見出し画像

「推し」と働きたい!ときめきファインダー

人間誰しも過去にワクワクしたことや、やりたい事があったと思う。
だが、その感情を今も持っているかと言われれば分からないと答える人は多いのではないだろうか?
そんな中でも海外をきっかけに、あの時の感情を蘇らせたシーメイトさんがいる。まさしくAYAMIちゃんだ。第一印象は「純粋で真っ直ぐで自分に正直な人」だった。
彼女はどうやって蘇らせたのか、そして今後のビジョンついても話してくれた。

このインタビュー記事はキャリアスクール “SHElikes”の11期海外コミュニティメンバーの取材をもとに書かれたものです。 それぞれの海外経験を通して輝き続けるメンバーを紹介します。
この記事が読者の皆さんにとって「勇気を持って一歩を踏み出すきっかけ」に繋がれば幸いです。
SHE:SHElikesの略称 
シーメイト:SHElikesの受講生、卒業生の愛称
サポ隊:コミュニティサポートメンバー
SHEアワード:年に一度東京で開催される全シーメイトのための祭典



AYAMIちゃんのプロフィール


【プロフィール】
埼玉出身。アメリカ短期留学、カナダでのワーホリ後、舞台制作会社デスクや受付、事務職を経験。
現在は、日本で企画・広報職についている。クリエイティブプランナーになるためにSHElikesでマーケティング・ブランディング・動画制作を勉強中。

原点となる「やりたいこと」

「学生時代に100人規模のミュージカル舞台制作の責任者をしていた」と言うAYAMIちゃん。企画から運営まですべてに関わり3~4ヶ月かけて作り上げた時に芽生えた感情が現在の原点となる。
「すごい大変だったけど、作品を見てくれたお客さんが喜んでくれたり、泣いてる姿を見て私はこれを仕事にしたい!と思ったんだよね
楽しそうに話す姿から作品にかけていた思いがひしひしと伝わる。

舞台も無事に終わり、卒業間近で内定をもらっていた。しかし、友人の一言で辞退しワーホリに行く決断をしたという。
「当時は就職先も決まってたけど就活中もやりきれない気持ちだったんだよね。たまたま友人が留学でアメリカ行くことを知って『いいなー』と言ったら行けばいいじゃん!って言われて。そうだ!私も海外行ってみたかったんだと思って行くことにした 笑」
それから3か月後に渡航し、ここから激動のトロント生活が始まる。

資金10万を握りしめてのワーホリ

急遽決まったワーホリだったため、資金は10万のみでのスタート。
「周りは丸1日語学学校に通ってて、放課後は皆でイベントに参加したりしてたけど、私はそんな余裕はなくて授業も午前中のみ、午後は慣れない英語で家探しをしなきゃいけなかった」
無事なんとかホームステイ退去3日前に家が決まり一安心。だが一難去ってまた一難。家賃の支払い期限がせまっておりすぐに仕事を探さなければならなかった。
「その時はもう1ドルしかなくてそのお金で買ったチョコレートバーと炭酸を3日に分けて食べるぐらい追い込まれていたんだよね。しかも冬になってきたけどコート買うお金もなくて、5キロ瘦せて軽い栄養失調になって本当に惨めだった。あの時の感情や恰好など今でも覚えているぐらい(笑)」
だがご縁があり、運よく日本食レストランでの仕事が決まったAYAMIちゃん。
「でも仕事を始めた時が一番トロント生活で辛かった~。日本人は私だけで英語力もないからコミュニケーションがとれなかった。しかも飲食店で働いたことがないから基本も分からず泣きながら帰ってた」
想像以上の過酷さを経験してるが、なぜそこまでできたのかと尋ねてみた。

「家族に頼ろうと思えばできたけど、英語力を身につけるために私は海外に来た。異国の地で、自分一人で生活を成り立たせると決めてた。だから必ずやり遂げてみせる!って諦めないで挑戦できたんだよね。その後は、欲しかったiPhoneを買ったり、旅行に行ったりとすごく楽しかったよ!」
AYAMIちゃんは真っ直ぐで肝が据わっている、やはり人としてとても魅力的に感じる。

