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「聴いてもらう」って、想像以上にすごいこと。
先日、「自分史彩りインタビュー」を受ける機会がありました。
このインタビューは、年齢を問わず自分の人生を振り返りながら、じっくり話を聴いてもらえるものです。
普段、私はコーチとしてクライアントの話を聴く立場にいます。
この時間は、私にとってもエネルギーをもらえる貴重なひとときです。
でも、時にはコーチの私も「聴いてほしい!」と思うことがある。
そして何より、話を聴いてもらえるってなんだか楽しそう!そんなワクワクする気持ちに素直に従い、インタビューをお願いしました。
結果、とっても良かった!!!
何がいいって、近すぎてよく見えてなかった自分の一面に出会えたこと。
たとえば、自分ではこうだと思っていたことが、人と話すことで違った角度から見えるようになったり、これまでの歩みを振り返る中で「意外と頑張って乗り越えてきたんだな」と自分の頑張りを認められたり。
今回のインタビューを通して、新しい気づきがたくさんありました。
人に話を聴いてもらう体験って、本当にいい!
この良さをみなさんにも伝えたくて、具体的にどんな気づきがあったのか、少しシェアさせてくださいね。
私に何が起こったか
インタビュアーは、親業訓練インストラクターのさえちゃん。
(親業訓練インストラクターって初めて知った…)
さえちゃんはとても丁寧に、幼い頃から学生時代、社会人になってから今までの私について、興味を持って聴いてくれました。
その上で、私自身をこんなふうに表現してくれたのです。
そしてそのとき、私の頭の中に浮かんだことは、こんなことでした。
(※さえちゃんからいただいた言葉を一部を抜粋してご紹介します。さえちゃんには掲載許可をいただいています)
・ポジティブな視点による「再解釈」が得られた
「これだ!」と思ったら、そこにどうやって行くのが一番短いのか、どうやればいいのかを考えて、ピュッーと突き進んでいくチーターの力。
まゆみさんは、そのチーターの力でどんどん新しい世界を開いてこられたのだと思います。
自分の目標を決めたら、調査力も自己表現力もトップスピード全開!
そうそう、私は「やる」と決めたことは実行しているかも!反面、目標が見えないときはやる気が出にくい一面も。
そしてつい、自分のやりたいことに一直線になってしまうから、自分では「わがままだなぁ」とか「自己主張が強いなぁ」と思うこともあるんだよなぁ....。
調査力?自己表現力?
なるほど!これは私の中にはなかった、新たな視点!
言われてみれば、目標が定まったらすぐに具体的な段取りを調べたり、夫や上司や友人たちにやりたいことを伝えたり相談したりしています。
今までは、わがままだと思っていた自分の特性でしたが、話を聴いてもらい「調査力」「自己表現力」という言葉で私の特徴を表現してもらったことで、ポジティブな視点に捉え直すことができました。
・声に出すという「選択」と「決断」をしている私に気づく
「声に出すと、後になって自然にその場面が整っているということが繰り返されてきたことに今、気づいた」とおっしゃるまゆみさんですが、まゆみさんがポーンと投げておいた宣言が天にも届き、ご自分の望む未来を引き寄せてこられたのだと確信しました。
「率直に伝えても拒絶されない環境だから言えただけ」だし、「やりたいことは何でも声に出すって、ちょっと子供っぽくないかな?」とか思っていたけれど、それって「決断」だったんだなぁ。
これまで、「〇〇したい!」と言葉にすると、 自然と協力してくれる人が現れる経験を何度もしてきました。周囲のおかげなのはもちろんですが、声に出すことをしなければ、伝わらなかったこと。だから、みんなにも声に出してみることはオススメします!
・承認されることで、自己効力感が上がった
「以前は誰かの役に立ったり、求められた場所で咲く側面が強かった。今は自分が満たされるからこそ本当の意味で相手のことを満たせたり、相手のことを考えられるようになるんじゃないかと感じる。自分の心のコップを満たし、その上でやりたい!と思ったことで他の誰かが嬉しいと思ったり、楽しいと思ったり、ありがとうと思ってくれれば、そんなに幸せなことはない」とおっしゃるまゆみさんの言葉はとても力強く、その表情は慈愛に満ちていて、とても優しかったです。
「強い」「芯がある」と言われることが多かった私。でも、ただ強いだけじゃなくてその先に「愛」があると表現してもらって、少し照れくさいけど、とっても嬉しい。そして話を聴いてもらうことで「自己中心的利他」が大切なんだなと再実感できたし、さえちゃんにもそれが伝わって嬉しい!
普段は「まだまだ頑張らねば!」と奮い立たせて頑張っちゃうタイプなのですが、話を聴いてもらいながら自分のことを振り返ってみたら、「もう意外と頑張ってたやん!私、やるやん!」と思えました。聴いてもらったことによる、自己効力感の高まりを感じた瞬間でした。
ちなみに「自己中心的利他」とは、簡単に言うと、自分の好きなことをやりながら、 それが結果的に世の中に価値をもたらしていくという考え方のことです。
「聴いてもらう」体験をぜひ!
数枚にわたって丁寧に書き起こされたインタビューのまとめからは、さえちゃんの優しさや、人に対する愛情を強く感じました。
何より、話を聴いてもらうことで、
「いろいろあったけど、その都度なんとか乗り越えてきた!」
「やっぱり私は●●が好きなんだ、大事にしたいことはこれなんだな」
そんなふうに、自分を俯瞰して見ることができるようになり、メタ認知力がさらに高まり、自分自身への信頼度が増したと感じました。
自分のことをもっとよく知りたい。
自分ともっと仲良くなって、次の一歩を踏み出したい。
そんな風に思う方は、ぜひ「聴いてもらう」体験をしてもらいたいです。
悩みを打ち明けなくてもいい。ただ、自分の歴史を話すだけでいい。
あなたがまだ気づいていない価値が、そこにたくさん詰まっています。
もし、話を聴いてくれる人が周りにいなければ、 ぜひ私に聴かせてくださいね。私が提供している「セカンドキャリア・コーチング」や「自己理解を深めるコーチング」では、あなたのこれまでの歴史をお聞きする時間を設けています。
さえちゃんのインタビューが気になる方は、お繋ぎすることもできますよ!
おわりに
ここまで、私の内面をさらけ出すようで「ちょっと恥ずかしいな」とドキドキしながら書きました。
最近、SNSやnoteで自分のことを出すって難しいなあと、いろいろ試行錯誤しながら書いています。
もしよかったら感想などいただけると嬉しいです!
今後もいろいろと発信していきます!