ヲタク(ファン)のケンカを買うのは止めとけ。
これなー。そうは言っても気持ちはわかる。
地下アイドルのファンは大抵は、彼女たちより年上。
でも、彼女たちを前にすると精神年齢、同等になってしまったりする。
そしてたまにほんと無礼千万な大人もいる。
ただ、やっぱり売られたケンカを同じテンションで買うのは止めておこう。
止めれるようになろう。
買ってしまう子に限ってけっこう強い言葉で返すことが多い。
「お前みたいなファンいらないんだよ」とか「見にくるな」とか「タダで見せてやってんだよ」などなど…これまで数々のツイートを見てきた。
そのコメント欄には、「そんなファン気にしないでー」とか「ほんと頭にくるよな」と同調する声も多い。
が、止めておけという理由は、未来を奪うことになりかねないからだ。
今の世の中、その人のどの時代のどの言葉がどう捉えられるかわからない時代だ。「あの時はこうでしたけど、今は違うんです」が簡単には通らない。何気なく発してしまったケンカ言葉も未来にどう影響するかわからないのだ。
そしてもう一つ。
今、人のつながりは思っているより広くなっている。直接会ったことはなくてもネット上で毎日のように見かけていたら人の脳は親近感を感じるようにできているから、よくわからないけどもつながっているなんてこともある。
そこで、、質問されたとしよう。
「〇〇って地下アイドル知ってる?どう?」
「いい子だよー。まぁちょっと気が強くて、この間ケンカしちゃってたけど…」
風が吹けば桶屋が…ではないが、ふとした言葉が思わぬ業界関係者に届いたりするもので。
そんなふとした会話で、仕事に繋がったり失ったりすることだってあるのだ。その時の感情でそのまま言葉を発してしまうリスクを持ったまだ知名度も低いアイドルならそのリスクは命取りになる。
『私は私。これが私なんだから、ついてきたい人だけついてきて』
もちろんそういう子もいるだろう。それはそれでありだ。たとえファンが増えなくても著名になれなくてもそれで本人がいいならいいと思う。
でももし、先に大きな夢を持っているのならば、その時の怒りや腹立つ感情のままツイートしたりするのは止めた方がいい。
カっとして強い言葉を吐いてしまう子や、不安定な子でもそんなリスク関係ないほど魅力的な子だったとしたら、申し訳ないがたぶん地下にはいない。地下にいても、きっと引き抜かれていく。
感情のコントロールができない子は、今の時代使用する側からするとリスクが高すぎる。それに、地下アイドルをやっている子はとても多いのだ。変わりが見つかってしまうのだ。
努力を重ねて自分磨きをしている中で無礼千万なファンと出会った時にはきっとファンが増え始めているんだと思って、なんとか抑えてくれたらうれしい。神様は準備している人に、試練かと思うようなチャンスをくれるものだ。
『ファンが増えても耐えられる心を準備できているかな?』
そう言われているんだと思ってくれないだろうか。
もちろん、腹立つよな。煮えくり返るよな。それを聞いてくれる仲間や家族や友人を作ろう。そこで聞いてもらおう。運営のスタッフならそれを聞いてあげてほしい。
ただ、どこに繋がっているかわからないところでトゲを多く出すのはもったいない。針を出している状態では、悪いものだけでなくいいことだって寄り付きにくいのだ。
もったいないな…とそんなツイートを見る度に思っている。
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