食べるマガジン『KUKUMU』第1期終了です!
こんにちは、食べるマガジン『KUKUMU』の企画・編集をつとめる、主宰の栗田真希です。
2022年5月から毎週欠かさず9ヶ月更新してきた『KUKUMU』は、2023年1月までで第1期終了とします! これまで読んだり応援したりしてくださったみなさま、ありがとうございます。当初は3月まで……と思っていたのですが、わたしを含めたメンバーそれぞれに大きな変化が起きているため、1月までとなりました。
第2期の予定は?
転職したり、引っ越したり、出産したり、これから就活があったり……などなど、全員がおもしろい流れのなかにいます。そのため、第2期は2023年秋にスタート予定です。第1期のコンテンツをZINEにまとめるためにも、時間を費やしたいと思っています。このnoteにもサポートいただけましたら、ZINE制作のために使わせていただきます。
また、渡辺 凜々子さんは『KUKUMU』を卒業。いまのところ、木村 りささん、森川 紗名さん、よしザわ るなさんの3人と一緒に続けていくつもりです。
秋からの第2期『KUKUMU』は「食べるマガジン」ではない可能性もあります。まだこれからじっくり考えていく予定ですが、わくわくする「なにか」にスポットライトを当てた読みものをこの先もお届けしていきたいと思います。楽しみにお待ちください。
ZINEの予定、デザイナー募集!
ZINE、まだなにも進んでいません! みなさまからのサポートは制作費として有意義に使わせていただこうと思っているのですが、ライター編集者だけの集まりなので、一緒に楽しく活動してくれるデザイナーの方がいましたら、こちらのアカウントにDMをいただけるとうれしいです。
そういえば、『KUKUMU』をはじめようと思ったきっかけを。
わたし自身のなにかしらのマガジンをつくりたい、編集をしたい、という思いからはじめたのではありませんでした。トップライター・古賀史健さんによる『batons writing college(バトンズの学校)』というライティングの講座で出会った同期の人たちには、書くことを仕事にしていなかった人もいます。その人たちが、思いっきり本気で書く場所をつくりたかったのです。
どうしてそんなことが必要だと思ったのか。それはライターが「実績を見られる仕事」だからです。わたし自身、駆け出しのころは実績がないことに悩みました。書きたい、書けるはず。だけど、自分の名前を出して胸を張って「書きました」といえるものがすくない。あのころの自分に、ほしかったものが『KUKUMU』でした。本気で書く場所をつくって、同期の人たちに書いてもらえば、きっとその先の道も拓かれるはずだと。べつにライター志望じゃなくても、一緒に学んで「すてきなものを書くなあ」と思った人たちに、バトンズの学校が終わったあとも書き続けてほしかった。それだけが動機です。
とはいえ、わたしがひとりで編集し長く続けていくためには、あまり多くの方を誘うことはできませんでした。がっつり編集していくとなったら、4人が限界だろうなと(実際、4人でいっぱいいっぱいでした)。バトンズの学校でライターの職に就いていない人たちを全員誘うのは現実的に難しいので、コンセプトを決めてからメンバー構成を考えました。
コンセプトと、ネーミング。
そんな自分勝手な思いをきっかけに、読んでくださる方のことを考えて、コンセプトなどを決めました。「同期とマガジンつくります!」だけでは、多くの人の目にふれるコンテンツにはなりにくいですし(有名人なら違うけれど)、書き手もなにを書いたらいいか戸惑ってしまうことになりますから。
食べるマガジンにして、コンセプトを「ひとくち、ひとやすみ。」にしたのは、わたしが食いしんぼうなのがいちばんの理由です。あと、殺伐としがちな世の中やSNS上で、みんなにひと息ついてもらえるようなコンテンツをつくりたかった。自分の気持ちが満たされてるかどうかって、ときに判断が難しい。けれど、お腹が満たされているかは、動物としてわかります(ときに満腹度合いさえわからなくなっちゃうこともありますが)。癒やしという意味でも、食についてのマガジンはいいんじゃないかと思いました。
コンセプトを軸にメンバーを口説いて、マガジン名を考えました。
全員集まったzoomでマガジン名を出し合って、紆余曲折、わたしの持っていった『KUKUMU』をみんなが気に入ってくれて命名。それからサブマガジン的な『KUKUMUの別腹』もつくりました。
わたしはコピーライターをしていたので、その経験も活きました。意味的にマガジンの内容にふさわしいことはもちろん、音の響きも大切です。濁音が入るとキャッチーになりますがちょっと強めのイメージ(『ゲゲゲの鬼太郎』とか有名ですよね)、破裂音は明るくて元気なイメージ。キャッチーさはほしいものの「ひとくち、ひとやすみ。」のコンセプトにはすこし似合わない気がしていました。
その点、『KUKUMU』は濁音も破裂音も入っていないけれど、母音が統一されていてキャッチー。口にしたとき気持ちがよくて言いやすい。短いので覚えてもらいやすいところもいいなと。ネットで検索してみても、かぶっていなかったので採用しました。
食べることに関係ないマガジンになったとしても、愛着のある『KUKUMU』の名前はそのまま使っていきます。このことばの「包みこむ」「こころに留めて忘れずにいる」などの意味を大切に、コンテンツをつくっていきます。
結果、全員本気でした。
本気で書いてもらう場所をつくりたい、と思っても、他人の本気を操ることはできません。それなのに4人全員、毎月驚くほどの熱量で書いてくれました。すごいです。このメンバーでコンテンツをつくることができて、ほんとうによかった。感謝の気持ちでいっぱいです。わたしは最初の読者になることができてしあわせでした。第2期も、絶対にいいコンテンツがつくれると確信しています。
さいごに、これまでの記事イッキ読み!
それでは最後に。この9ヶ月、テーマごとにお届けしてきたコンテンツを並べます。どれも、胸を張っておすすめできるコンテンツです。全員、真剣におもしろいものをつくってきました。ぜひじっくりお読みください。
※ここからリンクが続きます。長いです。
2022年5月テーマ「夜食」
2022年6月テーマ「炭酸」
2022年7月テーマ「夏に食べたい麺」
2022年8月テーマ「サマーフルーツ」
2022年9月テーマ「カレー」
2022年10月テーマ「大豆界隈」
2022年11月テーマ「きのこ」
2022年12月テーマ「お菓子」
2023年1月テーマ「ごほうびメシ」
これまで、ありがとうございました! このnoteや好きな一本をTwitterなどでシェアしていただけると、とてもうれしいです。感想などみなさまの声もお待ちしています。
それでは、またお会いましょう。