を左から右に割っていくと、次第に黄金比率0.618...に収斂されていく。



黄金比率を株価分析に?

マーケットでこの比率が使われる理由としては、
株価というものは森羅万象あらゆるものを織り込むものといわれ、そのすべてを織り込むものであれば株価の動きもこの自然界の美しい形、つまりはフィボナッチ・レシオで表すことができるのではないか、ということが考えられたことから始まったそう。

また、エリオット波動といわれるマーケットで使われているリズムがあるのですが、このリズムの拡大、縮小にこのフィボナッチ・レシオが当てはまったりしている点を挙げることができます。



黄金分割による分析

マーケットでの使われ方は大きく2つに分けられる。

チャートは、通常、横軸に時間、縦軸に株価をとっており、横軸の時間をフィボナッチの比率で区切って分析をしたり、縦軸の株価をフィボナッチの比率で区切って使用して値段の分析をしたりします。

せっかくなので、Apple社の株価チャートを用いてこの分析方法がどの程度当てはまるのか、確認してみた。


時間経過分析

株価指数の期間の高値をスタート地点としてそこからフィボナッチ級数で経過した日柄(13週、21週、55週、89週)を観察する。
以下のApple株価チャートでは、上記を黄色線で引いている。すべてピッタリに変化を指し示しているとはいえませんが、参考程度にはなるかもしれません。


株価分析

日経平均株価の期間の高値と安値の値幅を1として、高値から0.618、安値から0.618をボーダーとして設定する。
以下のApple株価チャートでは、上記を橙色線で引いている。株価の中での中段の保ち合いでの高値や安値がフィボナッチ級数の線の箇所に当たったりしており、つまり、その線が上値メドや下値メドになりやすい、ということもいえます。






この黄金分割という分析法は、主に株価分析の分野の分析手法だが、とてもシンプルで他の分野にも応用できるのではないかと思う。

面白い発想ではあるが、意外とバカにできないのではないか。


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