子年比較―昭和23年生まれ(今年72歳)の人口209万人は平成20年(同12歳)の約2倍!
令和2年を迎え、子(ね)年となった。
総務省統計局の推計によると、出生年別にみた子(ね)年生まれの人口は、昭和23年生まれ(令和2年に72歳になる人)が209万人と最も多く,最も若い平成20年生まれ(同12歳になる人)は108万人の約2倍。
昭和23年生まれといえば 第1次ベビーブーム(昭和22年~24年)世代である。
その層は厚い。
総人口が減少する中、新成人人口の総人口に占める割合は10年連続で1%を下回る 。
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi1220.html
だが、総人口に占める高齢者人口の割合の推移は1950年(4.9%)以降一貫して上昇しており、1985年に10%、2005年に20%を超え、2019年は28.4%、世界で最高(201の国・地域中)の「超高齢社会」である。
というような前置きは、聞き飽きた感があるかもしれない。
だが、この今の社会をどのように生きていけばいいのかについて、私たちはまだ沢山のことを考える必要がある。
アメリカのブリガムヤング大学、ジュリアン・ホルト・ランスタッド教授は、かつて行われていた148の調査、対象者30万人のデーターから、適切な社会関係を持つ人は、社会的な関わり合いが乏しい、あるいは不十分な人と比較し、生存の可能性が50%高くなることを示している。
社会的な関わりを、地域において紡いでいるだろうか。
将来、紡げるだろうか。
私事として考えなければならない。
2017年、英国の孤独に関する調査結果によると、社会的つながりが弱まることは一日15本喫煙することと同様の健康被害に値するという報告もある。
【引用 Jo Cox Commission on Loneliness A call to action P10】
「孤独」は喫煙よりも健康リスクを高くする?
私は、タバコは吸わないから・・・が通じないらしい。
さあ、一緒に考えてみませんか。
今日もお疲れさまでした。
お読みくださりありがとうございます。いただいたサポートは、学生とのボランティア活動、大学におけるゼミやフィールドワークの旅費等、今後の研究、学生支援、地域活動のために大切に使わせていただきます。