ときめき復活inトロント

「その後は徐々に仕事にも慣れ始めて、従業員ともコミュニケーションが取れようになって皆の妹のように可愛がられた。あの場所は私の心のふるさと」と語るAYAMIちゃん。
プライベートではプライド・パレード(LGBTQ多様な文化をたたえるパレード)で出会った友達と仲良くなり様々な価値観を学んだという。

「そんな時、舞台が好きな友達に出会い、いろいろ話をしているうちに『そういえば私も舞台好きだったな。私がやりたい事ってそれだったじゃん!これはもう帰国したらこの仕事探さなきゃ!やりたい!!』と学生時代のあの時の感情が蘇ってワクワクしたという。そして帰国。」

プライドパレード in トロント

これまでの海外経験を通して「AYAMIちゃんにとって海外とは?」と質問してみた。
「私にとって海外は、誰も知らないところで本当の自分で居られる場所でもあり、自分の力を試される場所でもある。」

誰も知らないし、誰も私を知らない中で生きていく力が身に付けられる場所。そしてマインドにも変化があったようだ。日本に帰ってきて幸せだなと感じることが多くなったそう。些細なことでも幸せだと感じるポイントが増えたとのこと。

「でもこれはワーホリ行く人を脅してるわけではなくて、あくまで私がしたくてしたことだからね 笑 。あの時は自分でなんとかする!って気持ちが強かったけど、今思えばもっと周りに頼ってもよかったのかなと思っている」


出会ってしまったSHElikes

帰国後はイベントのバイトから始まり社員になったが、最終的には退職したとのこと。
でもずっとイベントを作り上げていることに携わっているから、私が本当にやりたい事ってやっぱりこれなんだなと改めて実感したな
と話すAYAMIちゃんだが、転職後の会社で気持ちの変化があったようだ。
「働いている会社に対して不満もないし大好きだけど、なんかモヤモヤするな。リーダー的ポジションを任されていたから、こうあるべきっていう思考に囚われて迷走していた時期があったんだよね」

その時、たまたま見つけた「SHEshares」を見て入会を決意したという。「自分らしく輝く、このキーワードに反応したし、このままでいいのかな?モヤモヤ悩んでいた人がSHElikesを通してやりたいことを見つけて、自分の人生を作り上げていく姿を見て、私が求めていたものはこれだと感じて入会したよ」と語るAYAMIちゃん。

AYAMIちゃんのおかげで筆者自身もSHEsharesを知ることができた。
実際見てみるとインタビュー記事だけではなく、デザインやマーケティング、ライティングなどのコツや、パソコンの基本的な使い方まで幅広いジャンルがある。どれも役に立つ内容ばかりでぜひ多くの方に読んでいただきたい。

SHEshares(シーシェアーズ)
https://shares.shelikes.jp/

「推し」と熱狂して生きる

それから1年ほどシーメイトとして受講してたAYAMIちゃんだが、ある感情が徐々に芽生え始めたとのこと。
「あれ?1年間ひたすらコース受講だけしてて、もくもく会や拠点開放、お仕事チャレンジもやったことがない。受講も楽しいけど、そろそろアウトプットして結果を出したい」と現状にモヤモヤしていたという。

そんな時見つけたあるnoteの記事がAYAMIちゃんのお守りとなる。
その記事を執筆していたのが、上平田蓉子さん(愛称:ろこさん)だった。

「そのnoteを読んでて雷が落ちたような感覚だったんだよね。目が覚めたっていうか、背中をバーンと押してもらえた。さらにその中で『熱狂して生きる』っていう言葉が私を目覚めさせてくれた。『楽しいな、幸せだな』は感じやすいんだけど、自分から提案することが苦手。だから、その言葉が響いたんだよね。私もこうやって生きていきたい!と思って、私が一番熱狂していた時(海外でのワーホリ生活)のことをnoteに書いてみたんだよね。書き終わった時に私ってここから止まっていたな。。。その時のマインドを思い出してここを超えていきたいと強く思ったんだよね。
そう話す姿は、とてもワクワクしていて、まさに熱狂して生きるその姿そのものだった。

