大阪すみかワンオフリズお迎え
2015年の秋頃、ネットサーフィンをしていたとき、とあるカスタマーさんのブログにたどり着き、そのブログで拝見したリズがとても美しくて儚くて綺麗で一目惚れしたものの、既に手放した旨が書かれてあり大層残念だった。
そしてそのころ、鴉さんちのリズさんもちょうどメイクの変更を行っていて、それがメチャクチャに可愛かった。
私はリズが欲しくて狂いまくったが、少しだけ賢くなっていた私は「名前がついているヘッドは限定がほとんどで滅多に買えない」ということを知っていた。
そもそも販売されていたところで、社会人になりたてでお金のない私がボークスのドールをそうそう買うことが出来ないことも知っていた。
リズが欲しい気持ちを抱えたまま2016年夏に里にフルチョに行ったときもちょうどワンオフでリズがいて、運命だなこれは…と思い投票したけど、もちろん運命ではなかったようでリズがうちに来ることはなかった。
そして仕事が大変忙しくなり、あまりドールに構うことが出来なくなりつつあった2017年、GW明けの仕事が忙しすぎて私は見事に胃腸炎になりベッドで苦しみながらツイッターを見ていたとき、ツイッターで「大阪すみかの小さいリズちゃんがお迎え待ちになってる」というのを見かけた。
お迎え待ちってなに?どういうこと?と思いながら調べていると、すみかと里ではワンオフのお迎え方法が異なることを初めて知り、すみかで前月のワンオフのリズちゃんがお迎え待ちになっているということを理解した。引く程言葉通りの事実である。
居ても立っても居られなくなり、すみかに行くか迷った。
私の住んでいるところからすみかまで電車で40分ほど。
別に行けない距離じゃないけど、体調を崩している今わざわざ都会まで出て行って好みの子じゃなかったらどうしよう…とか、行ったら入れ違いでお迎えされてしまったらどうしよう…と考えつつも、もしかしたら間違いかもしれないし電話して確認してみようかなという謎思考に至り、すみかに電話してみた。
「ワンオフのリズちゃん残ってますか?」
という唐突な電話にも関わらず、店員のお兄さんは優しく「リズちゃんまだ待ってますよ!」と教えてくださったので、ダメで元々だし行ってみよう…という気持ちが湧き、家族の目を盗んで(寝てろって絶対言われるから…)小雨の降る中すみかへと向かったのだった。
電車の揺れで私の胃腸は限界を迎えつつあり、緊張も相まって吐きそうになりながらすみか到着。
リニューアル前の大阪すみかはエレベーターからおりてすぐにショーケースがあって、たぶんそこにいるはず!とドキドキしながらショーケースを嘗め回すように見てリズちゃんがすみっこで座っていることを確認してから、普段あんまり気にしてなかったけどこれがワンオフだったのかぁ~と一息ついてから改めてリズちゃんを見た。
ウィッグとかはあんまり好みじゃなかったし、微妙にアイの視線がずれてるのか目が虚ろ気味だったので「うーん…」と思ったものの、ウィッグとか衣装、アイは変えられるし、何よりすみっこのほうで所在なさげに座ってるリズちゃんを連れて帰りたいなあと思った。
メイク自体はとても好きな感じだったからちょうどいいな!と思い、店員さんに声をかけながらも「これで大丈夫なのか…?これでいいのか…?この子は今日連れて帰れるのか…?」と情緒不安定になっていた。
結局、前月からの居残りちゃんだったからその日のうちに連れて帰れました。また一つ賢くなったね。
帰りの電車の中で妙な賢者モードに入ってしまい、「家に連れて帰ってよく見たらやっぱり好みじゃなかったらどうしよ…」と不安になっていたものの、グルーの海にキレ散らかしながらもアイを外してウィッグもドレスも変更してみるとすごく自分の好みのお顔の子だったので安心した思い出がある。
名前はそのままリズです。
ねこちゃんのようなお口が可愛い。