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憧れのままでいいと思うこと

絵は大好きだけど。
絵は描けないんです。
描きたくないに近いかもしれません。

目の前に美しい景色が広がっていて
例えば今まさに太陽が沈もうとするその様を
自分が描く事によって見逃したくないんです。
自分なんかが描くよりももっと素晴らしい光景が目の前に広まっているのに、と思ってしまって。

目の前にキラキラしてるものがあるなら
それを描くのではなくて、ただ見つめていたいと
思うのです。

だけど、そんな時の流れさえも一枚の絵に描き切ってしまう数多くの画家や、生業としている方を本当に尊敬します。
美術館に行ったり、絵画史を学ぶことは大好きです。

もしかしたら、そういうのは、ちょっとずるいのかもしれない。

絵を描く方々が貴重な時間を割いて一枚の絵に収めた壮大な景色を、見せてもらってる。
もちろん描いてる本人たちは描きたいから描いている、というのかも知れない。
そんなところがまた、憧れる。自分の好きに忠実で、貪欲で。
だからこそ、美術館では、一枚一枚必ず立ち止まって見ます。もちろん解説も、全て目を通します。筆使いや、どんなことを思ってそれを描いたのか、またその瞬間をおさめたいと思ったのか、その絵の描かれた背景や、描いた人物の物語が楽しくて、私はそれを知れたら満足だなと、思います。

特にオチはありませんが、

きっと私にとって絵を描くことは、
「一生憧れのまま置いておきたい」
ものなのかも知れない、と、思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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