それから次の一歩を踏み出すことにしたAYAMIちゃんは海外コミュニティサポ隊へ応募。だが応募の「送信」ボタンを何度も押せずにいた時、ろこさんの記事を読み返し「やっぱり変わりたい!」と決意し応募したとのこと。AYAMIちゃんにとっては、やはりお守りのnoteであり自分を奮い立たせるきっかけとなった「推し」のようだ。

「成果がでない。未来も見えない。でも、踏ん張りたい。そんな夜に生まれた指針たち」

https://note.com/h_kamihirata/n/na4d009a13980


「自分の人生を前に進めるきっかけをくれた、ろこさんにSHEアワードで直接お礼ができた。それがきっかけで、6月の海外コミュニティイベントで登壇していただくことができた。」
「推し」に直接会いに行く姿は、ときめきが原動力のAYAMIちゃんらしくて純粋さが伝わる。やはり推しに対する行動力は凄まじい。

「イベントを通して、人生をときめかせ続けるろこさんの生き方がシーメイトさんに伝わった。そして繋がり、感動が広がって、こんなに嬉しいことはないと一人で嬉し泣きしてしまった。こんなに素敵な人がいる!みんなに紹介したい!繋がってほしい!とイベントを企画する。そこからまたありがとうと頑張ろうを伝え合って循環させて、相乗効果で向上していく。ハッピーが広がっていく。私、こういうことを仕事にしたい!とふと思った。」


AYAMIちゃんが企画したイベント

ファンレターからまさかの展開?!

きっかけはSHElikesにファンレターを送ったことだった。
「元々ドキュメンタリーが好きで、SHEsharesの感想や提案を送ったんだよね。そして、憧れのクリエイティブプランナーさんに話を聞いてみたいとXで呟いたの。そしたら、直接ご本人からお仕事について教えていただくことができた。ワクワクで仕方ないぐらい幸せな時間だったし、何よりも一番自分らしくいられた。
大好きなことや、感謝を言葉にしたことで、縁が広がっていくことを感じた。私は海外コミュニティで起きた出来事を通して、人と人を繋げ、ハッピーを広げていくクリエイティブプランナーになりたいと思った。
ファンレターを送るほど、ときめく事には全力投球のAYAMIちゃん。

「本当に最近から大好きな動画コンテンツを通して、世界で活躍する女性を紹介するメディアを立ち上げてみたいとも思っている。もっと英語力、コミュニケーション力を身につけ、マーケティングも学んで、世界中を飛び回りたい。人と人を繋げ、新しい力を生み出していく原動力になりたい。」

どんな世代の女性もイキイキ活躍する世界を作ること」が今のなりたい姿と話す。AYAMIちゃんは、未来に向かって既に歩み始めている。
その姿はこの先、多くの人を「ときめかせる」ことになるだろう。

企画:シーメイト Shion
取材・執筆:シーメイト サクラコ
バナー制作:シーメイト AKO
インタビュイー:シーメイト AYAMI

あとがき

初めての社会人経験が海外という過酷な環境の中でも、自分のワクワクを蘇らせ今では更にパワーアップしているAYAMIちゃん。
常に明るく前向きで誰にでも好かれるAYAMIちゃんだが、過去に沢山の挫折や苦悩、そしてときめきを経験してきた。
だからこそ、外見だけでなく内面からも溢れ出る人間性が皆に好かれる秘訣なのかもしれない。
ついに自分のなりたい姿を言語化できたAYAMIちゃんだが、これからどんな道を歩んでいくのかとても気になる。
常に自分に正直で、全力疾走で駆け抜けて行く姿を「推し」ていきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?